現代短歌 《きみの話す言葉》
きみの住んだ街のことを知りたくてきみの話す言葉を知りたくて
雨宿り揺れる心にもきらきらと水玉に濡れ輝く視界
雨水を飲んで生きるも自由私は独り変わりゆく空を見る
スピードを落として探すあなたの姿はゆらゆらと水溜まりに消え
いつしか雪に変わるなど野暮なことを言い諦めもつかぬ気持ち
お山の上は寒いですかそれでもきっと私の心は熱い
枯れてゆく声に耳を澄まし目を瞑りあなたに会える日を待ちつつ
夕焼けとともに燃える炎よ消えるないつまでも此処に居る知らせ
寒いと思うから寒いのだと揺らす眠り椅子夢とともに消え
空見上げ星座をつなぎこうして優しさを届けられたらいいのにと
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