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無職をやってみてわかったこと

今年の2月ごろに仕事を辞め、9月から新しい職場で働くことになりました。いわゆる「転職先を見つける前に辞める」というやつで都合7ヵ月間無職やってたのですが、わかったことが色々ありました。


1.他人の休日が気に食わなくなる

無職である最大のメリットは世間が働いているのに自分は休んでいることです。平日に朝からガラガラのジムに行って昼から酒飲んで無職を謳歌するのは最高なのですが、これが土日祝になると周りも休んでるのでなんか楽しくない、というか自分だけ給料もらえてないので損です。

8月の無職はマジで楽しくない。お盆休みがあるし、夏休みの学生や子供がそこら中で自由を楽しんでいる。世間が賑やかなほど無職である相対的なメリットは激減するため、8月と12月、1月は働きましょう。

あとついでに言うと、めちゃくちゃ酒を飲むようになった。明日仕事だから・・・というストッパーが存在しないので。


2.貯金がいくらあろうと減るのは怖い

辞める前はお金のことについてはまったく気にしてませんでした。貯金もあるし制限はあれど失業手当も貰えるし。

しかし実際無職生活を続けてみると、『貯金額』が減ることに恐怖を感じる。長い年月をかけて築き上げた貯金がドカンと減るため、これをまた同じ貯金額に戻す年月を考えるとゾッとする。HPではなくレベルを下げてくる攻撃を受けてる感じ。

ちなみに具体的な話をすると、7ヵ月の無職期間で住民税や国保など含め計200万円ほど浪費しました。失業手当があるとはいえ月×20万は覚悟しておいた方がいい。


3.何もできない

こんだけ自由な時間があったら何かできるだろうって思ってましたが、思い続けただけで何もできませんでした。一応最初の方は焦燥を感じて英語の勉強とかしてたのですが、TOEIC受けたらなんか満足して終わりました。

これは自分が怠惰な人間だからであることは疑う余地も無いのですが、なんとなく思うことは「仕事辞めて努力できる人は仕事辞める前から努力できている」んじゃないかと思います。努力とは興味から来るもので、時間だけ与えられても無駄な気がする。

毎日8時間寝て6時間くらい遊んでもまだ10時間余っている訳で・・・その10時間ずっと努力できるほど何かに夢中になれる人だけが勝つんだと思います。それができないなら興味がないってことで、普通に働いた方がいい。


4.採用にはさほど影響は無い気がする

もちろん面接で「なんで転職先を見つける前に辞めたんですか?」とは聞かれるけれど、適当に理由を言えばそれ以上踏み込まれることはなかった。多分向こうもなんかやらかして辞めた可能性を危惧して聞いてるだけで正直どうでもいいのだと思う。

驚いたことに全ての面接がリモートだった(職種柄もあるだろうけど)。なので自宅勤務なのであれば作業の合間に面接もできるため、辞めてから転職活動をする時間的・空間的なメリットはあまりないのかもしれない。精神的なメリットはそもそも無い。



結局、転職先を見つける前に辞めるべきなのか

転職活動はすべてを無に帰しがち。前々職は働きながら転職活動したけど、それに対して今回の一日中なにもせず面接だけある日々とでは、精神的な負荷は同じくらいに感じました。

心身をリフレッシュしたいとか人間関係をリセットしたいとか、そういった「辞めることでなにかが解決するだろう」みたいなふんわりした理由であれば辞めなくてもいいと思います。仕事の不安が無くなれば別の不安がやってくるだけだし、仕事の疲れは最終的には働きながら癒す方法を探すしかない。

間違いなく良かったことと言えば・・・「ずっと働かずに遊んでたけど特に良いこと無かったよw」みたいなマウントを取れることくらい。遊びは9割Twitter。



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