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5月に見たオススメ映画【2024年版】

みなさん、こんにちは。ミヤマです🙌

今回は5月に見た映画の感想をまとめました。

すでに配信サービスで見れる作品、まだ劇場で見れる作品、どちらもあるので、ぜひ今後の映画鑑賞の参考にしてみてください〜!


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陰陽師0

★★★★☆ 4.0

─あらすじ
平安時代を舞台に、若き安倍晴明(あべのせいめい)を主人公にしたファンタジーアクション。 陰陽師になるための意欲も興味もない晴明だったが、呪術の実力はピカイチ。噂を聞きつけた源博雅(みなもとのひろまさ)から、ある皇族を襲う怪奇現象の解決を頼まれたことをきっかけに、凶悪な陰謀に巻き込まれてしまい──!?

なんか好きな映画の予感がするぞ!!と思って見に行ったら大当たりでした……!!めっちゃツボな映画!!

和風ファンタジー好き、バディものが好きな方には声を大にしてオススメと言える作品です。
基本的には「事件を解決する」ことが主軸のストーリー展開なので、シャーロック・ホームズ関連の作品が好きな自分にもドンピシャでした。

主人公の晴明なんて、性格がまんまシャーロック・ホームズ……!!人嫌いの変わり者。でも実力は最高峰。
相棒的な存在の博雅とのブロマンス(*1)な関係性もホームズとワトソンを彷彿とさせるような演出が多く、感謝の五体投地。佐藤嗣麻子監督、ありがとうございます。最高です。

安倍晴明といえば、野村萬斎さんが演じた映画『陰陽師』シリーズのミステリアスな姿が印象的でしたが、今作で主人公・晴明を演じた山崎賢人さんも負けず劣らずな存在感で、気だるげセクシーな感じが作品の雰囲気とあっていて大変良かったです。

やはり主演が山崎賢人さんということもあり、アクションシーンもしっかり用意されているのですが和風でファンタジックなバリツ(*2)みたいな感じの不思議な雰囲気で、これまたシャーロック・ホームズ好きとしては個人的には大満足なシーンでした。

平安時代を舞台にしたファンタジー作品ということもあり、画面もとにかく華やか……!!VFXはゴジラ-1.0を手がけた「白組」が関わっていることもあり、クオリティもそこそこ高め。気になっている方は劇場での鑑賞がオススメです。ぜひ。

*1 ブロマンス……男性同士の特別深い友情や絆、関係性のこと。バディ要素の多いストーリー展開が繰り広げられる作品やジャンルに対して使われることも。
*2 バリツ……シャーロック・ホームズが作中で使用する架空の日本武術


恋するプリテンダー

★★★★☆ 4.0

─あらすじ
弁護士を目指すビーは、カフェで出会った金融マンのベンと熱く楽しいデートを堪能したものの、翌朝にはちょっとしたすれ違いが発生。数年後、共通の知人の結婚式でふたりは再会するが、すっかり険悪ムードに……。ところがひょんなことがきっかけで、お互いの望みを叶えるために恋人のフリをすることになり──!?

これこれ、こういうのが見たかったのよ……!!って気持ちになれる、超ド王道のラブコメでした。

主演ふたりは最近のハリウッド大作で見かけることが増えた若手実力派なこともあり、演技もうまくて魅力的!
ラブコメってキャラクターが魅力的かどうかがすごく大事だよなと改めて実感しました。

ストーリー展開も丁寧だし、要所要所にひねりも効かせてあって最後まで飽きることもなく、しっかり笑えるシーンもあって大満足。

年に1〜2回はこういう良作ラブコメが映画館で見たいなー。


関心領域

★★★★☆ 4.0

─あらすじ
1945 年、アウシュビッツ収容所の所長ルドルフ・ヘスとその家族は、収容所の隣にある自宅で幸せに暮らしていた。休日は近所の川辺で穏やかに過ごし、妻ヘドウィグこだわりの庭は爽やかで美しい。職場から帰宅するヘスのブーツ、真夜中も煌々と燃え続ける焼却場、壁越しに収容所から聞こえる音に、幸せな家族たちの“関心”は向くことはなく──

アウシュビッツ収容所の所長家族が幸せに暮らす姿を淡々と映した作品。

壁一枚を隔てて大量虐殺が繰り広げられているが、わたしたち観客はそれを見ることはできない。
ただ壁越しに伝わる叫び声や、壁の外に暮らす人々の何気ない会話や行動から壁の内側の実情を知るのみ。

