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大人の自由研究は、土鍋とうもろこしご飯を炊くことなはず。


夏の終わりに駆け込み乗車して
土鍋とうもろこしご飯を作る。

粒の大きさを競う
お米vsとうもろこし

小学生の頃、カナダのバンクーバーに住んでいたことがあるれいちゃん。日本人学校がない地域だったので、兄ちゃんと現地校に通っていました。周りにはもちろん、英語を話す民・民・TMAI。最初は友達ができるか、言葉が通じるか不安で怯えていたれいちゃん。

ホームシックならぬ
ハムスターハウス・シック

ただ、周りの友人が優しい子達ばかりで。”日本語教えてよ~”なんてココロキョリを縮めようと話しかけてくれたのです。そんな『れいちゃん日本語講座』をありがたくも受講してくれた皆様に教えていたのはなかなか基本的な日本語。

お馬鹿ちゃんな皆様、こんにちは。
御受講ありがとう。とかとか

○思っていてもいなくても使える”ありがとう”
○そういえば親しい人に程使わない”こんにちは”
○”おばか”とおをつければ許されそうな“馬鹿”と言う言葉。

小学生ですね。こうした御言葉を頻繁にご教授致しました。

だけど、これらを”話し言葉”では教えられてもなかなか”書き方”まで教えるのは難しかったれいちゃん。兄ちゃんに相談しました。何かいい単語はない?と。悩める可愛い妹れいちゃんに”簡単だよ”と一言放ち、教えてくれた単語がこちら。

文字を消す。
それが彼の宿命なのだ。

”消しゴム”っていっぺんに漢字もひらがなもカタカナも覚えられてコスパいいじゃん、となかなか得意げ。小学生でコスパって…と苦笑いな22歳のれいちゃんでした。

さて。漢字やひらがなドリル(そんなのないか)はさっさと終わらせるのに、夏休みの自由研究は毎回後回しにする派でした、れいちゃんです。

麦わらの~
帽子のき~みが

今回は、8月も残り少ない日数になってきて”はて、今年の自分の自由研究はなにかしたっけな”と唐突に思い付き急遽始まった本日の企画。

Youtuberが【緊急で動画回してます】とやる感じ、ちょっとやってみたかったんです。題して『夏の終わりに駆け込み乗車して”土鍋とうもろこしご飯”を作る』です~!

せっかく土鍋を買い、土鍋スタイルで寝ているのならば。炊き込みご飯を作ってみよう!と思い皆さんも一緒に夏の終わりを実感していきましょう。

目次
〇おこめくんととうもろこしちゃんの御準備のおてまえ。
〇土鍋で早速炊いてみる午前10:00のれいちゃん。
〇大人の自由研究の出来上がりはいかに?
ちなみにお米君は朝5:00から
浸水スタンバイです。

〇おこめくんととうもろこしちゃんの御準備のおてまえ。

北海道の優しい眼差しよ。

せっかくおこめくんもとうもろこしちゃんも北海道から来てくれるなら…と焦りすぎた小娘のれいちゃん。浸水には2時間かかるとはいえ、何事も準備が大事と早朝5:00から御準備を始めてしまいました。もはや用意周到という言葉がぴったりです。”用意しゅうトウ”とすればかつての友人に教えるにはぴったりな単語になりそうです。

ちなみに今回は、こちらの要領で進めてまいりますので皆様もどうか乗り遅れること無きよう。

駆け込み土鍋とうもろこしご飯
※萬古焼三島8号を使用:お米2合分※

〇北海道産とうもろこし:1本
〇北海道産のお米”ふっくりんこ”:360ml
〇産地不明の塩:小さじ1.5

〇浸水用の水/炊き飯用の水:それぞれ360ml
急いでいるので
さっさと用意してくださいませ。

◇其の壱:おこめくんの御準備のおてまえ。

今回使用した御米君の品種は”ふっくりんこ”。もちもちして粘り気があり、お米自体の味も甘みがしっかりついているのが特徴です。

”東京怖い”
だそうです

この”ふっくりんこ”を360ml図り、同量の水と引き合わせます。水との再会は米畑ぶり。2時間の浸水時間も思い出話に花が咲きます。

これは190mlですので
残りは170mlでございます。
地獄のシャワーって
全小学校プール共通ですか?

