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FF14 黄金のレガシーを遊んだ感想

ネタバレですがまあ、今やっていない人はもう永遠にやらないと思うのであんま影響無いんですが、やらずに見ても無意味な文章です。 ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーとは2013年から続く新生FF14の5本目となる拡張パッケージ。初期から続いていたストーリーは前拡張で一旦の結末を迎え、新たな物語の始まりとなるのが本作。とはいえ自分が始めたのは最近なので誰もがその歴史を感じるわけではない・・・と思いきや自分ももう4年やってたりする。 ウクラマト 本作のメインキャラであ

    • ペルソナ3を遊んでライブに行ってきた感想

      ペルソナ3を遊び、ペルソナのライブに行ってきました。 ペルソナ3リロード ペルソナシリーズの音楽ライブに誘われたのでやってみた。4と5はプレイ済みだが3は全くの未プレイ。エンディングだけ昔ニコニコ動画で見た。 遊び始めの印象としてはオリジナル版が2006年発売ということもあり、リメイクされてもなお「古いな~」というものだった。ペルソナ4と5が本編中のエピソードを小分けにして幾重にも話の緩急を付けていたのに対し、3は基本的に一つの物語を地道になぞっていくだけ。それに合わせ

      • 本当に面白い「ユニコーンオーバーロード」と難易度

        要約 「ユニコーンオーバーロード」は傑作。 インターネットは悪。難易度NORMALは罠。 戦術 本作の戦闘シーンは本格的なウォーシミュレーションゲームには程遠く、一般的なSRPGと比べてもかなり大胆な内容。接敵してからけっこう遠くの味方と位置を入れ替えられるとか割と気軽にMAP兵器を放てるとか、スタミナで戦闘回数が制限されているかと思えばアイテムでどうにでもなったりとか、かなりずうずうしいシステムが多い。 しかし敵の配置や時間制限はなかなかシビアであり、それらのシステム

        • グランブルーファンタジー リリンクを遊んだ感想

          GBVSとGBVSRはプレイ済み。ソシャゲをやる人間ではないので本家グラブルは未プレイ。 メインストーリー 8時間でクリアできるとか言われているがそれは盛りすぎ。平均して15時間くらいだと思う。ただ、「短い」という評判があるがゆえに良い意味で面を喰らう展開があるので短いという認識でいいと思う。いずれにせよエンディング後にモンハンが始まるのでボリュームは差し支えない。 ストーリーの仲間はGBVSにも実装されないようなキャラで構成される。グラブル本編をやったことがないので憶

        FF14 黄金のレガシーを遊んだ感想

          バルダーズ・ゲート3を遊んだ感想

          難易度冒険家(ノーマル)でクリア。一周93時間。 良かったところこの世に生まれてきてくれたこと(日本語版が) まず本作をローカライズしてくれたスパイク・チュンソフトには感謝しかない。確かに妙な訳や堅い文章も多かったが、これだけ大規模の、そして日本ではニッチな作品を完全日本語化してくれたのは本当に素晴らしいことです。 スパイク・チュンソフトからのローカライズが発表されたときは悲観する声もあったけど、これがよくわからない。「スパチュンだとsteam版は絶望的」などと言われて

          バルダーズ・ゲート3を遊んだ感想

          GBVSRと格ゲー初心者

          GBVSR 上記「グランブルーファンタジー ヴァーサス(GBVS)はストレスを与える仕様ばかりでけしからん」という記事を昔個人ブログに書いてました。 そして2年後の今その続編であるグランブルーファンタジーヴァーサスライジング(GBVSR)が出たのだけど、ストレスの理由のひとつに挙げた「勝利演出スキップしない奴イラつく問題」は解決していた。なにしろ勝利演出は自動でスキップされるのである。 今思えばあの主張はイチャモンもいいとこだと思うのだけれど、プロゲーマーの配信でも勝利演

          GBVSRと格ゲー初心者

          DAVIGO: VR vs. PCを遊んだ感想

          quest版を買うとsteamのカスタマーレビューを書けないのでここに書く。 VRとPC(キーボード&マウス)で対戦できる、ゲームの中も外も非対称な対戦ゲーム。VR側はちょこまかと動く敵プレイヤーを直接叩いたり、PC側は生々しい動きをする敵を翻弄できたりと、このジャンルでやりたいことをきちんと抑えている。 ・PC版は無料なので良い この手のゲームは「非対称VR」というジャンル名でそこそこ数が出ているが、それらの多くは専用のスマホアプリを使用したりとかローカル対戦をリモー

          DAVIGO: VR vs. PCを遊んだ感想

          Cities: Skylines IIを遊んだ感想

          Ryzen9 5900X RTX3800にて。ほぼ推奨環境。 パフォーマンス 開発元自らが最適過不足を公言するだけあってなかなかに重い。画面解像度をフルHD(1920×1080)に落として各種重くなるオプションを切ってようやく体感30FPS超えてるかなあといったところ。とはいえ基本は引いたカメラでの操作となるため慣れの問題ではある。 致命的なのはグラフィックより処理速度で、前作は(前作を今のPCの性能で遊べば)区画を引けば爆速で建物が生い茂り光の速さで渋滞を巻き起こして

