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子育て×防災×生き方

「防災マスターに、俺は、なる!」


・・・と思ったかどうかはさておき、
私は防災士をとり、より保育・子育てに活かそうと動き始めました。

防災士を取るからといって、地震や水害に備えようということだけじゃないんですよ。結局何か不測の事態が起こった時に焦らず行動できる自分でいたいし、そんな人が増えると良いなと思い行動&発信しようとしています。




<災害は突然来る、しかし災害以外のとんでも案件も突然来る>


 災害には「自然災害(天災)」と「人的災害(人災)」があります。
参考までに一覧を載せておきます。

自然災害・天災
・地震→建物の倒壊、家具の転倒による圧死やケガ、ライフラインの寸断などの被害。余震もある。
・津波→沿岸部で広範囲な被害。波にのみ込まれたことによる溺死や町にヘドロが打ち上げられるなどの被害。
・洪水→台風や集中豪雨による河川の氾濫、浸水などの被害。日本では夏場を中心に数多く発生する。
・土砂崩れ→局地的だが建物や橋の倒壊などの被害。地震や豪雨が引き金で二次災害として発災することもある。
・大雪→山では雪崩、集落では孤立状態になることもある。雪下ろし、雪かき中の事故も多い。
・火山の噴火→土石流による直接被害だけでなく、有毒ガスが噴出した場合には長期間、遠方へ避難する必要がある。
・その他→竜巻、山火事、雹(ひょう)、熱波、干ばつ、伝染病人的災害

人災
・工場火災・爆発→ヘリコプターを使った大規模な消火活動であれば、地域住民は周辺からの避難が必要になる。
・ビルの倒壊→老朽化や手抜き工事などが原因。途上国では今でも発生回数が多い。
・電車の脱線事故→発生率は低いが、一度起これば死傷者が発生したり、交通インフラに大きな影響を及ぼしたりする。
・有害物質の流出→重油タンカーの座礁事故など。海洋汚染などの環境・人体への影響がでる。
・原発事故→放射線による人体への影響のほか、長期の避難生活や地域の分断とといった社会的影響も大きい。
・戦争→兵士だけでなく民間人の被害が出ることもある。難民・避難民への人道支援が必要になる。
・その他→放火、大停電、将棋倒し、テロ、暴動など

災害があれば不運だと思います。

東日本大震災のように大きい地震で人生が丸ごと狂わされた人も多いと思います。
しかし普段の日常でも、突然の事故や事件に巻き込まれたり、自分が思いもよらない出来事にあったりします。
それより小規模なことで言えば、今日突然新しい仕事を振られて帰れない、とか、好きな人に振られた、とか、試験に落ちた、とか、友達に嫌なことを言われた、とか様々あります。

みなさん、その時の備えってしていますか?

自分の体と心を守るための備え。

私は例えば昔、全力で恋をしている時期がありまして。もう生活の全てが彼。彼の一挙一動によって気分が上下するようなそんな恋。荷物も持たずに駆け出した旅のように片道切符的な恋で、振られた時には全細胞が死ぬんじゃないかと言う位落胆した経験があります。
心の備えなんてないですよね、学生のまだ幼い恋愛なので。酸いも甘いも経験した今なら振られた位でそんなに落ち込まないですけど、当時は12時間涙が流れ続けたという記録があります(←何の記録だ)。

この時に、時折ブレーキをかけておけばよかったなとか、他に熱中できるアイドルとか趣味とかあったらそれに癒されてただろうなとか、色々備えておけばよかったなぁ、、、と思いましたが、備えナシ!だったので、一時期廃人になりました。
幸いにも友人らがたくさん励ましてくれたり環境も変わったりがあったので何とか生き延びれましたが、それもなかったらこの世にはいない結果もあったかもしれません。

まぁ、学生の頃からそんな保険かけて恋愛してるようじゃ面白くもない・・・そう言う人もいるかもしれませんが(笑


ただ、仕事で頑張って用意してきた企画が潰れたり、大病をしたり、両親や友人の他界があったり、大人になってからも体や心が潰れるような事はあります。

せめてお金の準備はしておこうとか、助けてもらえそうな人に声をかけておこうとか、失敗した後とかその人が亡くなった後の想像を一度してみようとか、備えをしておくだけで、ダメージはもちろん減ります。これが起こったらこう対処する、というイメージをしておけば、もしくは物で備えておけば、もやもやしていた心配事は減り、どんとこいと言う気分で待ち受けていられます。

