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世界はいうほど悪いものじゃない

――ただ自分の大切なものを大切にして生きているだけですが、応援してくれる人は少なくないし、同じように情熱を滾らせた人も多い。世界はいうほど悪いものじゃありません。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「世界はいうほど悪いものじゃない」というテーマで話していこうと思います。


📚青く眩しい姿

昨夜のことです。よく分からないメンツ5人でご飯を食べました。僕からしたら3人は初めましてで名前も顔も知らなかった人たちです。共通の知り合いを介して知り合って、ご飯に行くことになったんです。

共通の知り合いとは、以前にも紹介した横山廉くん。僕の名前が一文字違いという謎の親近感があります。後で詳述しますが、ひょんなことから知り合ってこの前飲みにいってきたんですが、彼の所属するコミュニティのメンバーたちが集まったって感じですかね。

僕は今大学三年なんですが、昨日のメンツは、大学一年生が3人、大学四年生が1人という集まりでした。みんな、自分のやりたいことを突き詰めている人で、将来に対して明るい希望を見出していました。

青く眩しい姿が、そこにはあったんです。

できるかできないかじゃなくて、とりあえやってみると決める。実現するためにはどうすればいいのか、考える、語り合う、そして実行する。社会がよりよいものになるように必死になる姿に、そしてそれを楽しそうに話すきらきらした笑顔に、僕は心を揺さぶられました。

そのとき僕は思ったんです。

世界はいうほど悪いものじゃない。


📚世界はいうほど悪いものじゃない

コロナは僕らから頑張る力を吸い取っていきました。もちろん感染したら辛い思いをするけれど、感染していない人も辛い思いをしているじゃないですか。僕らの世界から希望を奪ったからある種の病気を抱えているような毎日があったじゃないですか。

コロナのせいにしてあきらめること簡単になったし、楽して生きていく生き方がうたわれるようになってきたし、自分だけが勝てればいいや的なノリが増えた印象です。

もちろん、あきらめることも生きる術だし、楽して生きるに越したことはないし、人間自分が可愛くて仕方ないから自分の機嫌を取ることは大事。

それでもずっと大切にしてきたものを意地でも手放さずにいたり、なんなら磨きをかけたり、ストレスやプレッシャーを乗り越えて何かを掴もうと手を伸ばしたり、誰かの幸せを愚直に願ったり、そのために行動に移したり……。そういった言動が僕は好きで、それを追求している人の姿を目にすると、応援したくなってしまうんですよね。

好きっていうくらいだから僕もそういう人で在りたいし、そういう仲間をひとりでも多く増やしたいという気持ちがどこかにあるからかもしれません。綺麗事と一蹴されるような綺麗な言葉を、行動を、価値観を、僕はいつまでも信じていたいし、いつまでも追いかけていたいんですよね。

昨日のメンツは、みんな現状に満足していなくて、目標を持っていて、ムーブメントを起こそうと企んでいる人たち。どんな未来が待っているか分からないけれど、こんなにも青く眩しい若い力が、今、この世界に存在しているんだから、世界はいうほど悪いものじゃないなといい意味で楽観視できたんですよね。
#言うことがおじさん


📚美しき世界を信じる

昨日の会を計画してくれた横山廉くんと出逢ったきっかけは、僕の作品でした。去年、Amazonで出版した小説『Message』が繋いでくれた関係なのです。

まだ無名の作家の本が見つかるはずもないから、僕はかねてから手売りをしようと考えていました。売りやすい友達から始めていって、お世話になった先生方、飲みの席で知り合った方など様々な人に手売りしてきました。

昨日の会のメンツも本を買いたいですと言ってくれて、ちゃんと手売りしてきました。昨日で合計135冊目を達成。いやあ、まさかここまで来れるとは自分でも思っていませんでした。

手売りだけじゃだめだと思って、次に挑戦したのはビブリオバトル。

自分のおすすめの本を紹介する書評合戦で、自分の本を紹介するという前代未聞の事例をつくってしまいました。それでも、おすすめしたい気持ちに嘘はないし、誰よりも届けたい気持ちが強いわけですから、理にかなっていると思ったんです。

案の定、全国大会まで勝ち進めることができたんですが、結果は準決勝敗退。勝ち切ることができませんでした。悔しい思いをしたけれど、この挑戦を通じて、いろんな人と出逢うことができたんです。

そのひとつが、大学広報室の方との出逢い。ビブリオバトルをきっかけにお話を頂いて、取材を受けることになりました。そして、そのときに取材に同行していたのが、大学の広報プロジェクト的なコミュニティに参加していた廉くんで、彼をきっかけに出逢えたのが昨日のメンバーでした。

そう考えると感慨深いものがありますね。

はじまりはとても個人的な物語から始まったわけですが、それを通して、いろんな出逢いを作ることができて、僕は新しい刺激を受けることができている。


ただ自分の大切なものを大切にして生きているだけですが、応援してくれる人は少なくないし、同じように情熱を滾らせた人も多い。

世界はいうほど悪いものじゃありません。

これからも僕は好奇心の針が指す方へ、舵を切っていくし、その航海の途中で出逢った仲間たちを大切にしていきます。そんな滑稽なくらいに青く眩しい姿を、見せ続けようと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230126 横山黎


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