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瑛人の「香水」から読み解く五感の記憶

こんばんは。
最近はもっぱら、バラードを聴きながら夜の街を散歩するのが趣味となっています、ゆるりです◎


”ドールチェアーンドガッパーナのその香水のせいだよ”

一度聴いたら忘れられない印象的なこのフレーズ。
みなさん、聞き覚えあるのではないでしょうか?

そう、昨年爆発的ヒットとなったシンガー・ソングライターの瑛人さんの「香水」という曲のワンフレーズです!

2019年の4月に配信限定でリリースされてから、1年後の2020年4月にTikTokで若い世代を中心に一躍話題となりました。
人気アーティストをおさえて連日ランキング1位を獲得し、JC・JK流行語大賞2020年上半期では3位にランクインしたり・・・と、2020年を代表するヒット作となった「香水」。

レコチョクでも2020年7月の「楽曲再生回数ランキング」では1位を獲得したり、2020年「年間ランキング」にも10位以内にランクインしたりと記憶に新しいです!

そんな「香水」が沢山の人に聴かれた理由を
今になって改めて、わたしなりに考えてみました。

最初聴いたときは、正直歌詞の意味や主人公の男の子の状況が理解が難しかったのですが、自身の体験と重ねて聴くことで、一つ自分の中で答えが出たように思うのでここに書いてみます🖋

匂いと記憶の結びつき

そもそも人は五感【聴覚・視覚・味覚・嗅覚・触覚】をもっていて、そのどれもが「記憶」として刻み込まれるけど、恋愛においてはそれが如実に分かりやすいなと、思ったり・・・。

「彼の服の匂いを嗅ぐ」

私だけの感覚?かもしれないのですが、彼の忘れていった上着の匂いを嗅ぎながら寝るとなぜか分からないけど安心するし、安眠できるんですよね。
一種の睡眠グッズになるんじゃないかと思うレベル・・・。

これはきっと 《彼の匂い=好きな人といるときの安心感という記憶》 が結び付いてる事で、直接相手に会っていなくても隣にいるかのような感覚が得られるんだと思っていて。

そのくらい、匂い(嗅覚)は相手に強い印象を持たせるんだなあと感じたのです。
だから香水は一つに絞った方が良いって誰かがいったんだと思う!(分からないけど・・笑)相手に自分の記憶と匂いを結びつかせるという意味では確かに理にかなってる。

人はいつも五感に支配されてるのかもしれない

話は戻るのですが、瑛人さんの「香水」では、現在の相手ではなく元カノについて歌っています。

この曲の中の男の子も、さっきの話と同じように記憶と匂いを結びつかせてるんだろうなと歌詞を見ていて感じます。

よく、元カレ・元カノとの記憶は美化されていくと言われるけれど、この曲の男の子はそれこそドルチェ&ガッパーナの香水の匂いによって相手との記憶を美化しているんじゃないかなと。(勝手な憶測です笑)


会えない(視覚)触れられない(触覚)中で、唯一残る相手の記憶が
相手のつけてた香水(嗅覚)や相手の好きだった料理(味覚)や相手のよく聴いてた音楽(聴覚) とかだと考えると、
そういう残った感覚の中で、人は記憶を甦らせてるんだなあと思ったわけです。

日常生活で何かをきっかけに、パートナーでも友達でも親でもふと誰かを思い出すことってありますよね。

つまり何が言いたいかというと、『ほかの感覚による記憶が更新されなければされない程、残された感覚による記憶に頼ってしまう』という事なのかなとわたしは思いました。

だから、その残された感覚自体に苦い思い出などなければ、相手との記憶は美化されていくんだろうな~と思ったわけです。

この曲の男の子も一度お別れをした相手だけど、残された感覚によって記憶を美化していて、それがこの歌詞のように感情にまで影響してくる。

そう考えると、人はいつも五感に支配されてるのかもと思います。
この歌詞の男の子のような体験をみんな1度は経験しているからこそ、「香水」の歌詞には共感する人も多かったんじゃないのでしょうか??

男の子目線で書かれている歌詞ではあるけれど、この感覚は男女どちらもあり得ることだし、そう思うと五感と記憶の関係性って面白いなって思います!

今回解読した瑛人さんの「香水」、ぜひレコチョクでも聴いてみてください!

歌詞、独自の目線で解読するのなかなかむずかしい。笑
気が向いたら、またやります📚

以上、ゆるりでした◎





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