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映画『図書館戦争』感想

予告編
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 明日、10月9日(月・祝)にWOWOWにて放送予定の本作。

なんか本文中で「青少年なんちゃら条例が~」と述べてますが、、、多分「青少年健全育成条例」みたいなやつのことかな? ってことは学生の時に観たやつかな?
投稿しといて何ですが、よく覚えていないので笑。

まぁ読み返してみた限り、悪い印象は無かったんだなぁ、と。

この機会に観直してみようかな?



原作は知らなかったけど


 どっかで、どっかしらで、いやホントにどこだったかも、いつだったかも覚えていないし、言い出してしまえば “他のそういった作品” でも同様に耳にすることなのですが、「原作の方が良い」という意見……。本作がどうかは知りませんし、まぁ気持ちはわからんでもないのですが、映画を観て原作に興味を持つ私のような人間も居るんだから勘弁してくれ。

というわけで、原作のことは微塵も知らない人間の感想だと思ってくださいー。


 すごく不明確な概念や思想が誇張して描かれている本作。大概の人がどちらかに属していて、同時に、もう一方の気持ちがわからない。本作で言えば “知る権利、自由の是非” のような、どっちも理屈は通っている事柄……。

現実世界においてもそんなことは往々にしてあることで、確かに『図書館戦争』は有り得ない話だし所々に無理がある気もしますが、そんな誰しもが持ち得る感情にリンクできるようなテーマを、迫力あるアクションで描かれていて面白かったです。


 メディアを規制する側、悪役の描き方も良い。むこうの言い分に理解はできる……、けど、納得いかん、と思わせる感じって言うんですかね。とても面白かったです。仁科司令(石坂浩二)と警察の皮肉交じりの掛け合いなんか特に良かった。



 物書きへの牽制のような青少年なんちゃら条例が出たり、映画でちょっと喫煙シーンが増えるだけで問題視されたり……。そんな現代だからこそ有川浩さんはこんな話を小説にして、佐藤信介さんはそれを映画にしたんじゃないか、などという憶測をしてしまいます。もちろん、僕の勝手な妄想。根も葉もない。

というのも(もう映画の感想かどうかも訝しいですが)、それほどに考えを広げてくれた物語だったから。

ついさっきまで「有り得ない話」、「無理がある」と述べておいて何ですが、時代を遡れば書物の検閲なんて当然だったし、各々の考えや信じるものが違うだけで争いを起きていたわけですし。何を想い彼らが戦っているのかを考えながら観るだけで、見応えが一段と奥深いものになる気がします。

いや、ほんと、平和な時代に生まれたもんだ僕は笑。


 最初はロマンス要素はあっても無くても良いかな、と思っていましたが、なんとなく軽めのふわっとしたそのロマンス要素がアクションシーンを際立たせる緩急になっているようにも見え、エンタメ映画としても、深読みしても楽しめる作品だったと思います。


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