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『有難い』話。

栃木でのお経回りが今日から始まりました。

新型コロナウィルス対策として、いつも通り、マスクをしながらお経を上げて、一軒当たりの滞在時間も極力短くする様に、気をつけながら回りました。

毎年回らせて頂いているので、すっかり顔馴染みになって、お経が終わったからといって、すぐ帰るわけにはいかないお宅もあり、その時はお話をするのですが、

今日お話ししたのは、『ありがたい』という話でした。

『ありがたい』という言葉の意味としては、

『有ることが難しい』、つまり、『滅多にない』ということなので、

嬉しいことばかりではなく、嫌なことにも当てはまるよね❗️、ということになります。

例えば、人からひどいことを言われることがあったとして、それは滅多にないことであれば、

そこで『有難う』と言っても、おかしくないということになります。

あるお宅で、こんな話をしている時、

『将来、何かあった時、自分の子供には迷惑をかけたくない…』と仰る方がいたので、子供の立場から考えると、親の面倒を見ることは、本当に迷惑になることなのかを尋ねてみたら、

その方がその当時、自宅で義理の両親の面倒を見ていた時、とても大変だったので、そんな思いを自分の子供に経験させたくない、と仰ったので、

『もしかして、ご自分がご両親の面倒を見ていた時、「ありがとう」などの感謝の言葉をもらってなかったんじゃないですか?。』

と尋ねたら、やはりそうだったそうで…。

「昔の親は、『子供にやってもらって当然❗️』と思っているから、やってもらってありがとうって、お礼の言葉をもらってこなかったんじゃないですか?」

と聞いてみたら、その通りだったそうで。

簡単な言葉ででも伝えてくれなければ、『私のしてることって、いったい何なの?』と思うのは当然。

だから、普段からお子さんから何かしてもらえた時は、率先して

『やってくれて、ありがとう‼️。』
と伝えることで、そこからお子さん方が学んでいくきっかけにもなりますね。

というお話をさせて頂きました。

同じように、

『当たり前』なことも、実はなくて、当たり前ではないところの動きに目を向けることも、非常に大切ですね。



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