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また舞台に立ちたくなってしまう。

ーー何度立っても、また舞台に立ちたくなってしまうのが、僕という生き物のようです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「また舞台に立ちたくなってしまう。」というテーマで話していこうと思います。


昨日、『12人の優しい日本人たち』という映画を観ました。三谷幸喜さんが手掛けた戯曲を映画化したものです。

当時裁判員制度のない1991年に公開されてアメリカの陪審員制度のある日本が舞台の物語。集められた陪審員12人が、とある事件の被告人が有罪か無罪かを議論していきます。

元々が舞台作品ということもあり、舞台っぽい映画です。会議室という密室のなか、会話だけで進んでいく。場面転換も回想シーンも皆無に等しい映画なんです。会話劇だけなのにめちゃくちゃ面白いんです。

お父さんに紹介されて元々知ってたし、前に一度観たことがあったんですが、ふと見たくなって久しぶりに視聴。30年以上前の映画なのに、色褪せない魅力がそこにありました。

そもそも舞台原作の映画を観たくなったのは、今度自分が舞台に立つからなんだと思います。

来月に2度、泊まれる謎解き「花火の幽霊〜木の家ゲストハウスからの脱出〜」という謎解きイベントを開催します。僕の職場である木の家ゲストハウスを会場に、恋と謎が弾ける青春物語を体験することができます。

僕はそこに、運営、広報、脚本、テーマソング作詞、演出、キャストとして関わっているんです。

そう、演劇の要素が濃いんですよね。

僕は元々演劇部だったんです。中学生のとき演劇部に所属していて、キャストとして演じたり、脚本家としてストーリーをつくったりしていました。高校の文化祭のとき、僕のクラスは演劇をやることになったんですが、そのときに先導していたのも僕でした。脚本校正、演出、テーマソング作詞、主役を務めていたんです。

今こうして振り返って思うのは、「やってること変わらないじゃん」ってこと。

高校の文化祭

昨夜遅くには、中学時代からの親友とzoomで語り合っていました。近況報告と、これからの展望を語りました。彼はいつだってどんなときだって、僕の物語を受け止めてくれる人、面白がってくれる人です。

中学時代、彼も同じく、演劇部でした。

今度謎解きイベントをやることを伝えると、参加してくれるとのこと。あの頃よくつるんでいたもうひとりの親友を連れて来てくれるそうです。

中学時代からの心友

あの頃立っていた舞台。そこで表現していた自分が好きなこと、伝えたかったこと。それを繰り返していった先で待っていたのは、もう一度あの舞台に立ちたいという衝動でした。

だから今、泊まれる謎解き『花火の幽霊〜木の家ゲストハウスからの脱出〜』をつくってるし、キャストとして演じるし、演劇への思いを高めるために映画を観たくなったんですよね。

話がまとまらなくなってきましたが、僕はなんだかんだ舞台に立つことが好きなのかもしれません。

スポットライト症候群という言葉をご存知でしょうか? 一度舞台に立った者は、そこから距離を置いたとしても、またスポットライトを浴びたくなり、舞台に戻りたくなることを意味します。

たぶん、僕はそれ。

キャストとして演劇の舞台に立ったり、ビブリオバトルで全国大会の舞台に立ったり、「BOOK TALK LIVE "桃太郎"」というトークイベントの舞台に立ったりしてきました。

ビブリオバトル大学大会
「BOOK TALK LIVE "桃太郎"」

何度立っても、また舞台に立ちたくなってしまうのが、僕という生き物のようです。きっとこれからも、性懲りも無く、次の舞台を探し続けるんだと思います。

とりあえず今は、謎解き。より良い舞台になるように準備を進めていきますね。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

20240830  横山黎






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