アート作品のように美しく作り込まれた画角と音楽なのに、最初から最後までとにかく不穏。

所長家族たちの喜怒哀楽が、全く心に響かないんですよね。壁の外で繰り広げられる感情や言動がひたすら空虚で、手にジワっと汗をかいたままエンドロールへ。いやーーすごい映画でした。

いまも戦争が絶えないこの時代にこそ見るべき作品でした。きっとあの時見つめていたスクリーンやいま触っているスマホが、あの“壁”なんだろうな……


デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章

★★★★☆ 4.0

─あらすじ
突如、<侵略者>が乗り込んだ巨大な『母艦』が東京に舞い降り多くの人々が犠牲になったが、3年後、母艦はすっかり日常に溶け込んでいた。
自衛隊による<侵略者>狩りや、過激派グループ・⻘共闘の暗躍が続く中、主人公・凰蘭(おうらん)たちは、不思議な少年・大葉に遭遇するが──

いやーーよかった。青春。セカイ系。
ポップなキャラ&非現実的な設定なのに、登場人物たちの言動が妙に生々しいので心に響くんですよね。

前章に引き続き、原作者の浅野いにお先生が制作に参加しているので、作画や演出のクオリティが高く、映画館で見て損はないかと思います。

原作既読なのですが全く結末を覚えておらず、かなり暗い終わり方をするのでは……とドキドキしながら鑑賞しましたが、思った以上に清々しい(※個人の感想です)終わり方で大満足でした。

「何に変えても、たったひとりの大切な人を選ぶ物語」がお好きな方はぜひ。


マッドマックス:フュリオサ

★★★★✴︎ 4.5

─あらすじ
怒りの戦士フュリオサが復讐のエンジンを鳴らす『マッドマックス』シリーズ最新作!
世界崩壊から45年。若きフュリオサは、限られた資源を仲間たちと分け合いながら穏やかに暮らしていたが、ディメンタス将軍が率いる軍団にさらわれてしまう。過酷な環境にめげず故郷への帰還を誓うが、ディメンタス将軍につづき、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーに囲われかけ──

最高。往年の名作ファンタジー少女漫画を読んで育ったわたくしにはドンズバに刺さる作品でした。

前作『マッドマックス:怒りのデス・ロード』は最初から最後までフルスロットルに脳を揺さぶってくるヤバい映画でしたが、今作は主人公フュリオサの心情に寄り添ったテイスト。

脳汁ドッパァッ-‼︎ヒャッハ-‼︎というよりは、孤独に叛逆する主人公を見守るような、胸がグッと熱くなる作品に仕上がっています。

とは言えアクションシーンは相変わらず飽きない工夫と見せ方たっぷり。
怒りのデス・ロードの前日譚ということもあって、前作より文明の利器が残っている設定のため「なんじゃそりゃ!?」と驚き通り越して思わず笑いそうになるようなド派手な改造車&バイクがモリモリ出てきます。

キャラクター描写も絶妙で、主人公フュリオサはもちろん、母親のメリー・ジャバサ、相棒のジャック、敵対するディメンタスやイモータン・ジョー、そして名のない人々まで、それぞれの言動ひとつひとつに様々な解釈が感じられる懐の深い作品でした。

ああ、もう一回見たい。あとメイキングも見たい。


コヴェナント / 約束の救出

★★★★☆ 4.0

─あらすじ
アフガニスタンで活動する米軍のジョン・キンリーは、部隊の通訳としてアフガン人のアーメッドを雇うことに。ある日、部隊は襲撃を受け、仲間たちはほとんど死んでしまい、キンリーも瀕死の状態に陥ってしまう。生き残ったアーメッドは自らの命も顧みずキンリーを米軍のもとへと送り届けるが、その事実を知ったタリバンに狙われ行方不明に。今度は自らがアーメッドを助けると決意したキンリーは、自力でアフガニスタンへ戻るが──

アフガニスタン戦争を舞台に、恩に恩で報いる人々の絆を描いたアクションサスペンス。

こんなにヒリヒリした設定の映画でもなお、一筋縄でいかない男同士のエモーショナルな絆を描いてくるとは……ガイ・リッチー監督、相変わらずブロマンスやバディものを描かせたら右に出るものなし。