          Cities: Skylines IIを遊んだ感想

          Starfieldを遊んだ感想

          早期アクセスを25時間くらい遊んだ感想。 本道の横道 まず第一に、本作はサブクエストを消化することが目的のゲームだと感じた。探検や生産といった行為はサブクエストを補助するためにあり、新たなサブクエストを見つけるための手段と言ってもいい。 自由に星々を旅して敵を狩ったり拠点を築いて資源を生産したりもできるが、これらで達成感を得るのは難しい。 というのも本作はNPCが勝手に勢力争いをしたり経済を動かしたりと自律的に行動する要素が無いので、クエスト外で何をしようが世界に影響を

          Starfieldを遊んだ感想

          FF16を遊んだ感想

          まとめ 面白いけどPS5買って50時間超遊べとまでは言えない。 ストーリー 終盤の展開がやや批判されがちだけれど、明らかにGame of Thronesだった序盤中盤と比べ、日本の漫画や特撮の脂を隠し切れない終盤のセリフ回しや演出にはかけがえのないものを感じた。 JRPGの西洋信仰を煮詰めたようなデザインにハイクオリティなグラフィック、そしてバカバカしさと紙一重の過剰で緩急のある演出は、世界のゲームビジネスがいかに巨大化しようともスクウェア・エニックスのファイナルファン

          FF16を遊んだ感想

          オクトパストラベラー2を遊んだ感想

          まとめ 直球に面白かった。難点は普通に遊んでもクリアまで50時間以上かかることくらい。 邪道 本作では開始直後から強引に終盤のダンジョンに行ってみたり村人から強力なアイテムを巻き上げたりといった行為が許されている。そんなもんskyrimとか最近のRPGならよくあるだろと思うかもしれないが、それらの多くはゲームバランスの崩壊を防ぐため出現するアイテムの強さが制限されていたり自キャラのレベルに合わせて敵の強さも調整されたりする。 本作ではそういった調整は無く、攻撃力+300

          オクトパストラベラー2を遊んだ感想

          「ワイのLOVEゲーム」は危険だから利用してはいけないのか

          好きなゲームを5つ選び画像付きでツイートできるサービス「#ワイのLOVEゲーム」が、どうも怪しいらしい。 確かにどんなコンテンツでも疑ってかかるべきだ。この「ワイのLOVEゲーム」が実はウルトラ極悪人の副業である可能性もあるし、まだ世に知られていないWEBの脆弱性を突いてクレカ情報を抜き取っている可能性も0ではない。 が、現在判断できる情報だけを見れば、このサービスにまったく問題はない。あるいは問題はあるものの、誰もが普段から無視しているレベルでしかない、と思う。 1.

          「ワイのLOVEゲーム」は危険だから利用してはいけないのか

          Victoria3を遊んだ感想

          まとめ この手のストラテジーゲームに興味があるなら買って損なし。 良いところ 「広大な領土を持つ大帝国」と「大帝国と渡り合う先進国家」であれば後者を作りたいという人も多いと思う。HoIやEU4で非西洋国が大国と渡り合うには後世の歴史家もドン引きするような巨大国家を作るしかないが、Victoria3はきちんと現実的なサイズで既存の超大国と肩を並べる経済力を持つ国を作り上げることができる。 やたら綿密な経済システム等は複雑そうだし実際複雑だけれど、プレイヤーに委ねる段階で

          Victoria3を遊んだ感想

          車の運転とFF14は似ている

          車の運転ある人がTwitterで交通事故に遭ったと嘆く→上記ニュースで特定→お前の運転が原因なのに何かわいそぶってんねんと炎上、という出来事を見かけた(見かけてしまった)。 ドライブレコーダーの普及か東名高速のあおり運転事故の影響か、ここ数年でやたらとこういう「迷惑運転に対するネットリンチ」を見かけるようになった。もちろん人命に関わることなので危険な運転は厳しめに対処されるべきだし、馬鹿は車に乗るなという極端な意見もある程度共感できる。しかし同時に、こういう運転をしてしまう

          車の運転とFF14は似ている

          無職をやってみてわかったこと

          今年の2月ごろに仕事を辞め、9月から新しい職場で働くことになりました。いわゆる「転職先を見つける前に辞める」というやつで都合7ヵ月間無職やってたのですが、わかったことが色々ありました。 1.他人の休日が気に食わなくなる 無職である最大のメリットは世間が働いているのに自分は休んでいることです。平日に朝からガラガラのジムに行って昼から酒飲んで無職を謳歌するのは最高なのですが、これが土日祝になると周りも休んでるのでなんか楽しくない、というか自分だけ給料もらえてないので損です。

          無職をやってみてわかったこと

          「映画を早送りで観る人たち」はそんな真面目に捉えなくていいと思う

          「映画を早送りで観る人たち」とは題名の通り映画を早送りで観る人たちの実態を紹介しつつ、併せて今の若い世代の生き方、それに合わせたコンテンツの作り方の変化などを論じている本。倍速視聴というバズワードにかこつけてSNSでも話題で、amazonでもベストセラーとして売られている一冊である。 自分は以前この本を読んだ印象としては「近いうちインターネットにボロクソ叩かれるだろうな」というものだった。 しかしその印象は誤っており、現在に至ってもそこまで叩かれる流れにはなっていない。とい

          「映画を早送りで観る人たち」はそんな真面目に捉えなくていいと思う