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自分の小説が大学の図書館で借りられていた。

――最後に大学図書館を訪れました。こちらでもビブリオバトルで紹介された本として目立つ場所に置いてもらえていました。それだけでも嬉しいのに、なんと、そこに本がないじゃないですか!貸出中の紙があるじゃないですか!ただ置かれているだけじゃなくて、誰かの手元に届いていることを認められたのです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「自分の小説が大学の図書館で借りられていた」というテーマで話していこうと思います。


📚自分の小説が大学図書館に


昨日、自分の小説が本屋さんに並んだという話をしました。大学前のTSUTAYAに商品として置かせていただくことになったのです。

まだ無名の僕の本がどうして本屋に並ばせてもらえたかというと、先日僕が挑戦したビブリオバトルに端を発します。

ビブリオバトルとは、5分間で自分のおすすめの本を紹介する書評合戦のことです。オーディエンスは発表を聴いて1番読みたいと思った本に票を入れます。1番票を多く集めた本がチャンプ本となるわけです。

僕は大学生が参加できるビブリオバトルに挑戦しました。紹介したのは、小説『Message』。僕が書いた本です(笑)自分で書いた本を自分で紹介するという破天荒なことをやってやりました。

大学では1番になれたんですが、県大会ではあと1歩のところで負けてしまいました。しかし、県大会の主催がBOOKACE(TSUTAYAとか川又書店を経営している会社)ということもあり、大学前のTSUTAYAに置かせてもらうことになったのです。

で、実はお話をいただいのはBOOKACEだけではありませんでした。大学の生協の書籍部、それから図書館の方からお声がかかり、小説『Message』を置かせてもらうことになったのです。


📚小説『Message』が借りられていた!


そんなこんなで、先日はTSUTAYA、大学生協の書籍部、大学図書館に立ち寄りました。自分の作品が並んでいる光景を見て、胸がいっぱいになりました。ここまで長かったけど、頑張ってきて良かったなと少しだけ報われた気がしました。

TSUTAYAではビブリオバトルで紹介された本のコーナーということで、棚の1番上に置いてもらえました。めちゃくちゃ目立ちます。

大学生協では、ビブリオバトルコーナーに加え、一般書籍のコーナーにも置いてもらえました。見てください。伊坂幸太郎、東野圭吾、浅倉秋成、横山黎です。すっごいメンツにちゃっかり紛れ込んでいます(笑)


そして、最後に大学図書館を訪れました。こちらでもビブリオバトルで紹介された本として目立つ場所に置いてもらえていました。それだけでも嬉しいのに、なんと、そこに本がないじゃないですか!貸出中の紙があるじゃないですか!ただ置かれているだけじゃなくて、誰かの手元に届いていることを認められたのです。



📚大丈夫。ちゃんと届いている


誰が借りていったのでしょう。名前も分かりません。顔も分かりません。大学生なのか、教授なのか、それすらも。しかし、誰かにちゃんと届いています。それが本当に尊いことだなと思って、なんか泣けてきちゃいました(笑)


小説『Message』を作り始めたのは1年以上前。当初は出版しようとか考えていなかったけど、Amazonの出版サービスを使えば無料で本を出版することができることを知って、挑戦することにしました。

1度作り上げた荒削りの小説『メッセージ』を、成人の日の出来事を踏まえて再創作したのが小説『Message』でした。トータル半年かけて完成させた作品です。

完成までには多くの人が関わってくれました。共同創作という形を取ったので、僕だけではありません。ラストシーンをどうしようか、より魅力的な演出はなんだろうか、文章に違和感はないか、あらゆることをチームで考えて、作ってきました。

迷惑や心配をかける場面もあったけど、ちゃんと出版することができました。

でも、Amazonで販売していますと告知したって、手を伸ばす人の数はたかが知れています。だから、かねてから手売りしていこうと考えていました。

1冊ずつ丁寧に、1人ずつ丁寧に。

そんな意識のもと、5カ月間手売りを続けてきて、先日、ついに手売りした冊数が100冊を超えました。また、ビブリオバトルをきっかけにいろんな人の注目を集め、本屋さんに置かせてもらうことも叶いました。図書館で、誰かに借りられている場面を目撃することもできました。


大丈夫。ちゃんと届いている。

そんな風に自分を奮い立たせて、これからも1冊ずつ、1人ずつ、向き合っていこうと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20221126 横山黎




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