米軍曹長のジョンも、通訳のアーメッドも、お互いに口数は少ないにもかかわらず、確かな絆が芽生えていくまでの演出があまりにも巧み。

セリフは少ない分、ひと言ひと言がしっかり練られていてめちゃくちゃ良いです。言葉の裏や行間に誠意や真心がある感じで、こんな渋い雰囲気の映画でも、おしゃれなセリフ回しの片鱗が感じられるのがまたガイ・リッチー作品らしいなと。

アクションシーンもスピード感があり、手に汗握る展開と一緒にやってくるので見応えたっぷりです。


ブルー きみは大丈夫

★★★★☆ 4.0

─あらすじ
幼い頃に母親を亡くした13歳の少女ビー。ある日、祖母の住むアパートで、子供にしか見えない不思議な存在「イマジナリーフレンド」と出会う。彼らがパートナーだった子どもに忘れられてしまうといずれ消えてしまう運命であることを知り、新しいパートナーになってくれる子どもを一緒に探すことになるが──

試写会でひと足早く鑑賞。

子どもたち特有の「自分だけに見える友だち(イマジナリーフレンド)」をテーマにしたファンタジー作品。

13歳の少女が自らが抱える不安や寂しさと向き合う姿が切なくもたくましく、ラストの展開にはかなりグッときてしまいました。

歳をとり成長するに従って自分のモヤモヤとした気持ちによくも悪くも折り合いをつけてしまいがちですが、無理に自分の気持ちを閉じ込める必要はない。
自分の好きなことにもう一度チャレンジしてもいいし、周りに頼ってもいい、と言ってくれるような温かいストーリー展開でした。

ライアン・レイノルズが出演していることもあり、見ている側をニヤッと笑わせるような演出もあるのが◎

家族みんなで映画を見たいな、なんて時にぜひ!


猿の惑星:創世記(ジェネシス)

★★★★☆ 4.0

─あらすじ
リブート版『猿の惑星』シリーズ1作目。アルツハイマー治療薬を開発する神経科学者のウィルは、実験台のチンパンジーが産んだ赤ん坊を引き取ることに。シーザーと名付け、親子のように暮らし始めたところ、シーザーは驚異的な知性を発揮しはじめる。ある日、ちょっとした誤解がきっかけで人間を傷つけてしまったシーザーは施設に入れられることになってしまうが……

5月公開の新作に合わせて、リブート版の猿の惑星シリーズを1作目から再鑑賞。

シーザー三部作として評判も高い本作、やっぱりよくできてるなぁ。とくにシナリオ面。

チンパンジーのシーザーはセリフがないにも関わらず、しっかり観客が感情移入できるように作られているのが流石。漫画『ダーウィン事変』を読んだ後だとさらに奥深く見れました。

バイオハザード的な展開も次回作への布石になっているし、アクションシーンもしっかり見せ場があって、リブート版が3部作になったのも納得。


猿の惑星:新世紀(ライジング)

★★★★☆ 4.0

─あらすじ
リブート版『猿の惑星』シリーズ2作目。エイプたちが高度な知能を獲得し、シーザーをリーダーとして人類への反乱を起こしてから10年。シーザーとその仲間たちは森の奥深くで暮らしていた。ある日、生き残った人類が発電所を求めて森に侵入したことがきっかけで、エイプと人類の対立が深まり、本格的な争いへと突入することになり──

やはり何度目であっても見応えたっぷり。
すれ違いって、戦争って、こうやって起こるよね……というのがよく分かるストーリー展開で、紛争が絶えない今の時代だからこそ胸に刺さります。

主人公シーザーがエイプと人間のあいだで葛藤する姿にカリスマ性をしっかり感じるし、そんなシーザーと敵対してしまうエイプ・コバの苦しみにも感情移入できる。

今作ではシーザーの息子を敵対するグループに配置することで、より一層、シーザーのリーダーとしての信念や行動力が引き立つようになっていてよかったなと。

ここからどうひと段落つけるのか、3作目も楽しみです。


猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

─あらすじ
リブート版『猿の惑星』シリーズ3作目。エイプと人類の全面戦争から2年後、シーザーたちは人の手の届かない砦に身を潜めていたが、ある日、人類の新たな指導者・マカロー大佐から奇襲を受けてしまう。シーザーは妻と息子の命を奪われ、仲間たちから離れひとり復讐を決意するが──

