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切り替えの早さが命運を分ける

ナマステ!
今日もネパール語教室に行ったのだが、まさかの先生が別の用事があるということで休み。先に言ってくれ・・・。(笑)夜は久しぶりに日本の友達とご飯食べます。

本日は
「切り替えの早さが命運を分ける」

以前YouTubeで紹介した「Matsuri Tokyo」という日本レストランがネパールにあるのだが、1週間前に閉店したようだ。気になる人はチェックしてみてください。

閉店したと言っても、経営難で閉店したわけではないらしい。どうやらネパールの政府が地下の物件の営業を突然禁止にしたらしく、退去を余儀なくされたそうだ。しかもここのお店はMatsuri Tokyoだけでなく、日本のHUBをイメージした「LONDON PUB」というキャパ200人くらいのお店もあって、そこも閉店したそうだ。

僕は3年前からここのオーナーと知り合いで、僕らのお店にも何度も遊びに来てくれた。彼はかなりやり手の経営者で、飲食店だけでなくアパレル事業もやっている。20年近く日本の会社とも取引しており、日本語もペラペラだ。

そんな彼から突然連絡が来て、退去をしたという話を聞いた時はショックだった。

被害総額もどうやら2000万円にも上ると言うことで、もう僕が想像できる範疇を遥かに超えている。相当の痛手を負ったはずだ。

コロナの時期にMatsuri Tokyoをオープンするという強気の姿勢も素晴らしいなと思っていた。だけど政府の意向で退去だ。めちゃくちゃ悔しかったと思う。

ただ、彼が凄いのはここからである。

電話の終わり際に

「実はもうその向かいのビルに移転することを決めていて、9月中にはリニューアルオープンしたいんだよね。だから、一回見に来てよ」

と。

切り替えが早すぎて僕の頭は追いつかなかった。凄すぎる・・・。

金銭的にきついのは言うまでもないが、それよりも精神的にかなりダメージがあったはず。なのに、この切り替えの早さである。

僕にできることは何もないけれど、とりあえず彼の話を聞きたかったので今日会ってきた。

もう新しい移転先の工事はかなり進んでいて、9月中にはオープンできるらしい。僕は失礼かもしれないけれど聞いてみた。

「なんでそんなすぐに切り替えられるんですか?」

と。彼は

「もうやるしかないから。これからネパールはベストシーズンが始まるから1日でも早く再オープンしたい。従業員も合わせて50人くらいいるから給料も支払わないといけないし。」

と。

うーん、本当に凄い。僕が同じ立場だったらどうだろうかと考えるも、こんなに早く行動に移すことは絶対できないだろう。今日も彼と会ったが、あまりにも忙しそうだったのでお暇した。

この切り替えの早さは必ず幸運をもたらすと思う。常に前を向いて、攻める姿勢を続ける彼は本当にかっこいい。経営者としての意思決定と強かさをこれでもかというくらい教わりました。フェリベトウンラ!

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