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私は日本では「リベラル」みたいですが、台湾では真逆だったことに気づきました

Yahoo!で政党との相性診断があったので、日本での選挙権がないのに面白半分にやってみました。

そうしましたら相性のよい政党の第1位に何と「共産党」と「社民党」が出てしまい、これって思いっきりリベラル寄りじゃないかと思いました。
(別に共産党や社民党が嫌いというわけではありませんが)

ちなみに最も相性が悪かった政党は「自民党」です・・・
(自民党支持の方ごめんなさい)

さて私が選挙権を持っているのは台湾ですが、在外投票制度がないので投票したいと思ったらわざわざ台湾に行かないといけません。

そんなわけで一度も選挙権を行使したことがないのですが、もし台湾で投票するとしたらどこに投票するか言われると、現与党の民進党には絶対に入れないことだけは言えます。

ところが、台湾の民進党はアジアで最初に同性婚を法制化したように実はかなりリベラル寄りの政党です。

なんで自分と政治信条が近い政党に入れないのか疑問に思われるのかもしれませんが、理由はシンプルに「ウマが合わない」、もっとストレートな言い方とすると「嫌い」だからです。
(台湾の民進党が大好きな方ごめんなさい)

何で「嫌い」なのか問われるといろいろありますが、一番は台湾から中国的な要素を片っ端から消す政策が気に食わなかったのかもしれません。

例えば歴史の授業も昔の国民党政権時代は「愛国教育」もあって中国史をがっつりやりましたが、今では中国史は「外国の歴史」扱いになりつつあります。

ただ私の両親は中国本土の出身であるため、私もアイデンティティはやはり中国であり、「お前たちは中国人ではなく台湾人だ」と言われてもしっくり来ません。(中国は中国でも、中華人民共和国ではなく中華民国ですが)

そのため、投票するとしたら「我々のルーツはやはり中国にあるので、中国の文化や価値観を大事にしよう」という政党や候補者に入れます。(共産党に対する姿勢はまた別の話です)

で、上記のカッコの中の「中国」というワードを「日本」に置き換えてみると、あれ?これって思いっきり「保守派」、それも下手をしたら「右〇」扱いされちゃうかも・・・ということに気づきました。

たまたま日本ではマイノリティの立場であったためリベラル寄りになりましたが、もし私が日本人に生まれていたらバリバリの保守派になっていたのかもしれません。

置かれた立場が異なると全く逆の考えをすると思います。
(ちなみに私は台湾でも両親が中国本土出身のためマイノリティになります)

そういうことで実際の投票行動は単に「政策」への賛否だけではなく、心情的な部分も大きな影響を及ぼしていると考えられます。

例えばある党にシンパシーを感じている人はその党の政策に少しも賛同できなくても投票するかもしれませんし、ある党が気に食わないという人はどんなに政策が自分と合っても入れない可能性があります。

投票を「好き嫌い」で決めるなんてけしからん!ちゃんと「政策」で決めるべきだ!という意見もあるかもしれませんが、人間がやることですので感情の部分は排除できないと思います。

同様の人の政治的立場も様々な要因が複雑に絡み合っているので、一つの政策に対する賛否だけで「こいつはサヨクだ!」とか「こいつは国粋主義者だ!」と決めつけてしまうと相手を誤解してしまう恐れがありますので、単純に「右」か「左」で割り切れない部分のほうが大きいと思います。

ということで、政治的な立場が真逆と思われる相手ともよく対話をすれば、意外なところで共通点が見つかってウマが合うのかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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