あなたとの今日
私が気づいた時には
あなたにかぶせたはずのタオルは
どこかに行ってしまっていた
私はあなたに
また蹴飛ばされるであろうタオルを
もう一度掛ける
それができるのは
あと何回なんだろう
まただ
無理やり閉じ込めたその言葉は
すごく私らしかった
ふとあなたの肌が私に触れた
その温かさは本物だ
あなたの汗と匂いを感じながら
私はもう一度目を閉じた
あなたの寝息が心地いい
それだけで今日もいい日だったと思える
確かにここにいるあなたの体温を感じながら
私はあなたとの今日をまた一つ終わらせる
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