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X/XXのFM化に触れる

素組みならそこそこ速いが、なかなか弄っても速くならない。Xを使って多分一番最初に感じる事だと思います。
理由は「X系と他片軸の大きな違い」でも書きましたので、そちらをご覧いただくとして、Xを速くしたいと次に考えるのはFM化と思います。
結論から言うと、正転より簡単に速くはなります。
ただ、色々注意点はあります。
その辺を触り程度ですがお話していきます。

X/XXは、駆動系自体の設計と精度は結構良く、そういう意味では悩みが少ないのが利点です。
しかし、既出のようにフロントAパーツの問題で駆動が抜けやすいため正転は少々難しいのですが、FM化することである程度改善することが出来ます。

FM化でも駆動上一番大事なのはAパーツ押さえです。特に、FM化した時のモーターカバー。このペラシャ受けの上側になる部分をいかにしっかり押さえられるかになります。
先の記事にも書いてますが、現在販売されている3/5レーンを走るミニ四駆全てが正転でも逆転でもペラシャは進行方向フロント側は上側に対し力が掛かります。つまり、それを受け止めてやれれば、ロスが減るので速くなる訳です。
特段何もせずにFM化したARが速いのは、上に働く力をAパーツではなくシャーシが受け止める構造だからです。
ただ、そんなFMARの泣き所はピンククラウンギヤ(カーボンも同じ。ヘリカルクラウン、断面が山型のクラウンギヤのこと。)です。ヘリカルクラウンは噛み合わせがスムーズである代わりに歯が割れやすく、痛みやすい上、正転向きに歯が作られているのです。
旧シャーシやFM系のシャーシは、オレンジクラウン(断面が四角いギヤ)である為、かなり丈夫です。

ペラシャ付近の押さえの他、FM系共通の注意点は、「カウンターギヤの跳ね上がり防止」です。カウンターギヤもペラシャ同様に回転の向きから、上側に力が掛かります。
そのため、カウンターギヤ側も保持が必要となります。
FM-Aもそうですが、比較的新しいシャーシの独立したカウンターギヤカバーがネジ止め出来る構造なのは、カウンターギヤの保持をしっかり行う為、ペラシャの跳ねを保持する為です。

このような点を網羅出来れば、スピードはかなり速いです。ただ、これだけだと直線のみです。
と言うのは、X系の長所でもあり短所でもある「シャーシが縦にも横にもデカい」点です。

これは正転もFM化も共通する話で、ミニ四駆はローラーで曲がるため他シャーシなどで立体において普段あまり気にされる事ではありませんが、シャーシ横幅が広いX系の場合、他のシャーシと違い普通のホイールを使うと軸が長い(ホイールより長く飛び出す)分更にワイド化し、それがコーナーでの減速を呼びます。なので、ホイールはX対応のもの又は加工品を使い極力トレッドが狭くなるよう注意して下さい。

ざっくりとポイントだけ押さえてきましたが、他にも沢山やる事はあります。
とりあえずはやってみて、何が足りないかは考えて見てください。
書けるようなら、別の機会にまとめてみようと思います。
少しはお役に立てば幸いです😌

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