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#インドネシアビジネス
インドネシア本(12)「インドネシアの歴史 (世界の教科書シリーズ)」 イ・ワヤン バドリカ著
教科書という割には独立運動以降の現代史に頁が多く割かれていたり、抵抗運動の指導者像の説明が微に入り過ぎていたり等、日本人がインドネシア史の網羅的な知識を得るというより、インドネシアで将来を担っていく子供達が自国の歴史をどう教わっているか、どう伝えられたいかを目的に書かれた書籍。
日本人にとっては、インドネシアで日本植民地時代がどう教えられているかを知るだけでも読む価値はある。
インドネシア本(14)「インドネシアで仕事をする時の小話的アドバイス50」 小野耕司著
インドネシアでビジネスを行う際に知っておくべきポイントを、小野耕司氏の経験に基づいたエピソードやアドバイスを交えて紹介した書籍。
インドネシアでのビジネスにおいて、文化や人間関係、コミュニケーション、ビジネスマナーなどについて、具体的な例や実体験を交えて解説している。また、著者が現地で経験したトラブルや失敗例も交えて、注意すべき点を示している。
読み進めるにつれ、インドネシアの文化や社会的背景
インドネシア本(11)「ジャムウの物語」ノファ•デウィ•スティアブディ著
ジャムウとはインドネシアの伝統医薬品で、 何世紀にもわたって継承されてきた植物性漢方薬。
ジャワ語で、“植物の根や葉などから作られた薬”という意味で、コロナ禍や健康志向の高まりであらためて注目を浴びていると同時に、インドネシアの若い世代がおしゃれにアップデートしてビジネスを展開している。
当該本はそのジャムウのレシピや効能、美容効果、又、ジャムウの歴史やインドネシア各地の紹介、著名な愛好家の話等
インドネシア本(9)「インドネシア駐在3000日」坂井 禧夫著
かつては赴任前研修の副読本に使われたこともあるそうで、インドネシアをよく知らない人にとっては興味深く感じるであろうエピソードが並んでいる。
但し筆者は2005年までのインドネシア駐在の為、少し内容が古いところもある。ジャカルタではもうバイクに4-5人乗っている様は見かけないし、傘小僧もモールにはもういない。
この本で秀逸なのはそれぞれのエピソードにインドネシアの諺がページの下部に添えられてい
インドネシア本(7)「インドネシアと日本―桐島正也回想録」 倉沢 愛子著
「日本との国交が樹立された直後の1960年以来、激動のインドネシアにとどまり、50年にわたってビジネスを展開してきた男の物語」〜本文より〜
桐島正也氏は小説『神鷲(ガルーダ)商人』の主人公のモデルとして知られていて、第二次世界大戦後にインドネシア初代大統領スカルノの要望に沿い、かのデヴィ夫人に随伴しインドネシアへ渡ってから、2019年に亡くなられるまで半世紀にわたってインドネシアで手広く事業を展
インドネシア本(4)「赤道 星降る夜」 古内一絵 著
「祖父の霊とのボルネオへの旅が始まる。旅先で出会ったのは、個性豊かな人々と悲惨な戦争の記憶」〜本文より〜
インドネシアが第二次世界大戦終戦までの3年間、日本に植民地にされていたのを知っている日本人は多いと思うが、終戦間近に今のカリマンタン島で実際に起こった日本軍による現地住民への弾圧事件である「ポンティアナック事件」がモチーフとなった小説。
カリマンタン島西カリマンタン州の州都ポンティアナック
インドネシア本(3)「腐敗と寛容 インドネシア・ビジネス」 中原洋 著
「官民あげての贈収賄が、大らかな風土のなかで受け入れられていく」「汚職と楽天の風土の光と影」
2005年出版当時の当該本の帯に書かれている宣伝文句だが、汚職捜査機関があるKPKが存在する2022年現在も以前より少なくなったとはいえ、収賄・汚職のニュースは絶えないし、腐敗行為に「寛容」な文化はまだ社会に存在するという認識で間違いないだろう。
インドネシアに12年駐在した筆者は国としての多種多様な
インドネシア本(2)「アドゥー サバール プルダニア―実録インドネシア日系合併銀行の50年」NNA取材班 大住昭・工藤裕子著
旧大和銀行がインドネシアで設立した合弁銀行・現りそなプルダニア銀行の開業から半世紀の歴史を描いたノンフィクション。
インドネシアに限らず海外(特に新興国)での新会社・新規事業立ち上げをする人はもちろん参考になるし、表層的ではなく短い駐在期間だとしても根を下ろして現地でビジネスをしたい人はそのウエットさに共感、経験との重ね合わせができるシーンが多々あるノンフィクションだと思う。
今のインドネシア
インドネシア本(1)「神鷲(ガルーダ)商人」深田祐介 著
戦後賠償ビジネス利権を背景にインドネシアの政治家達の思惑と日本の商社マン達の劇烈な商戦が絡み合うストーリーで、インドネシア関連のビジネスをする日本人の間でまず名前が上がる小説。
東日貿易(のちの伊藤忠商事)の元社員・桐島正也さんとデヴィ夫人等、実在の人物達がモデルとなっていることもあり、フィクションの名を借りて歴史事実を描いたほぼノンフィクションの小説。当時のビジネスのダイナミックで烈々たる話に