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映画『アクアマン』感想

予告編
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 近々、『アクアマン 失われた王国』が公開されます。まぁ出演者に色々あって……そのせいなのか定かではありませんが、5年ぶりの続編。どうなるんでしょうね。

 ということで本日は、前作、っていうかシリーズ一作目の『アクアマン』の感想文を投稿しますー。

 公開当時の感想文ですが、よければどうぞー。


やんちゃヒーロー×海中ドンパチ⇒面白くないわけがない!笑


 DCEUは歩みが遅い笑!『ジャスティス・リーグ』(感想文リンク)公開からもかなり経っていますし、これまでも各ヒーローの個性や魅力がまだ存分に発揮されておらず花開いていない感が否めません。

 そんな中での『アクアマン』。

 噂によると巷では作品の映像や雰囲気から “海中版『スター・ウォーズ』” との呼び声も高いらしい本作ですが、これはもうSFどころの騒ぎじゃない、もはやファンタジー。CGによる華麗で苛烈な映像美のアクションシーンは、エンタメ作品としては文句なし。2D版と4DX版の2つしかなかったので僕は2Dで観ましたが、4DXはヤバいかもしれない。(そんなワケないとはわかっているけど)観終わった時にはビショ濡れになっているかもしれない(笑)と思ってしまう程に海中シーンのエフェクトは激しく凄まじい。

 けれどこれから加速していかなきゃならないDCEU的にはこれぐらいブッ飛んでいる位の方が丁度良いんじゃなかろうか。そしてその役を担ったのが彼で本当に良かったと思います。


 アクアマンことアーサー(ジェイソンン・モモア)は人間と海底人の混血ではあるものの、紛れもない “王”。それも「伝説の」とか「選ばれし」と言われる程の。しかしそんな肩書きからだけでは全く想像できない程の “やんちゃっぷり” を見せてくれます。荒い言葉使いにパワフルなアクション、(ジェイソン・モモア自身の魅力が大きいですが→)イカツいビジュアルと不敵な笑み。そして、高貴な身分、或いはヒーローには似つかわしくない(笑?)それらの言動それぞれにマイルドさがあるから、“尖っているのに可愛げがある” という最強のキャラオプションを生み出していたような印象です。はっきり言って、現状のDCEUの中では最も愛されていると言っても過言じゃないんじゃないでしょうか。

 個人的にはもう少しコメディ色(序盤のスマホのくだりとか、MCUで言うところのハルクのような笑える乱暴なツッコミなど)があったらより好きになれた気がします。あくまで個人的にはね。


 ……なんかストーリーとか設定とか『マイティ・ソー』みたいだ。だからこんなこと思ってしまうのかな? しかし実のところ、そんな媚売りが無用なくらいに彼はカッコイイのです。


 一方で宿敵のブラックマンタは……どうなんだろう? かっこいいのかな? ヴィジュアルは原作のコミックに近いみたいですけど、実写になるとあのデカい頭はインパクト抜群です。まぁ今後も出てくるっぽい終わり方でしたし、彼については今後に期待。

 先述の通りアクションなどエンターテインメント作としては申し分がなく、物語の中で “守るものの違い” という視点から王とヒーローを対比させつつ、アクアマンとしてヒーローに足る矜持を示すことによって、ヒーロー映画としても素晴らしい仕上がりの本作。大袈裟かもしれませんけど、まさに海の如く深い作品と言いたくなっちゃいます。


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