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「街ナゾ歩き」の拠点としてゲストハウス

――石岡街ナゾ歩きでは、まちかど情報センターでしたが、キット配布の場所を木の家ゲストハウスにする。それによって、ゲストハウスの認知を広めることができるし、人と街をつなぐハブにもなるんですよね。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「街ナゾ歩きの拠点としてのゲストハウス」というテーマで話していこうと思います。


🏨「石岡街ナゾ歩き」に参加

先月末、茨城県石岡市で開催していた「石岡街ナゾ歩き~昭和レトロ商店街に残されたメッセージ~」に参加してきました。石岡市の街を歩きながら謎を解いていく体験型コンテンツのことです。

実はこのイベントでは、僕の後輩のしゅんちゃんが謎を作成して提供しているんです。その縁もあり、イベントが始まった2月頃からずっと興味を持っていたんですが、なかなか時間が取れず、イベント終了間近になってやっと参加することができたというわけです。

しゅんちゃんは謎解き好きの大学生。参加するだけじゃ飽き足らず、自分でもつくってみたい、運営したいと思い至り、自分でサークルをつくったり、自主公演を開催したり、それこそ石岡謎解きのように企業や組織に謎の提供をしたりしています。

さて、そんなしゅんちゃんの謎はいかなるものか偵察もかねて、石岡街ナゾ歩きに参加してきました。結論からいうと、「謎×まち歩き」って面白い、です。

しゅんちゃん


🏨謎×まち歩きの面白さ

ざっくり流れを共有しますね。

まず、まちかど情報センターという場所で受付の人に「謎解きやりたいです」と伝えると、ファイルをもらえます。ひとつ800円です。で、そのなかに冊子が入っていて、石岡市の地図や謎が載っているんです。指示の通りに街を歩きながら謎解きを進めていくと、とある場所で次の謎をもらえて……という具合です。

街ナゾ歩きとはいえ、ただひとつひとつの謎を解いていくだけではなくて、ちゃんとストーリーもあるんですね。今回は、手紙の物語。あるひとりの女性の想いを探りにいきます。途中、郵便屋さんが登場するんですが、その郵便屋さんとLINEでやりとりできるんですね。上手くやり取りすることによって、謎が解かれることもあるのです。

最終的に僕は謎を解くことができたんですが、かかった時間はちょうど1時間くらい。所要時間は1時間~2時間とあったので、そこそこ上出来の方かなと。

謎やストーリーに関してはネタバレにもなるし、僕が個人的にしゅんちゃんに伝えることにします。これめちゃくちゃいいな、っていう部分と、いやそれはちょっと……という部分がありました。明日ちょうどしゅんちゃんと別件でミーティングがあるので、そのときにでも共有しようと思います。

ということで、今回はさっきもいったように、「謎×まち歩き」って面白いことに気付いたので、それについて掘り下げていきます。

当然といえば当然のことではあるんですが、街を歩きながら謎を解いていくので、街のことを知られるんですね。商店街があって、ここに時計屋さんがあって、駄菓子屋さんがあって、カフェがあって……と、謎解きをしていくさなか、いろんな場所に出逢えたんです。謎解きがきっかけとなって、店や街の認知が広まっていったのです。

もっといえば、石岡市の認知についてもいえることです。僕はそれまで一度も足を踏み入れたことのなかった石岡市に初めて行ったんです。謎解きがあったから。そういう人は、きっと僕だけじゃないと思います。

実際、今回の「石岡街ナゾ歩き」は4ヶ月間の開催で900人を超えるお客さんがいらっしゃったようで、それだけ謎解きの吸引力があるということだし、「まち歩き」と掛け算することで少なからず「まちづくり」に貢献することができるんです。


🏨謎解き拠点としてのゲストハウス

僕は今、木の家ゲストハウスという宿泊施設のマネージャーとして仕事をしているんですが、その視点で石岡街ナゾ歩きをみつめたとき、これはゲストハウスと絡められると思い至りました。

石岡街ナゾ歩きでは、まちかど情報センターでしたが、キット配布の場所を木の家ゲストハウスにする。それによって、ゲストハウスの認知を広めることができるし、人と街をつなぐハブにもなるんですよね。

実際、石岡街ナゾ歩きの主催である「ひたちナゾ」では、ゲストハウスを拠点にした街ナゾ歩きの企画を遂行していたこともあったそうで、そのときも多くの人が参加してくださったようです。つまり、それだけの数の人が最初にゲストハウスに訪れたということです。

同じことを木の家ゲストハウスでやれば、地域の人を含め、謎解き好きの人に木の家ゲストハウスのことを知ってもらえるし、その周辺の店や場所のことを知ってもらえる。そんなことを思いました。

もちろん、実際にやるにはいくつものハードルがあるし、少し先のことになはなるだろうけれど、謎解き拠点としてのゲストハウスという立ち回りは悪くない選択肢だと思いました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

20240703 横山黎


木の家ゲストハウス1周年パーティー




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