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映画『X-MEN 新三部作』感想

予告編
 ↓

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』


『X-MEN:フューチャー&パスト』


『X-MEN:アポカリプス』


過去の感想文を投稿する記事【111】

 先日に引き続き、『X-MEN』シリーズの感想文ですー。

 これまた三部作ごっちゃの感想です。内容は
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』
『X-MEN:フューチャー&パスト』
『X-MEN:アポカリプス』
の三本。

 この三部作が『X-MEN:ダーク・フェニックス』(感想文リンク)に繋がっているわけですが、正直よく覚えていないまま『ダーク・フェニックス』観に行っちゃってたなぁ笑。


前日譚だけど、ある意味「ニュー・ジェネレーション」?


 週刊連載の少年漫画、特にバトル、アクション、ファンタジー系の作品とかで過去編みたいな流れになると、人気獲得のためのいわゆる “テコ入れ” なんじゃないか?と勘繰ってしまう自分がいます。もしかして(公開順で言うと一作前の)『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』って人気無かったのかな? ウェイドの評判も悪かったらしいし笑。

 まぁ冗談はさて置き。この新三部作が立てた最大の偉勲はきっと、タイムラインを新たに引き直したことだったんじゃないかと。そもそも『ファースト・ジェネレーション』で個々の細かい設定というか能力などを深く掘り下げていて、ある意味で(個人的には)リブートに近い印象があったので、「そんなんまでアリにしちゃったら元も子もない」と言いたくなる気持ちもわからなくもないですが、これがあったからこそ今もこの『X-MEN』シリーズを楽しみ続けられる。


 オリジナル三部作は戦闘シーンの描写が夜だったり曇りだったり屋内だったり、ウルヴァリンシリーズは戦いの経緯や理由が暗いというか卑屈というか、おまけに両方とも締め括りがスッキリせず、いつも痼りを残しやがって(もちろんどれも好きですけどね)。

 それに比べてこの新三部作は、シリーズを通してのイメージカラーが明るい気がします。X-MENのスーツの色だとか、晴れたビーチでの戦い、ガラッと印象が変わったBGMなどのおかげなのかな? 登場人物の若さや、能力を使いこなせるようになるまでの努力、その苦難を乗り越える過程で生まれた絆など、それらから生じるフレッシュさが先述の “リブートに近い印象” を与えてくれたのかもしれません。


 個人的には中でも『ファースト・ジェネレーション』が大好き。迫害や差別など、悪い意味で特別扱いされ、同じ痛みを知る彼らが共に努力する姿は凄くステキ。アメコミヒーロー映画の大半が、既にある程度の能力が出来上がった状態で描かれがちで、それらとの差別化にも繋がるんでしょうけど、そもそも「(能力を鍛えるための)努力や訓練」を描くこと自体が良い。“ぶっつけ本番” みたいな流れのドキドキと、上手くいった時の「イェーイ!」という興奮、さらに同時に流れるBGMが高揚感を煽りに煽ってくれるような戦闘シーンも勿論グッド。急激にヒーロー映画っぽくなった気がします。そこは流石のマシュー・ヴォーンってことなのかな?笑

 間に『ウルヴァリン』を挟んでましたけど、『ファイナル・ディシジョン』と比べてCGの質が段違いなのも驚き。5年でここまで変わるのか、と驚きです。

 あと急に話が変わりますが、日本語版の吹替えが急に変更になったのは残念だったなぁ……。まぁ基本、字幕派だからあんまり関係ないんですけど。


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