いや、来てほしくはないんですが。


<防災を考えていくと、普段からの自分を守る壁を作ることに繋がる>

最初に防災の備えだけを考えていたんですよ。
水を何リットル用意して、簡易トイレを用意して、とか。

我が家のところは地震の備えが主な地域なので、地震が起きたらここに逃げる、とか。

ある日、マンション内でも災害の備えの研修があったのですが「もし首都直下地震が起きた時、マンション外の人がここのマンションに逃げさせてと言われたらどうしますか?」とかいう質問があって。
具体的にありそうな事例を想像させるんですよ、私たちに。
いや〜、考えたくないけども考えましたね。
結局、マンション全体の答えは「NO」でした。
そもそもセキュリティがあるマンションに入っている人たちなので、有事であってもセキュリティを解く事はしない、と。それが私たちの自分を守る術だ、という答え。本当に困っている人もいれば、泥棒もいる。その判別ができない以上は無理だ、と。
うん、東京らしい意見だなと思いました。田舎では99.9%その答えはできない。それが良い悪いはないんですよ。多分ですが、本当に大災害が起きた場合、このマンションが無事ならば入れざるを得ない。しかし、本当の大災害でなければ他の手もあるはずだから安易にこの城を開けるわけにはいかない、そういう事です。女・子ども・お年寄りもたくさんいるので、守ろうと思って出してくれた意見だと思っています。
研修担当の方は「大災害が起こってからでは、みんな気が動転していてちゃんとした話し合いは出来ない」と仰っていました。
いや、ほんと、そうだ。

この話し合いは、「私は有事にどんな判断をするのだろう」と改めて考えるきっかけになりました。
子どもと夫が両方負傷した、どちらから助けるのか、とか。
本当に食べるものがなくなった場合、都会なので山から採ってくるわけにもいかない、どうするか?とか。
自分も夫も負傷した、この幼児の子どもにどう行動させるか、とか。
四方八方火の手、子連れでどう逃げるか、とか。

そう考えていたら、自分の人生観ってこうだったんだなとか、これが大事で案外これは不要だったんだなとか、心の整理が出来ている気がします。


昔、アフリカのとある国に住んでいた時、革命に出会いました。
街は燃えて、銃でドンパチやって、公共交通機関は閉鎖されて空港も閉鎖。
あちゃ〜、これ運悪ければ私この場で死ぬな、、、と思ったんですけど、いやいや冷静に生き抜くための手段を考えようと考えてみたことがあって。

大きい組織にいたんですが、指揮系統が壊滅してその組織が「はい、解散〜」とせざるを得なかった場合、自分はどこから逃げるのか、誰と行動をともにするのか、よくよく考えました。
その時に超集中して出した結論が、割と自分をよく考えるきっかけになったというか。私にはこの能力があって、この能力が足りない。こういう人は必要だけど、こういう人とは逃げられない。みんなで協力して一緒に逃げるなんて映画の中だけの世界で実際は無理だと分かった、とか。

案外錯乱するんですよ、普段しっかりしてそうに見える人でも。

錯乱すると何するか分からないんですよ。

余程鍛えてない限り仲間割れして殺されかねない時もあります。

有事に誰が錯乱しそうで、誰が冷静に考え行動できそうか、それ以来考えるようになっちゃいましたね。。。

有事に錯乱しないためには、というタイトルの記事も書きたい位です。

自分は錯乱はしなかったのですが、じゃぁなぜ錯乱しなかったかというと、

・そもそも割と有事に出会ってきたので経験から
・健康な身体と体力があったのでそこの心配はなかった
・死んだら死んだでしょうがないと腹を括った経験が何度かあった

過去の経験と健康な身体により冷静でいられました。

普段の有事に困ることって、大災害の時でも同じように困る。

これらの経験から、今まで災害用物資にこだわっていた私は、もっと具体的に「身体の備え、心の備え」をした上で「本当に必要な物資を揃えよう」という事を考えるようになりました。

以上、荒い文章でしたが、そういうことをこのnoteで皆さんと一緒に考えていけたらなと思っています。
育児世帯中心の記事も書いていきたいです。

よろしくお願いします!


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