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新年の目標設定:SMARTを使った効果的なゴールの立て方と、やりがちなダメ例


新年あけましておめでとうございます。新年といえば「今年の目標」を立てたくなるものですよね。学生や20代の社会人のみなさんの中には、「どんな目標を立てたら良いんだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、実際に目標を立てる際に役立つフレームワーク「SMART」を紹介しつつ、“良い目標” と “ダメな目標” の例を解説していきます。

1. なぜ目標設定が大切なのか

新年だからこそ、何か新しいことを始めたり、現状を見直して改善したりする良いタイミングです。

  • モチベーションの向上

  • 自分の成長を実感できる

  • 行動の指針が明確になる

こうしたメリットを得るためには、「何をどこまでやるのか」を具体的に決めることが重要になります。

2. SMARTのフレームワークとは

目標設定の手法として有名な「SMART」は、以下の5つの要素の頭文字からなるフレームワークです。

  1. S (Specific):具体的であること

    • 「資格を取る」ではなく、「〇〇の資格を〇月までに取得する」というように、目的を具体的に設定します。

  2. M (Measurable):測定可能であること

    • 「英語を勉強する」よりも、「TOEICのスコアを〇〇点まで上げる」など、進捗状況を数値化できるようにすると良いです。

  3. A (Achievable):達成可能であること

    • 背伸びしすぎた目標は途中でモチベーションが続かなくなる恐れがあります。現実的に頑張れば手が届くレベルを設定しましょう。

  4. R (Relevant):自分にとって重要であること

    • その目標が「自分にとって本当に必要か」を見極めるのも大切。周りに流されて設定した目標は長続きしづらいです。

  5. T (Time-bound):期限が明確であること

    • いつまでに達成するのかを設定しないと、ずるずる先延ばしになりがちです。「具体的な締め切り」を決めて行動しましょう。

この5要素を押さえて目標を立てると、より現実的に行動に落とし込みやすくなります。

私自身、目標を立てるうえで特に重視しているのが「Specific」「Measurable」「Time-bound」の3つです。
具体性がないと行動に移せませんし、測定できなければ達成度がわからない。さらに期限を決めなければ、いつまでも着手を後回しにしてしまいがちだからです。ですから、もし「全部を完璧に押さえるのは大変…」と感じるなら、まずはこの3つを意識するだけでも、目標達成の可能性がぐっと高まると思います。

3. “良い目標” の具体例

例1:資格取得の目標

  • 良い例:「2025年6月までに、TOEICスコアを700点以上にするため、週5日・1日1時間英語の参考書と問題集を解く」

    • Specific:TOEICで700点以上

    • Measurable:スコアという数値で測定可能

    • Achievable:1日1時間・週5日の勉強なら無理なく続けられる

    • Relevant:将来のキャリアアップや海外旅行に活かせる

    • Time-bound:2025年6月までと期限を明確にしている

例2:習慣づくりの目標

  • 良い例:「週に2回は30分以上のジョギングを半年間続け、体力を向上させる」

    • Specific:週2回・30分以上ジョギング

    • Measurable:回数と時間を設定している

    • Achievable:忙しくても週2回なら時間を確保しやすい

    • Relevant:健康やストレス解消にも直結する

    • Time-bound:半年間の継続が期限として明確

4. “ダメな目標” の具体例

一方で、「良い目標」に比べると抽象的だったり、達成難易度が極端に高かったりしてしまう “ダメな目標” も多いですよね。以下にありがちな例を紹介します。

例1:抽象的すぎる

  • ダメな例:「もっと英語を頑張る!」

    • 何を、どれくらい、いつまでに頑張るのかが曖昧。進捗を測る指標がないので、結局やり方も定まらず、途中で挫折しがち。

例2:期限なし・大雑把

  • ダメな例:「今年こそ資格を取る」

    • 「どの資格を、いつまでに、どのように勉強して取るのか」が不明確。結果として行動が伴わず、1年があっという間に過ぎてしまう。

例3:自分と無関係 or 無理ゲー

  • ダメな例:「マラソンの練習をしたことがないけど、来月いきなりフルマラソンでサブ4達成したい」

    • 憧れや勢いだけで目標を設定しても、現実とかけ離れていると挫折の原因になりやすい。

  • ダメな例:「みんながやっているから大学院に進学する」

    • 周囲に流されて決めただけの目標は、そもそものモチベーションを維持しにくい。

5. 目標を達成するためのポイント

  1. 進捗を可視化する

    • 勉強時間や練習量をアプリや手帳で管理すると、達成度が分かりやすくモチベーションを維持しやすいです。

  2. 小さなステップに分解する

    • 大きな目標を「月ごと」「週ごと」「日ごと」に分けることで、行動しやすくなります。

  3. 定期的に振り返る

    • 設定した目標が本当に適切かどうか、数週間・数ヶ月ごとにチェックし、必要に応じて修正していきましょう。

  4. 周囲を巻き込む

    • 友人やSNSで宣言する、仲間と一緒にチャレンジするなど、周りを上手に巻き込むと達成率が上がります。

6. まとめ

新年の目標は、ただなんとなく掲げるのではなく、具体的・測定可能・期限付きといったポイントを意識して立てるのがおすすめです。特に「SMART」を活用すると、目標の質がぐっと高まり、達成までの道筋がより明確になります。

今年はぜひ“良い目標”を立てて、新しいチャレンジに踏み出してみてください。うまくいかないときは目標を修正したり、小さな成功体験を積み上げていくことも重要です。あなたの2025年が充実した一年になるよう、応援しています!


最後までお読みいただきありがとうございました!
目標を立てたら、ぜひ週末や月末に振り返りをしてみましょう。自分がどう成長しているかを可視化できると、続けるためのモチベーションが高まります。皆さんもぜひ、新年の目標をSMARTに立てて、素晴らしい一年をスタートさせてくださいね。

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