僧侶をしていて、最近強く思うことがあり、形にしてみようと思い、気づけば2年ぶりに、この場所でまとめてみることにしました。 お時間のある方は、お付き合い頂ければ幸いです。 葬儀で、お寺のご住職が、棺に納められた御遺体に向かい、引導を渡す姿を見たことがあるかと思います。 この、『引導』ですが、亡くなった方を悟りの世界である彼岸に導き済度(さいど)（苦しみや困難から救うこと）するために、棺の前で導師である僧侶が唱える教語、または教語を授ける行為の事を指します。 この間あった
忙しかったお盆の時期が過ぎて、 あんなに暑くて、ひょっとしたら、このままずっと暑いままなのか？ と思うような夏の暑さも、なんとなく落ち着いてきたこの頃。 お仕事の依頼が入りました。 内容は、お人形の供養と御魂抜き。 これまでも、仏壇や神棚のご供養や魂抜きで、よく声をかけて下さる引っ越し業者の方からのご依頼でした。 業者さんの仕事場に出向いていくと、いつもご供養をさせて頂く一室に、ダンボール箱で4つ、積み重なっていました。 その手前に、ガラスケースに入った、可愛ら
７月８月はお盆の月で、あちらこちら、御供養のお経回りをさせて頂いておりますが、 毎年8月16日から、北海道でのお盆のご先祖様の御供養をさせて頂いております。 昨日20日で無事に、お約束していた方々の御供養が全て終わりました。 先祖供養というと、実家のお祖父さんお祖母さんがやるもの、と思われる方もいるかもしれませんが、 今、自分のこの命があるのも全て、命を繋げて下さったご先祖様達の意思があればこそ。 今はこの世に居なくても、この世に確かに生まれ、生きてきたからこそ、そ
7月に引き続いて、今月も栃木のお寺の、お盆のお経回りにやってきておりました。 今回も、マスクはしたままで、お経が終わればすぐに失礼するようにしています。 いつもはお経の後にお話ししてくるのですが、それは無しで、すぐに次のお宅に移動します。 今回、自分が回らせていただくところに、一軒、話し出すと長くなって、お経が終わってもすぐに帰れないところがあるので、気を付けて回って欲しい、と言われたところがありました。 先月もそんなお宅があったな？、と思いながら話を聞いていたのですが
さて、前回の続きですが…。 タピ大で、今回お話しした内容が 『人を愛する方法、人から愛される方法』 ということで、 最近（に限らず、昔からあって、その時々で受け取られ方が違う）何かと取り沙汰される、 芸能人の不倫話から、 人を愛する事について、 また、人から愛される事について、考えていたことをお話しさせて頂きました。 そもそも、『愛』というものは、仏教においては 災い（執着）の原因とされるもので、 離れるように、お釈迦様は仰っています。 『愛』と言えば、
地元の商業施設『タピオ』の中で、毎日、夜7時から1時間、誰でも講師になって、自分の持っているスキルや知識をお伝え出来る 『タピ大』 という講座が開催されています。 これまでに、このタピ大で、何度かお話をさせて頂きました。 タピ大との最初のご縁は、 立ち上げたばかりの、この小さなお寺に、どうしたら人が来てくれるようになるか？を模索していた時、 Facebookを見ていた時、英語塾の先生が、集客セミナーを行うという記事が目に入ってきたのですが、 それがなんと❗️ その日
日付が変わって今日から8月。 梅雨明けの声も、やっと聞こえてきました。 東京にいたっては、先月ひと月で、雨が降らなかった日は、たったの1日だったそうで、コロナも梅雨も、スカッとうまいこと晴々として欲しいところです。 7月中は、上京してお経廻りがあり、その後すぐ北海道に向かい、月末にやっと仙台に帰ってきました。 しばらく留守にしていると、やはり気になるのが家の中の埃…。 誰もいない状態であっても、やはりさりげなく積もるのが埃…。 以前、家の中の壁や床をを拭き上げて、と
今回、家のお祓いを頼まれて、現地に向かいました。 家のお祓い、と一言で言っても、家を建てる前の更地の状態でお祓いする場合、地鎮祭（じちんさい）をすることもあれば、 新しく家を借りたり、買ったりした場合に、一部屋ずつお祓いをすることもあれば、 様々な事情があって、いわば『事故物件』となった家やアパートなどのお部屋のお祓いもあれば、 家を解体する前に、お祓いをすることもあります。 今回は、今住んでいる家のお祓いを依頼されたので、現地まで車で移動して、お祓いをさせて頂きました。
