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香川の離島でなにもしないを過ごす旅をした。

”〇〇しなきゃ”は大抵そこまで
大切じゃないと思えた2泊3日

絶妙にタイミングが分からない…そんな瞬間って結構ありません?れいちゃんが22年間の人生の集大成で実感した”ちょっとタイミング教えてくんね?”な瞬間を厳選してみました。

まあ、今や肉は食べないのですが…
過去の話です。
⑴肉の安全かつ平和に食べられる焼き加減。
なかなか色の変わらない肉ってありません?焼けたのか、焼けていないのか。特にホルモンなんかが顕著ですよね。

そのくせ、少し油断すると焦げてしまう繊細なお肉ちゃんがいるのはかまちょなんですか?なんなのでしょうか。”今がベストのお口運びタイミングよ”って小声でいいから教えてヨ…。
お肉も熱いだろうに。
⑵蚊の刺すタイミング。
”いつの間に刺されたんだろう”と人生で言わずにきた人をあたくしは信用しません。たまに彼らの御食事中に気づくこともありますが、赤く痒くなった後で気づくことが多めでございます。

せめて”すまんっ!今からご飯食べていい?”の一言がほしいものです。まあ、叩いてしまう事には変わりはないので蚊的には嫌でしょうけど。
すまんっ叩くね
と返しますから。

なるほど。人生にはタイミングが非常に曖昧な瞬間がいくつもあるのだ。と夏の終わりに蚊に完膚なきまでに叩きのめされたれいちゃんがお送りしております。どうも。

”~すべきタイミングだから”や”今は○○しなくちゃいけない”と思うのは、実は自分の中の取り決めであって。守らなかったら死ぬわけじゃない。

むしろ、『~すべき幻想』に追い立てられずに過ごす時間の方がよっぽど大切。そんな風に思えた香川の離島での備忘録を本日は描いていきますね。

香川の離島で何もしないを過ごす
〇二度寝を勧める、島旅農園『ほとり』へ。
〇しぶとい飛行機雲を見上げて、自分の小ささを想う。
〇ソファで。縁側でゴロゴロ本をつまみ読みする。
〇何もつれない釣り竿をぼーっと眺めて日が落ちる。
空か山か本か日を見る。

〇二度寝を勧める、島旅農園『ほとり』へ。

寝ながら撮ったワケ
ないじゃないですかっ///

"最近、一生懸命にごろ寝しましたか?"

はて。

なかなかに完璧主義でつい自分に手厳しくなってしまうれいちゃん。答えは『していません。してもなんだか身体がそわそわしちゃいそうです』です。

ごろんとして数分は『さあ、読書読書!』とか『映画観ようかな~』なんて思っても。”こんなに休んでいいのか?”と本にも映画にも身が入らなくなって起き上がってnoteでも描き始めちゃう未来が見えます。

たとえ休み続けても今度は『映画観なきゃ』なんて、なんだか休むことすら義務感になっちゃいそう。こうなるともう心の余裕がなくなって焦りれいちゃん爆誕です。

だからこそ、ごろ寝や二度寝を全力で勧める『島旅農園ほとり』さんのサイトを見た時”あぁ”と自分の呼吸を感じる不思議な感覚に陥りました。肩の力が抜けて、次に思ったのは”ここに自分は行く運命だろうな”って。

れいちゃん、数カ月に1度こうして”絶対自分はココに行くんだ、行かなきゃいけない気がする”という感覚的な場所を見つけます。そして、数々の素敵な出会いを生んできたのですが今回も”ソレ”でした。

オーナーの唐崎さんとは数週間前からやり取りを行い、いざ夜行バスで香川の離島さぬき広島へ。江の浦港に着くまでのフェリーで見た空の色が単一じゃないことに感動していたらあっという間に着きました。

