見出し画像

「お金」を目的とする働き方からは自主性は生まれない。

最近、人事コンサルタントの仕事をさせて頂くようになり、改めて他の経営者のやり方を学べる機会が増えて嬉しく思います。

その反面、ここをもう少しやったら成果がでるのにと思うことがよくあります。

●働いている意味を知る

「人」についてのサポートするお仕事になるので、毎回お客様の会社をサポートする場合は従業員一人一人と面談をさせて頂きます。

お仕事頂けるということは、「人」に関する悩みで引き受けるので何かしら問題があるということです。

サポートする中で必ず質問する言葉があります。

「何の為に働いていますか」

いかがでしょうか。

皆さんだったらどう答えるでしょうか。
問題ある組織の大体の方は「お金のため」と答えることが多いです。
この時点で自主的に働く姿はあまり想像できないかと思います。

恐らく経営者の方も同じ質問した時「お金のため」と答えるのではないでしょうか。

●働く目的を考える

自分が店舗運営している時に面接をさせて頂きます。
その時に必ず伝える言葉があります。

「うちのお店はお金が目的で働く人には働いてほしくない。お金以外の目的(成長、気づき、経験等)がある人に働いてほしい」、と伝えます。

また「経営者の責任として一人の1時間の給料は計算することができない、そのため給料以上の価値を提供することが経営者の責任である」と伝えています。

いかがでしょうか。

その結果、自分が現場に入ることなく自主的に運営していました。
数字もリンクしており、鹿児島においての繁盛店に育っていきました。

●自主的・主体的に仕事すること

もう一度戻ります。

「お金のため」という目的は意識としては普通です。

しかし、それ以上意識することは難しいと思います。

お金をあげれば意識があがるのかといえば必ずしもリンクしません。
経費があがってしまい、経営が立ち行かなくなる恐れがあります。
経営者誰もが理想とするのは、自主的に仕事をしてくれる従業員だと思います。

そのためには何の為に働くのかという動機の部分の意識変革が必要です。

●意識を変える4つの方法

ではどうやって意識をかえることができるのか。

自分が以前チェーン店の店長をさせて頂いた時に行っていた方法を共有したいと思います。

①従業員一人一人と面談。

相手を知らなければ方法も何も思いつきません。
時間をかけて面談しました。
相手の話をとことん聞くのも大事ですが、「自分がどういうお店にしたいか」は伝えておくと後で必ず楽になります。

因みに「従業員が成長する環境を提供することがこだわりである」と伝えていました。

②組織をつくる

責任の所在が不明確になっていることが大体人が育たない理由です。
一人一人把握しているので適材適所においていきます。
必ず自分の右腕、左腕の候補は決めてその人のもとに人をつけることです。

横の世界を縦の世界に変えていくことで責任の所在は明確になります。

③トライ&エラーの繰り返し

当然組織を作ったからといってすぐに機能することはありません。

何度も失敗をさせながら責任感を育てていくことが必要です。
ここで注意してほしいのが「育てる」という意識。
結果をすぐに求めすぎないこと。
時には自分が矢面にたって守るような行動するとだんだんと組織ができてきます。

④必ず結果をだす

どんなに素晴らしい取り組みをしていても結果がでなければ自信につながりません。
何とか無理やりにでも結果をださせることが必要です。
一度結果がでるとあとは自動的に動くようになります。

自分がトップにいる時は必ず3カ月以内には結果がでていました。
時間をかければいいというものではないので、おかれた環境によって様々だと思いますが、最後結果をだすことは必須なのでそれなりの覚悟をもって取り組まれることを推奨します。

まとめとして

「お金」以外の目的を持たせた時、きっとそこに経営者が望む会社があると思います。

あなたの心に炎は灯しましたか。

下記から申し込みできます。↓

現在、モニター募集中です。上記記事からご確認ください。

この記事が参加している募集

#人事の仕事

3,962件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?