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無意識の偏見・思い込み(アンコンシャス・バイアス)について調べてみた!

みなさん、こんばんは!ひがちです♪

さて今回は心理学をテーマに「アンコンシャス・バイアス」について執筆したのでご紹介させて頂きます😌✨


アンコンシャス・バイアスとは?


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突然ですが、皆さんの周りには「思い込み」が激しい人っていませんか?

例えば、

・女性は30歳までに結婚するべきだ。
・男なら結婚してマイホームを買うのが当然だ。

という風に偏った思い込みは誰にでもあると思います…💦


しかし、自分が思い込んでいる「常識」が全て正しいとは限りませんよね🙃


アンコンシャス・バイアスとは、無意識な思い込み(バイアス)、無意識の偏見を指す言葉として扱われます。


例えば「それは常識だよ」「普通〇〇だから」というように、「自分の常識=社会の常識」という風に当てはめてしまう大変危険な思い込みの一種です。


ただ、人は社会で生きていく上で常識(ルール)に縛られています。ですので、「なんでそういうルールになったの?」と聞くと誰もその理由を答えられません。


そして、「普通〇〇だから」という根拠のない常識を他人に押し付けてしまいます。


つまり人は、自分の目で見て、自分の常識(ルール)を探していかないと新しい道を見つけることはできません。


そのため、まずは自分が「アンコンシャス・バイアス」に陥っていないかを常に意識することが大切です。


身近なアンコンシャス・バイアスの事例


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ここでは分かりやすく、一般的な職場でどのようなアンコンシャス・バイアスがあるのか、いくつか事例をご紹介させて頂きます。

・残業をしない社員はやる気がない。
・残業や休日出勤をしている社員はやる気がある。
・新しい発想と柔軟な姿勢が必要なプロジェクトには若手を中心にチームをつくる。
・学歴、世代、性別、血液型などでレッテルを貼りがち。
・女性は気配りができるのでサポート業務が向いていると考えている。
・「営業=男性」「事務職=女性」
・年配の社員はITに関する知識や技術に疎いと考えている。

これらは、職場にあふれているアンコンシャス・バイアスのほんの一部ですが、職場には様々なライフスタイルで働く人材が数多く在籍しています。


そのため、こうした「無意識の偏見」が誰かを傷つける要因になります。


誰の心にもありがちな心理だからこそ、「思い込みや決めつけがないか?」と常に自省する姿勢が大切です。


アンコンシャス・バイアスを改善する方法


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企業にとって様々な弊害をもたらす「アンコンシャス・バイアス」は無くしていかなければいけません。


近年は、組織的な対策を進める企業も増えてきており、アンコンシャス・バイアスの改善は、採用率の改善、離職率の低下、多様な人材の確保、社員のパフォーマンス向上、生産性向上、ハラスメントの防止、企業イメージの向上など多くのメリットをもたらします。


ここでは具体的な改善策を3つご紹介させて頂きます。


改善策①|一つの特徴で「良い人材・悪い人材」と決めつけない


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皆さんは「ハロー効果」と呼ばれる心理的傾向をご存知でしょうか。

例えば、新しく入ってきた中途社員が元大手企業出身で英語もペラペラ、国家資格も複数保有していたとしたら「この人は仕事ができそうだな」と思い込んでしまいます。


このように、外形的な一部の特徴だけで全体の要素を決めつけてしまう心理効果を「ハロー効果」と呼びます。


これは、ごく僅かな特徴に注目することで、全体を想定しようとする人間の本能に基づくものなのですが、これが変な方向に働くと「アンコンシャス・バイアス」に陥る危険性があります。


例えば、

・この人はココがダメだから全部ダメだ
・過去に嫌なことがあったので、この人とはもう仕事をしたくない

など心当たりはないでしょうか?

そもそも、一部の特徴だけで「良い人材・悪い人材」を決めつけてしまうのはよくありません。


「ビジネスは初対面が肝心だ」とはよく言われますが、一部の特徴だけで「良い人材・悪い人材」を決めつけることのないよう、自己の判断が偏っていないかチェックする体制を構築することで改善に繋がります。


改善策②|属人的な配置にしない


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古い体質の企業ですと、業務が属人的で「ベテラン社員の言う事は絶対だ」「ベテラン社員には気を遣って意見を言えない」など、ベテラン社員と合わない社員は退職し、若手が育たない離職率の高い職場環境になってしまいます。


このように属人的な働きをしているベテラン社員が「自分にしかこの仕事はできない」というアンコンシャス・バイアスに陥ってしまい、職場の雰囲気を壊す原因となってしまう場合があります。


こうならないためにも、属人的な業務スタイルを改めたり、ジョブローテを行いながら、社員が均等に育つ仕組みづくりが必要であるといえます。


改善策③|第三者の視点を取り入れる


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アンコンシャス・バイアスに陥ってしまうと、それが当たり前になってしまい、そもそもアンコンシャス・バイアスに陥っていることに気が付かない場合もあります。


そこで、従業員一人ひとりが客観的に自分を見つめる機会をつくるために、専門的知見を踏まえた研修の導入が有効です。


研修には専門家による講義、事例をもとにした動画研修、外部ツールを活用したオンライン研修などがあります。


まずは個々人が持っている「無意識の偏見」と向き合うことから始まり、職場での対処方法やコミュニケーションの取り方を、さまざまなケーススタディから学んでいくことができるのでオススメです。


まとめ


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今回は「アンコンシャス・バイアス」をテーマにその概要や改善のポイントをまとめさせて頂きました。


社員一人一人の偏った思い込みが原因で企業の方向性やブランドイメージが失墜してしまう場合もあります。


そうならないためにも、組織的な対策を進めると同時に多様性を認める社内風土にしていく必要があります。


多様性ある職場への第一歩として、まずは職場にあふれている「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み・偏見)」を見つけていくところから始めてみてはいかがでしょうか。


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