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マーケティング戦略はプロモーションより、まずはシナリオ(方向性)設計から!


おはようございます。

Webライターのひがちです♪

さて今日は、マーケティング思考をテーマに考えていこうと思います。

少し専門用語が多めですが、なるべくわかりやすく解説させていただきますので、是非とも参考にしていただければと思います♪


マーケティングで失敗しがちなこと。


まずはじめにマーケティングには、マーケティングミックス4Pと言われている、4つの戦略領域が登場します。

・Product…製品

・Place…流通

・Promotion…広告・宣伝・コミュニケーション

・Price…価格


マーケティング戦略を考える際、このように戦略領域を区分して考えていくと、マーケティング戦略をシンプルで体系的に考えやすいというメリットがあります。


マーケティングミックスではこの4Pを組み合わせて、製品やサービスが市場の中でどのように位置づけられるのかを分析した後、その製品またはサービスに対して具体的に行うべきマーケティング戦略を計画立案していきます。(参考:マーケティングミックス(4P)とは)


ただよくある失敗例が、商品のシナリオ(方向性)が整っていない中、この「Promotion…広告・宣伝・コミュニケーション」に目が行きがちなところです。


これでは競合ひしめく市場で目標・目的を達成することは困難です。


例えば広告を出して、基本的にCPAの最適化ばかりを気にして、アカウントの管理画面のみで分析・解析を行ってしまっている場合があります。


CPAとは?

顧客獲得単価を意味する略語。

新規顧客を獲得するのに、1人あたりいくらかかったかを示すもの。

たとえば、あるサイトの登録ユーザーを集める広告キャンペーンで、広告費が100万円かかって、獲得したユーザーが1万人ならば、CPAは100円となる。

(参考:CPA とは 意味/解説/説明 (シーピーエー) 【Cost per Acquisition】)


もちろん、CPAを分析・解析することは大切なことですが、シナリオ(方向性)が明確に決まっていないまま、広告を出していても、「お金」が勿体ないだけです。


これが、マーケティングミックス4Pのプロモーションに偏った典型的な失敗例です。


では、戦略的な方面からマーケティングを考えていきましょう。


マーケティング戦略とは?


マーケティング戦略とは「誰にどうやって価値を届けるか」というプロセスを設計することです。


では、どのようにそのマーケティングの戦略・思考力を身につけていけばいいのか?を考えていきます。


マーケティング思考力の鍛え方


まずよく言われているのがマーケティングトレースです。


いきなり、マーケティング思考で考えながら、誰にどうやって価値を届ければいいのか?を考えても、「何が最善の価値の届け方なのかわからない」と思います。


この時にやっておきたいのが、
このマーケティングトレースです。


■マーケティングトレースのプロセス

成功企業・商品のマケーティング戦略をトレース=真似る

【結果】
・自分の中で戦略の引き出しが増える。
・日常の中でマーケティング思考を鍛えることができる。


一番成功している企業が、どういう価値の届け方をして成功しているのか?

ということをトレースしていくことで、
自分の中で「成功している理由」を言語化・構造化していきます。


これを繰り返していくことで、自然とマーケティング思考力を身につけていくことができます。


成功要因をフレームワークを使って分析する


■成功要因を分析するプロセス

1.発見
→どこをトレースするか決める。基準は社会性・成長性・自分が好きな企業

2.分析

なぜ成功しているか、なぜ愛されているのか?を分析する。

3.仮説
→実際に自分がこの企業のマーケティング担当者だったらどのような打ち手を出すか考えてみる。
【結果】そうすることによって、成功している理由の言語化・構造化➕自分だったらどうするか?といった"仮説力"を鍛えることができる


マーケティングトレースを行うことで、
市場の理解や、その根底にある「戦略を練っていくこと」の重要性に気がつくはずです。


ただ、市場を理解するためにリサーチや戦略立案にリソースや予算を投下したいところですが、
実際は広告やSEO、コンテンツに予算をかけがちで、本来大切な戦略立案(シナリオ:方向性)が疎かになりがちです。


ただそれだと、
・誰に対して価値提供するのか?
・どういう競合相手に差別化すればいいのか?

がわからない状態で、予算やリソースを投下しなければいけないので結構危険です・・・。


なので、まずはリサーチや戦略立案を考えていきましょう!というのが今回伝えたいことです。


プロモーション(広告)の前にリサーチに投資


今回のはなしをまとめると、

■マーケティングで失敗しがちな例

戦略立案(誰にどうやって価値提供するか)を考える前に、広告やSEOに予算を投下してしまい、結果が出ない・・・

なのでまずは、その前段階でシナリオ(方向性)を決めて、リサーチ・戦略立案が定まってからプロモーション(広告)をしていきましょう。

そして、そのマーケティング戦略を立てる上で、マーケティングトレースがおすすめ。

▼マーケティングトレースのプロセス
・テーマ企業を選ぶ
・フレームワークで成功の理由を言語化・構造化
・自分がその企業のマーケティング担当者だったら?と想定して打ち手を考えてみる。


この文化を組織やチームに根付かせることで、またひとつチームのレベルは上がると思いますのでお勧めです( ・∇・)

ということで今日は、マーケティング思考をテーマに考えてみました。


マーケティングの思考は身につけておいて損はないスキルなので是非とも参考にして頂けたら幸いです。


それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください♪

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