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自宅で雨漏り。必要な初期対応とは?

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住宅事業者が設けている「瑕疵保証(欠陥などがあった場合の、修繕費用などの保証)」が適用された住まいのトラブルで、特に多く報告されているものが「雨漏り」です。瑕疵保証適用事故における雨漏りの比率は非常に高く、その数は全体の8割程度にもなっています。

雨漏りは、古民家などの築年数が経過した家に限って発生するトラブルというイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかし、実際の例を見ていくと意外にそうでもないことが分かります。「新築の住宅でも雨漏りが起こる」というと、にわかには信じにくいかもしれません。しかし、原因によっては新築や築浅の建物にも雨漏りが起こってしまうことがあります。

この記事では、住宅の雨漏りに気づいたときの初期対処から、推測される雨漏りの原因、修理での解決方法と手順までをご紹介します。

自宅で突然の雨漏り。まずはどんな初期対応が必要?

雨の日や降雨後などに、自宅の内部に雨水が侵入する雨漏り。突然起こる想定外の出来事なだけに、見つけても慌ててしまってどう対処すべきか判断が難しい場合もあるでしょう。

ここでは、ご自宅で雨漏りを見つけたときにまず行っておくべき初期対応についてご紹介します。雨漏りを見つけたら即行動すべきことと、その後にチェックしておくべき箇所についてあらかじめ押さえておき、いざというときに役立てましょう。

まずは床や家財の濡れを防ぎ、5つのポイントを確認
自宅で過ごしているとき、家の雨漏りに気づいたら最初にすべきことがあります。まず、雨漏り箇所から水が下に垂れているようなら、バケツやたらい、雑巾などを置いて床や家財の濡れを防ぎ、二次被害を防止します。

次に、雨漏り箇所を目視でよく確認しながら以下の5点を確かめましょう。

・雨漏りの発生部位(例:2階寝室など)
・具体的な症状(シミ程度のものか、それ以上で水滴が垂れているかなど)
・家の築年数
・雨漏りが起こった時点での雨の強さや雨量・降雨時間など
・災害やシロアリなどの来歴の有無

これらを確認し、メモなどにまとめておきましょう。他にも気づいた点や目立つことがあれば、メモを取っておくとあとで役立ちます。

雨漏りしている箇所を写真に撮っておく
状況の確認がひととおりできたら、本格的な修理に備えて雨漏り箇所を写真撮影しておきます。写真があれば修理時の原因解明の大きな手掛かりとなりますから、忘れずに撮影しましょう。

後日修理を業者に依頼した際、初めに雨漏り箇所の特定のため現地調査をしてもらう機会が必ずあります。そのとき雨漏りが治まっている状態だと、実際に雨水が漏れていたときより原因の調査にも多くの手間がかかるでしょう。そのような状況に備え、雨漏りしている様子を写真に撮っておくと、原因の特定や必要な対処もすばやく行えます。業者の手間が減るということは、かかる費用も抑えられるかもしれません。

また、災害や火災・事故が原因であると特定された雨漏りの場合は、修理に火災保険が適用されます。火災保険を利用して修理を行う場合は、現場の写真があったほうが申請から適用までをスムーズに進めることが可能です。

可能であればやっておきたい対処
無理をする必要はないものの、安全に行えるようであればやっておきたい初期対処もあります。

・雨水の侵入・滲出箇所を防水テープでふさぐ
・侵入・滲出箇所が分からない場合、屋根の雨漏り箇所周辺をブルーシートで覆う など

ただしこれらの対処に、高い所に上ったり屋根に乗ったりする必要がある場合は危険がともないます。不慣れな方はできるだけ無理をせず、プロの業者へ対処を依頼することが無難でしょう。

初期対応で何とかなれば、そのままにしてもよい?
ご家庭でできる初期対応で、いったん雨漏りが落ち着くこともありえます。「自力で何とかなったのなら、このまま放っておいても大丈夫なのでは?」と考える方もいるかもしれません。

しかし、雨漏りを放置することはさらなる二次被害を招いてしまいます。結果的に家の寿命を短くすることにもつながるため、直さずそのままにしておくことは絶対に避けたほうがよいでしょう。

雨漏りを修理せず放置してしまうことで考えられるリスクには、以下のようなものがあります。

・湿気によるカビの発生
・カビが原因で住人がアレルギー症状やシックハウス症候群を発症
・建材の腐食と湿気によるシロアリなど

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