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ミニ四駆

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2020年2月の記事一覧

ザウルスマシンよ、永遠に

ザウルスマシンよ、永遠に

正に子供達とミニ四駆の未来と希望を描き続けた「ダッシュ四駆郎」の生みの親、徳田ザウルス先生。
急逝して、3月23日で14年が経つ。
現在も色褪せない、先生の手懸けてきた”ザウルスマシン”達は今なお愛され、「ダッシュ3号 流星」の一般公募デザイナーで現在漫画家の武井宏之氏によりニューデザインのダッシュマシン達も誕生した。

当時スーパーミニ四駆が発売されて、ミニ四駆に魅了された私もその先進的デザイン

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[始めたばかりの方へ]ローラーセッティングって?

[始めたばかりの方へ]ローラーセッティングって?

現代のミニ四駆は、ローラーが大概6~8個(段階的規制緩和で現在は無制限。タミヤレギュ参照)な訳ですが、最近始めた(復帰した)ばかりの方はあまり馴染みが無いと思う重要な事柄に「たからばこセッティング」というのがあります。

「たからばこセッティング」とは、ミニ四駆の名店と言われた「たからばこ」が発祥とされる現在のローラーセッティングのデフォルトスタンダードです。
簡単に言うと、6ローラーでミニ四駆を

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[雑記]情報の価値と客観性

「情報は生物」と聞いた事ありますか?
皆さんは「生物」を何と読んだでしょうか?
[いきもの]か[なまもの]か。
どちらも正しいです。しかし、意味も扱いも全く異なります。

情報は生き物同様生きており、そして旬もあります。
水の中の魚のように、至極当たり前のように目の前に存在しながら水の外からは滅多に気付かれず、流れに消えていきます。
ネット社会が当たり前になる前は、「兆し」として清流の中に捉えるの

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夢パーツ、実は素晴らしい

夢パーツ、実は素晴らしい

夢パーツとは?
「夢パーツとはマシンに装着しても効果がなかったり逆に遅くなったりしてしまうパーツのことである。」
と、されている。
まぁ知っての通り、ミニ四駆のスケールでエアロウイング付けてもダウンフォースは得られないが😅(カッコイイから許すw)。

まさに当時夢を詰め込んだパーツ達だが、立体全盛となった今だからこそ実用であるパーツもあると思っています。
その1つが「ワンウェイホイール」です。

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[雑感]武士は食わねど高楊枝

「武士は食わねど高楊枝」、この諺を知っていますか?
現代では本来の意味と違い”痩せ我慢”を指していますが、本当はもっと崇高な志を指しています。

武士は江戸の世において、今で言う公務員でした。私利私欲に走ることなく世のため、国家のためにと働いていました。
江戸時代後半になってくると、商人のほうが経済的に裕福だった時期もでてきます。

そんな時代でも為政者としての武士の倫理規範は、無私の奉仕、誠

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[雑記]ダミー電池を作ろう

[雑記]ダミー電池を作ろう

モーターやギヤを慣らす時、結構悩むのがやり方。
ものにも依りますが、慣らし機使ったりもすると思います。しかし、皆が皆そんな機材を持ち合わせているとは限りません。
なので、身近にあるもので間に合わせたいのは心情。
今回は、「ダミー電池」を簡単に作って、廃棄待ちのシャーシで慣らしをしましょう。

以前、壊れたユニットを使い電池1本でモーターを回せるように作ってみました(片側をリード線ハンダ付けした

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X/XXのFM化に触れる

X/XXのFM化に触れる

素組みならそこそこ速いが、なかなか弄っても速くならない。Xを使って多分一番最初に感じる事だと思います。
理由は「X系と他片軸の大きな違い」でも書きましたので、そちらをご覧いただくとして、Xを速くしたいと次に考えるのはFM化と思います。
結論から言うと、正転より簡単に速くはなります。
ただ、色々注意点はあります。
その辺を触り程度ですがお話していきます。

X/XXは、駆動系自体の設計と精度は結構良

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提灯で姿勢制御?

提灯で姿勢制御?

提灯は当初、制振を目的に作られたものでしたが、ヒクオ等の進化を遂げて行く中で「姿勢制御」という新たな役割を生みました。
提灯で姿勢制御?と読んでる人の中には思うかも知れません。
今回はちょっと提灯での姿勢制御について触れていこうと思います。
なお説明には”フロント提灯”を例に話します。

構造的には簡単で、「リフター」と呼ばれるポリカやキャッチャーの端材を提灯とシャーシの間に通し片方をシャーシに固

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[雑記] type2はいいぞ

[雑記] type2はいいぞ

「ダッシュ四駆郎」で第1次ブームを迎えたミニ四駆。確か1988年だったと思うが、そんな時にセンセーショナルに登場した初のオンロードタイプのミニ四駆「アバンテJr」とニューシャーシのtype2。あの時の衝撃は今なお思い出す。
泣けなしの小遣いで買った丸穴ベアリングとハイパーミニモーターを搭載し、遊歩道を爆走させて排水溝の奥へホライゾンしたのはよき思い出だw

あれから30年、2018年に奇跡の復刻(

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プラボディと提灯と

プラボディと提灯と

ミニ四駆が発売されてからはや35年を過ぎ、今度発売されるネオVQSはレーサーミニ四駆のNo1から数えて、数え間違えでなければ通常品番モデルで260番目となるはず(限定入れたらすごい数になるw)です。実際にはシャーシ別に同一モデル(例えば皇帝)があるからもう少し少ないが、それでもゆうに200前後はモデルが存在する事になります。
しかし、素晴らしいボディがそれだけあるのにも拘らず、一部除きあまりレース

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シャーシで一言

「MSフレキは速い」「○○シャーシは遅い」「そんなの使わずフレキやれば」等とよく巷で聞く事があります。
ハッキリ言います。これは誤解も甚だしいです。
フレキだから速いわけでもなく、遅いシャーシなどもありません(強いて言えば、高速系ギヤの選択肢が全く無いtype1等、現在の立体において構成上仕方ないものは除きますが…)。

もしこのnoteを読んでる方がフレキ以外のシャーシでミニ四駆を楽しんでおられ

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車軸ブルブル機構に触れてみる

車軸ブルブル機構に触れてみる

車軸ブルブル機構とは、2017年に台湾の「しーたん」さんが公開・考案した機構で、日本で実際に実戦レベルで使っている有名な方は、公式レジェンド選手のZizelさんがいます。
どんなものなのかは、ネットで検索すると、しーたんさんや私がアップした動画からも見れます。

私も公開後早い段階から研究着手し、同年12月頃には形にしたものをtwitterにアップして以来、しーたんさんからご連絡頂いたり、ちまちま

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