★★★★☆ 4.0

猿の惑星リブート版3作目にして、シーザー三部作の完結編。
いやーーすごかった。やはり名作。

争いはなぜ起きてしまうのか、ひとつの思想に傾倒する強さと脆さ、リーダーとしての決意と苦悩、憎しみに囚われることの虚しさ、いままでの歴史で繰り返されてきたこと全てが詰まっていました。

そして今、現在進行形で起こっている戦争にも通じるようなテーマで胸が痛い。

これだけの重厚なテーマを引き立てていたのはやはり、エイプのリーダーである主人公のシーザーでしたね。

セリフは最小限に、ひとりのキャラクターの葛藤をここまで描ききったキャスト&制作陣の手腕に拍手👏


猿の惑星/キングダム

─あらすじ
リブート版『猿の惑星』シリーズ4作目。シーザーたちが人類に反乱してから300年の月日が流れ、エイプたちは巨大な帝国を築き、知能を失い退化しつつある人類を支配していた。若きチンパンジー・ノアは、高い知性を持つ女性と出会うが、彼女は帝国幹部のエイプたちに狙われており──

★★★★☆ 4.0

シーザー三部作から数百年後の世界が舞台ということで、エイプたちの国がかなりの繁栄を見せている中、こじんまりとした部族から物語が始まって嬉しい驚き。

ストーリー面はシーザー三部作を知っているとやはり物足りなく感じますが、60年代に作られた映画とはまた違った世界観になりそうでちょっと続きが気になる終わり方でした。

個人的には主人公たちが所属するイーグル族の描き方が好きだったので、似たような部族たちとの交流と抗争とかあればもっと楽しかっただろうなと🤔

同じ“エイプ”でも、コミュニティごとに紡がれてきた歴史や価値観が分岐してる感じはいまの人類とも共通していて、猿の惑星って色んなことに想いをめぐらせることができる懐の深い作品だなと改めて感じました。


コンクリート・ユートピア

★★★★☆ 4.0

──あらすじ
未曾有の大災害で廃墟となったソウルで、唯一崩れなかったマンションに生存者が集まりはじめる。無法地帯の中、あるトラブルを果敢におさめたヨンタクがリーダーに選ばれたが、彼が権力者として君臨したことで、思いもよらない争いが勃発しはじめ──

大災害後のソウルを舞台に繰り広げられるサバイバルアクション。廃墟のVFXや演出はかなりクオリティ高いです。

人間の本性を炙り出すようなストーリーなのでそこそこ重めのテイストではありますが、キャスト陣の演技がうまくて最後までグイグイ見れちゃいました。

とくに主要キャラクターのひとりを演じているイ・ビョンホンがヤバい……!!あのキャラクターを演じきるとは流石の一言。

Netflixの方で同時期に配信された同一世界観のマ・ドンソク主演映画『バッドランド・ハンターズ』があるので、そちらがどういう結末になるのかも楽しみ。


バッドランド・ハンターズ

★★★★☆ 4.0

──あらすじ
未曾有の大災害によって無法地帯の荒野と化したソウル。ハンターとして暮らす主人公・ナムサンは、同じコミュニティの少女が誘拐されたことを知り、少女を救出するべく、ある組織へと奇襲をかけるが──

これは最高のマ・ドンソク。殴る蹴る投げるはもちろん、牛刀(らしきもの)や銃を存分にぶん回すマ・ドンソクまで見れて大大大満足です。ありがとうございます。

世界観は映画『コンクリート・ユートピア』と共通していて、未曾有の大災害で廃墟と化し、無法地帯になったソウルが舞台。ちなみにコンクリート・ユートピアを見ていなくても楽しめます。

大災害が起きてから3年後の設定ということもあって、過酷な状況をサバイブしてきた登場人物たちが一切のためらいもなく人を刺したり撃ったりしていて、びっくり通り越して爽快。

序盤は西部劇っぽい雰囲気で個人的にはかなり好みでした。後半はゾンビ系パニック映画的な要素もモリッと追加されているので、一作であらゆるテイストが楽しめるB級アクション映画が大好き!という方はぜひ。


🎥 🎥 🎥

ということで、5月に見た映画の感想をお届けいたしました!

6月以降も映画についての感想は随時Filmarksの方にもまとめているので、現在上映中の映画情報をチェックしたい方はこちらもぜひ👇

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

また次の記事or動画でお会いしましょう!
ミヤマでした! バイバイ〜👋

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