関東でのお経回りが終わってひと息つく間もなく今度は、zoom を使ったお経の勉強会の第3回目があるので、北海道に移動しました。 飛行機の中もガラガラで、機内から降りる時も、前の10列、真ん中の10列、後部の10列という感じで、3回に分けて密にならないように飛行機から下ろされたりして、各自様々に対策をとっている事がよくわかりました。 昨日は4連休の初日、札幌市内に住む次女が、一緒に暮らしているパートナーが休日出勤の為、時間があるようなので、久しぶりに小樽、余市方面に出かける
4日に移動して、5日から回りはじめた7月のお経回りが、無事に終わりました。 3週間弱留守にしていたので、仙台へ戻るため、東京駅からガラガラの新幹線に乗り込み、仙台で降りると、目に飛び込んでくる見慣れたいつもの地元の景色に、 『戻って来た❗️』という気持ちになります。 それから電車を乗り換えて、自宅にたどり着き、鍵を開けて家の中に入りました。 ホッと一息つく間も無く、すぐに出かける用事があり、支度をして車に乗り込んだ時、上京する前にやらかした失敗を思い出しました。 今
7月のお寺のお経回りも無事、明日で一区切りとなりました。 今年は新型コロナウィルスの影響もあって、回る件数が少なかったり、8月のお経回りに伺っているお寺でも、檀家さんに確認したところ回って欲しいという希望が少なかったので、今年はやらないことにした、という連絡もあり、残念ながら今年はいつもより静かに過ごすことになりそうです。 毎年、お経回りをしていて、気付いたことがありました。 炎天下、原付バイクで一軒一軒回る場合もあって、朝から夕方まで、多い時で40軒ほど、ずっと回るこ
書きたいことがあっても、まとまらなかったり、眠くてボーッとした頭で考えている文章は、 とっても残念だ。 やっつけ仕事じゃ、人の心は動かない。 何事にも真剣に向き合うことは、言うまでもないこと。 ストレスが、自分を磨いてくれるチャンスだと思えるような、器の大きな人になる‼️
栃木でのお経回りが今日、無事に終わりました。 今年は雨や曇りの棚経となりましたが、最終日には雨に降られることなく、回らせて頂くことが出来ました。 お手伝いのお坊さんは私を含めて2人。 近くに宿を取って頂き、朝8時半にはお寺に着くように移動するのですが、 お寺に着いて、その日に回るお宅の住所一覧を頂き、9時頃から回りはじめます。 その中でも今日は、一軒ちょっと難しいというか、訳あり、というか…、 以前そのお宅に伺ったお坊さんが、言い合いのようになって、遺恨を残すよう
栃木でのお経回りが今日から始まりました。 新型コロナウィルス対策として、いつも通り、マスクをしながらお経を上げて、一軒当たりの滞在時間も極力短くする様に、気をつけながら回りました。 毎年回らせて頂いているので、すっかり顔馴染みになって、お経が終わったからといって、すぐ帰るわけにはいかないお宅もあり、その時はお話をするのですが、 今日お話ししたのは、『ありがたい』という話でした。 『ありがたい』という言葉の意味としては、 『有ることが難しい』、つまり、『滅多にない』と
今日の東京は、雲が多いものの、晴れ間が覗いて蒸し暑い1日でした。 お経回りに3人で出かけて、手分けをして回り、お昼過ぎには、本日回る軒数すべて回り切ることが出来ました。 先週の土曜日から上京して、早いもので1週間以上経ちましたが、今日回り切った後、栃木に移動して、今度は栃木のお寺のお経回りのお手伝いをします。 東横線、日比谷線、東武鉄道を乗り継ぎ、しばし電車の旅を楽しみました。 電車の中では、本を読みながら過ごしていて、約2時間ほどで栃木駅に着いたのですが、なんと、栃
人のことが気になって、自分はまだまだだと落ち込んでしまいそうな時、 訳もなく悩んで、自分に自信がなくなってしまいそうな時、 そんな時は、自分の掌を見て、そっと合わせてみる。 そうすると、両手から温かさが伝わって、自分が生きていることに気づく。 生きていれば、繋げられる。
