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映画『ニンジャバットマン』感想

予告編
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過去の感想文を投稿する記事【83】

 先日投稿した映画『ダークナイト』感想文もそうですが、もともとは

「映画『ジャスティス・リーグ』をちゃんと楽しみたい」
「だからある程度DCヒーロー映画を観て予習しておこう」

と思って観始めただけなんです。近々(たしか9月1日だったかな?)アマプラでも『ジャスティス・リーグ』(感想文リンク)が配信開始予定ですし。


 なので、最近DCヒーロー映画の感想文をちまちま投稿していたのは、以上のような理由から。……とはいえ、特に本作は『ジャスティス・リーグ』と関係無いんですけどね。他のDCヒーロー映画の感想文も含め、色々と読んで頂けたら嬉しいですー。




自分の負け


 随分とぶっ飛んだその脚本にばかり目が行きがちでしたけど、本作には細かな所に様々なアイディアがたくさん詰まっていたと思います。例えば、爆発を背に横並びで駆ける姿をスローに映すシーンは、日本特有(?)の特撮へのオマージュのよう。終盤の突飛な展開が悪ふざけではないこと、そして “日本で作るヒーロー作品” というブランドに矜持を持たせる意味でも面白かったと思います。反対に、終盤には原作のバットマンへのオマージュを彷彿とさせるシーンもある。キャラクターデザインだって申し分なし。最近までリアル路線が多めだったジョーカーのデザインも、どことなくキリングジョークっぽくてカッコイイ。



 他にも色々と魅力・見所は多い。それだけに……何でしょうか、気になってしまうところがありまして。まぁ大概は僕の頭でっかちが原因なので、気にするまでも無いことなのですけどね……。細かに散りばめられたアイディアに気付く代わりに、他にも細かい部分が気になってしまいました。繰り返しになりますがアイディア自体は凄く面白いんです。

 特に大きかったのはヴィラン大名のくだり。『スーサイド・スクワッド』(感想文リンク)での違和感と近いというか、説明に傾倒し過ぎるあまりストーリーが足踏みになってしまった印象です。何よりあのシーンは、日本の歴史に名を残す大名達ですら歯が立たないことを表現することで、これから対峙するヴィランの魅力を印象付けるシーン。そこが退屈に感じられてしまったのは残念。これは是非に関わらずボクの個人的趣味だけど、近年の日本の作品(主にアニメ、漫画、ライトノベルに多いイメージ)でお得意の「異世界迷い込んだけどオレ(ら)TUEEEE(強えええ)」を前面に繰り出せる絶好の機会だったんじゃないのか?とか思ってしまいます笑。

 珍しくネチっこい物言いばっかりでゴメンなさい……。でも、かなり期待していたからこそ、ってのはあるのです。去年か一昨年か、キャラデザの岡崎さんが描いたティザービジュアルを目にした時、心臓が弾けるくらい興奮したんです。もぉね、これがカッコ良過ぎたもんだから「CGアニメかい!」って思ってしまったんです笑。神風動画がどーのこーのってわけじゃないんです、勿論。ただね、何となく消化不良というか、肩透かし感は……。よし、もうこの話はやめます!
 というわけで、そうやって細かい部分が気になっちゃう見方が染み付いてしまったボクの負けなんです笑。



 実は今回、キャスト・スタッフ陣の舞台挨拶付きの上映回を鑑賞したんです。ジョーカー役の高木渉さんがフザけていたのも印象的でしたが、大忙しで舞台挨拶に参加されなかった梶裕貴さんへの当て擦り・当てつけかの如く、登壇者全員が

「どーも、梶裕貴です」

って名乗り出したのがメチャクチャ面白かった笑。収録が一緒だった演者陣はともかく、キャラデザ担当の岡崎さんまでもが空気を読んで……

「あ、えっと……どーも、梶裕貴です」

と口にした瞬間、会場中から割れんばかりの大爆笑が起きていたのは良い思い出です。


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