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折々のチェスのレシピ

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「チェスのレシピ」と「新・チェスのレシピ」でご紹介したレベルの知識がある人向けになりますが、必ずしも飛び抜けて高度な内容ではなく、日々のチェスライフにおいて役立つ手筋や知識を折に… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

折々のチェスのレシピ(22)

白がa6にあったナイトを取ってきた局面です。 こういう時に手拍子で同ポーンとしてしまいがち…

折々のチェスのレシピ(21)

黒の急戦が完璧に決まってしまいました。 この後、白は必ず駒損します。白だけを見れば序盤の…

折々のチェスのレシピ(20)

序盤から中盤にかけての局面です。 次は白の手番です。どんな手が思い浮かびますか? 駒が二…

折々のチェスのレシピ(19)

形勢が優勢や勝勢になってもきっちり勝ち切ることがなかなか難しいのがチェスや将棋です。ソフ…

折々のチェスのレシピ(18)

初めに今回のテーマを言ってしまうと要らぬ先入観を与えてしまうので、何もない状態で下の局面…

折々のチェスのレシピ(17)

まずは下の局面をご覧ください。 駒の損得はなく、ソフトやAIの評価値は完全に互角です。では…

折々のチェスのレシピ(16)

序盤の早い段階でセンターポーンがなくなると急戦模様になりやすくなります。例えば、 白はdファイル、黒はe、fファイルのポーンがすでに盤上になく、こうなるとまずは中央を固めてという展開にはなりにくく、駒が飛び交う力戦になります。攻撃を仕掛けながら、相手の攻撃も受け止め、さらにはキングの安全も確保しなくてはならず、忙しい展開です。 それだけに双方にミスも出やすいと言えます。もう少し進んだ局面が、 これです。黒にも急戦の意識があったことは確かですが、急ぐあまりクイーンを早く動

折々のチェスのレシピ(15)

下の局面、かなり黒が優勢です。 とはいえ、黒に不安がないわけではありません。少し手が進ん…

折々のチェスのレシピ(14)

「チェスのレシピ」や「新・チェスのレシピ」を読んで頂いた方ならすでに序盤はある程度きっち…

折々のチェスのレシピ(13)

さて、いよいよc4としてきた時の対応になります。 なぜ ”いよいよ” なのかといえば、この駒…

折々のチェスのレシピ(12)

(またまた続きです) Nc3としてdファイルをあらかじめ強化する手できた場合を考えます。d5の…

折々のチェスのレシピ(11)

(前回からの続きです) 次に多いのが、 Nf3ですので、これに対する応手を検討します。dファ…

折々のチェスのレシピ(10)

前回からの続きです。 白初手d4と指された対局を数百局分析したところ、黒がNf6と応じると、…

折々のチェスのレシピ(9)

ある対局の十数手進んだ局面です。 黒が苦戦しているのは一目瞭然です。というより、白がすでに勝勢です。いくら黒(後手)が不利なチェスとはいえ、ここまで差がつくのは黒がまずい手を指し、それを白が適切に咎めたからに他なりません。 この対局は黒の指し回しがまずかったという一言で一応は片付けられますが、チェスにおける先後の有利不利はやはりというか厳然として存在します。スコアが上がり、強い相手と戦うようになると後手番で思うように勝てなくなってくることは多くの人が体験することだと思いま