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今夜、この服でどんな酒を飲む?第11夜/高須浩平

僕の趣味は、服をながめながら酒を飲むこと。
10代の頃より集めてきたコレクションの中から一品をチョイスしてハンガーにかけ、それに合ったストーリーの酒で一杯やる。
何ともバカバカしい趣味ですが、これがけっこう楽しいのです。
全4回でおつきあいください。
さて、今夜は何をながめて酔おうかな♪

【高須浩平 プロフィール】
放送作家、1977年東京生まれ。
『バラいろダンディ』(TOKYO MX)『サバンナ高橋の、サウナの神さま』(TOKYO MX)などを構成。
趣味は服の収集、酒を飲むこと、東京ヤクルト・スワローズの応援、格闘技観戦。
この連載は、2022年3月の第1弾、2022年8月の第2弾の続編です。 

第11夜『MINEDENIM』のブラックデニムで『PIPER-HEIDSIECK』を飲む

2000年代前半、『DIOR HOMME(ディオールオム)』が大ブームとなり、タイトな服がオシャレとされてきました(第6夜でも取り上げているので、もしよければ見てみて下さい!)。
その時の印象が強く残っていて、20年たった今も、タイトなものが時々着たくなります。
最近は、第10夜で紹介した『Nハリウッド×Champion』のパーカーにタイトなパンツの気分♪
 
しかし40代半ば。
身体は残念な方向に変化していきます。
“1日1食と腹が減ったら納豆”という生活を始めたことで、体重は30代とほぼ変わらないのに、骨が横に広がっている感じがするのです。
羊でいうと、ラムからマトンになったみたいな……。
タイトなパンツを履いてみても、どこかしら苦しい。
“足の太さ的には問題ないけど骨盤が引っかかる”など、惜しいところで履ききれません。
無理しすぎると下半身の血行が詰まってしまいますし(笑)。
 
そんなときに出会ったのが、『MINEDENIM(マインデニム)』のブラックデニム。
“スタンダードスリム”というモデルです。

▲MINEDENIM スタンダードスリム(33000円)

このブランドは、自分にとってのファッションアイコン、木村拓哉さんや中田英寿さんのスタイリングも手掛ける超カリスマスタイリスト、野口強さんのブランド。
それだけでも40代の自分にめちゃめちゃ刺さるのですが、着心地にもこだわりが!
タイトなんだけどストレッチ素材を取り入れていて、長時間着ても全く苦しくない。
生放送のために、6時間座り続けて原稿を書いても平気でした。
 
トップスに何を持ってきても合うし、現在、最も着用頻度が高いパンツです。
エイジングが終わったら、もう1本同じやつを買おうっと。

さて、この服をながめながら何を飲もうか?
選んだのは、『PIPER-HEIDSIECK(パイパーエドシック)』。

▲PIPER-HEIDSIECK(6000円 ※参考価格) 

いくつもの映画のワンシーンを飾ったことで、「ザ・ムービー・シャンパーニュ」という異名を持ち、大女優マリリン・モンローなど数々のスターが愛飲したことでも知られているシャンパンです。
デザインも瓶もスリムさを感じます。

▲このブランドのグラスもお気に入り

フルートグラスに入れて(タイトなパンツだけじゃなく、タイトなこのグラスも大好き!)、できれば立ったままパーティー気分で飲みたいものです。
チョコやチーズをツマミに今宵は1人パーティー!
傍から見ると相当キモいな……(笑)。
 
次回は、少し趣向を変えて『GOYARD』のバッグを眺めながら飲みます。
ぜひいっしょに酔いましょう!
 
(つづく)

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