現代短歌 《想いだけ》
パンクした頭の中で弾けるの夢で見た街訪れたまま
関係に以上も無ければ以下も無くもどかしさだけが宙に浮かんで
優しさにつけ込むような昼下がりさらりと触れた手のひらの上
山道を駆けていく君眩しさに鼓動高鳴る太陽の下
また会えるそう思うほど青空に雲を浮かべて気付いて気付くな
人はなぜ2人以上になるときは強くなるのかねえ答えてよ
開いた口塞がる前に詰め込まれ菓子であふれたもうたくさんだよ
ドタバタと走る女の足音が転がり落ちた星屑を砕く
今はまだ言葉にしてはいけないと星空を見上げ唇を噛む
想いだけ連れ去ったまま何処へ行く私を置いて覚めた夢まで
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