こうして浸水させ、冷蔵庫で2時間。きっとお米もお水も話したいことが沢山であっという間なのではなかろうか。

◇其の弐:とうもろこしちゃんの御準備のおてまえ。

このとうもろこしちゃんも
北海道出身

しっかりと皮に囲まれて未だに姿を見せない黄色の小粒達。ここはかくれんぼの鬼になったつもりで少しづつ皮を剥いでいきましょう。

もーいーかーい?

かくれんぼはあっという間に終了。お次は、かくれんぼならぬ”はぐれんぼ”です。芯から粒を、粒と粒を容赦なく引き離していきます。

ずぐだんずんぶんぐん体操
セッツ!!
茹でていないので
力の限り真っ二つにしましょう
芯と粒
なかなかいいコンビだったね。
まだ繋がっていたい子は
そのままにしてあげるのも優しさ

ちなみに今更ですが…土鍋とうもろこしご飯のポイントは、”別れと再会”です。とうもろこしの芯から粒を。粒と粒を。引き離し、別れを悲しんだかと思えばなんと土鍋内で究極の再会に導くキューピッドれいちゃん。

次章で詳しくお伝えいたしましょう。

〇土鍋で早速炊いてみる午前10:00のれいちゃん。

どうして切り離したの?
には答えられません。

しっかり残しておいた芯。そして学年が上がって別々のクラスになってしまった粒同士。有言実行と言わんばかりに土鍋内で同窓会です。

ひげ根君は
サプライズゲスト
粒が入ればもう賑やか。
北海道同窓会に
産地不明の塩集合。

人生酸いも甘いも…ではなく人生塩味も甘いも。という事で小さじ1.5の塩を加えます。道産子同窓会に、産地不明の塩の集合で少し動揺が土鍋中に響きます。

愛娘との別れが寂しくて
蓋が閉められないれいちゃん
決心がついて
やっと蓋を閉めます。

ここからは普段の炊飯と同じ要領なのでダイジェストでお送りしますね。あ、炊き込みご飯という事で少し火を入れる時間が長かったです。(約17分)

土鍋で炊いていきましょう
〇中火(火力3)で17分待つ。この間に前置きを考えるれいちゃん。
〇蓋の穴から湯気が噴き出したら火を止めての合図♡
〇火を止めたら、噴き出し口に湿ったティッシュを置き蒸らしTIME
〇言い忘れた蒸らしTIMEは19分。蓋を開けて感動の再会。
〇意外とさっぱり再会を終えたら、返して5分蒸らして完成☆
気を抜けない約40分
炊く前と変わってない…??

変わらぬ光景…と少し落胆するれいちゃんに”ま、ほぐしてみてよ”とふっくりんこ。御言葉に甘えましょう。

芯もありがとうナ

ふっくりんこ独特のもちもちした粘り気と、とうもろこしちゃんの香ばしい香り。それからおまけと言わんばかりの塩ですらマッチしてすごくいい香りが漂ってきます。大成功です。

〇大人の自由研究の出来上がりはいかに?

器は北海道産じゃないです。

いやあ、駆け込み乗車見事大成功です。夏休み前日に大量の荷物を持ち帰り、”バーゲンか”と突っ込まれていたあの頃。きっと先生も心配だったでしょう。この子は何を自由に研究するのか、と。

計画性のかけらもなかった

先生。今になって答えがでました。『土鍋とうもろこしご飯』これが答えです。秋学期もこの調子で精進していきます。

ちなみにれいちゃん。さつまいもが大好きすぎて10kgを頼み、農家さんに感謝感涙の電話をしたことがあるくらい芋好きです。なのでもう夏に駆け込み乗車した事なんて忘れ去り、明後日くらいには『土鍋さつまいも炊き込みご飯』を作っていそうで怖いです。

それまで引き続き”土鍋スタイル入眠法”を実践して参りたいと思います。敬具。

蓋の噴き出し穴から
呼吸

それでは徹夜で自由研究をした自分を労い、そろそろ土鍋と眠りたいと思います。本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました~!心を【米】て、感謝申し上げます。

〇れいちゃんのInstagram

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