2021年現代短歌まとめ②
今年の現代短歌まとめ第2弾。
緩やかに軽い頭痛と雨垂れが過ぎ去って行く日々の言伝
何度でも間違い電話で構わない耳元に咲くミモザの花よ
関係に以上も無ければ以下も無くもどかしさだけが宙に浮かんで
この花を育てた私は愚か者そのまま待つのか枯れてしまうまで
オルゴール回して流れる星の数かぞえて祈るあなたの無事を
推測で生んだ不幸に共感を集めて売れても虚しいだけさ
毛糸玉小さくなるのを目で追って編み込まれる日々数えて待つ夜
きみの住んだ街のことを知りたくてきみの話す言葉を知りたくて
頭痛と熱ですこれは恋いいえ北風の到来です残念
魔法のコンパクト今だって欲しいさ何者にもなれなくたって
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