異端の指揮者・NYからnoteはじめます
皆さん、こんにちは!
在米24年目、ニューヨーク在住の音楽家・文筆家、伊藤玲阿奈(れおな)と申します。専門は、オーケストラや歌手、合唱の指揮や指導ですから、肩書としては「指揮者」になります。
メディアの方は、よく私のことを「異端の指揮者」(BNL)とか「異色の指揮者」(NHK全国ニュース&BS1国際報道2016 ➡この記事のサムネイル画像)と呼びます。ちょっと変わった経歴で、変わり者だからです。とはいえ今現在は、新型コロナウイルスのおかげで去年から実質的な活動ができていないので、異端もヘチマもない「なんちゃって指揮者」ですが(笑)
そのかわり、文筆家としての活動に力をいれています。
20年3月、NYは完全なロックダウンになり、真昼でも人影まばらの状態になりました。レストランも銀行も休み。スーパー以外は開いていません。(私など、深夜3時から早朝にかけて近所の24時間スーパーに買い出しに行って、何とか自炊してしのいでいました。いつか回想を書きますね。)
ブロードウェイやカーネギーホールは21年まで閉鎖、全米一おおきなオペラハウス・メトロポリタン歌劇場でさえ3月の時点で奏者や歌手の首切りをはじめ、正団員でさえ4月以降は給料が未払いという状況。。。(21年1月時点でも同様)
一流かつ大手に所属している音楽家の皆さんでもこの有り様。私にも当然、生活危機が訪れました。オンラインへの切り替えといっても、すぐには定着しません。一時は、日本への永久帰国も考えるほど悩みました。。。
しかし、思いきって大家と交渉をして家賃を大幅に下げてもらい、オンラインレッスンなどをしながら、小さい頃からの夢であった本を書くことに集中したのです。
それは勇気のいる決断ではありましたが、危機だったからこそ、これまでの自分の半生をかけたような本が完成しました。
それが、20年11月、光文社新書より出版された『「宇宙の音楽」を聴く 指揮者の思考法』です。かくして、コロナウイルスのおかげで正式な著者デビューがかなった訳です。やはり変わり者ですね(笑)
じつは今まで、私はブログをやったことがありません。(ただしnoteでは、タトルモリ・エイジェンシーが運営する「翻訳書、ときどき洋書」にて「ニューヨークの書斎から」という連載を担当、私の好きな翻訳書をご紹介しています。正確には、このお仕事がプロとしての”デビュー”でした)
しかしながら、ピアニストが練習して腕を保つように、文章も日頃から書かねば感覚が鈍ってしまいます。また、印税をいただく著作では書けないような、肩ひじ張らない話題を伝えていくのも、有意義ではないかと思うようになりました。
そこで、2021年に入ったのを機に、noteをはじめることにしました。いろいろな話題について不定期で記事を書いていくつもりですので、どうかお楽しみ頂ければ幸いです。お気軽にフォロー、コメントをくださいね。
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