薄い青と少し濃い青と
それから濃い青と。

きっと簡単にまとめちゃえば”おばあちゃん家感”です。けれど、れいちゃんの親戚で古民家系ばあちゃんはいなかったので『お邪魔します感』が最初は強め。

THE古民家だけど…。
そんな陳腐な紹介は嫌じゃのう。

キッチンも雑然としている感覚がいつものれいちゃんみたいに”整理しなきゃ”と気張らずに済む理由なのかも。

南部鉄器じゃないけど鉄器という
意味深な説明を受けました。

ここで2泊。突然変異のやらかし出来事も。映えスポットで可愛い写真を。も特になかった3日間でしたが。

なにもしない』って究極に自分を豊かにするなあと思えた瞬間を少し余力を持って切り取って。お伝えしますね。

〇しぶとい飛行機雲を見上げて、自分の小ささを想う。

波も穏やか。

写真の奥にスーっと伸びる飛行機雲。なかなか生命力があってしぶとかったんですよ。ずっと空に居座るぞー!という意気込み選手権があれば2022のグランプリです。

まだ残っているかな?もう消えちゃったかな?なんて海岸を歩きながら何度も振り返って空をまた見上げます。見上げる度に、”空の色ってこんなにあるんだな~”とか。”あ、日がちょっとずつ沈んでる”とか。”太陽って沈んでも割と空って明るいんだな”なんてポツポツ思っている自分がいました。

少し心に余裕が持てないとこういう事って考えない気がして。しかも空を見る度に『自分の存在小さすぎない?』を痛感。

自分小っさっ!!!って何度叫んだことか。

太陽と同じ大きさ?

〇ソファで。縁側でゴロゴロ本をつまみ読みする。

新書も絵本も
オールマイティ

本が木の本棚に並べられている『ほとり』は本好きなれいちゃんにとっては極楽浄土。オーナーの唐崎さんおススメの本と読みたいなと思っていた小説をつまみ読みします。

最初はソファでごろん。携帯の電源はオフにしてみました。段々、本が顔に落ちてくるなあと思ったらご想像の通りいつの間にか眠ってしまっていました。

目が覚めても、ごろ寝スタイルで読み続けます。”この文章おもろいな”とか”あんまり展開が進まなくて微妙”なんていう素直な自分の声が出てきます。

絵に描いたような縁側。
まさか描けないけど。

少しソファに飽きたら縁側に移動しました。眩しいけど『縁側に座って本を読んでいる自分』に少し田舎暮らしを舞台にした映画の出演気分を味わってご満悦です。

〇何もつれない釣り竿をぼーっと眺めて日が落ちる。

表面に魚は見えるのに
竿にはかからない七不思議

これまでいわゆる”都会の釣り体験場所”のようなところでの釣り経験しかなかったれいちゃん。離島とか島暮らしって偏見だったらごめんなさい。釣りが日常と同居しているイメージです。

釣れようが釣れまいが、とにかく『離島で釣りをしてみたよ~』な体験がしたかったのです。唐崎さんにせがみ連れて行ってもらいました。釣れなくていいとか言いながら釣れる未来を少し。いや結構期待して。

けれど、釣りって。潮の満ち引きとか、いろいろ条件が重ならないと難しいんですね…(そりゃそうだ)全くつれなくてボーっと釣竿を見つめる時間を過ごします。途中からは立っているのも暇で、あぐらをかいて海を見つめます。

水面には魚いるんだけどなあ…。”表面の魚は釣れない”という鉄則があるらしいのでこの気持ちはぐっと堪えます。しかし、待てど待てど釣れず。

日が傾いてきます

けれど、釣竿をボーっと見つめるうちに自分の声が色々聞こえてきます。しかも、暇なので丁寧にお返事してあげられます。

やっぱ描くこと好きだな。料理も
そっか~やっぱりその2つが人生のテーマなんだね”とか。

”島に来る前はnote更新できなくなっちゃう、描かなきゃ”とか”○○すべき”に囚われていたけど。実はすべき幻想の中の出来事はそこまで重要じゃないのかもな。

少し落ち着いて、心の『凪』に目を向けた時に出てくる声を聞く方がよっぽど重要なのかもな。と思いました。何もしてないけど、釣竿見ているだけでこんなにスッキリするって不思議です。

『休む』とか『なにもしない』って罪悪感とか○○しろよ小悪魔ちゃんに邪険にされがちだけど、なんだか少し余裕が持てるようになれた気がします。
出来る時、自分が心から○○したいと思えた時。焦りじゃなくて納得のいくクオリティになった時に何かを発信できる人になれたらいいな

そんなことを空を、雲を、日を、海を見ながら思えた2泊3日の香川離島旅。島旅農園『ほとり』で過ごしてよかったな。もう行きたいな、ここに来たら少しリセットできるなと思います。そんな自分の心の行き場所がまた1つ増えました。

〇れいちゃんのInstagram

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