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日本のR&Dにもっとチャレンジできる機会を提供したい

「複業・副業」と聞いて皆さんがイメージするのはどんな職種でしょうか?

多くはSEやデザイナー、マーケティングやコンサルタントなど、いわゆる「文系職」がほとんどで試験管を振るような「理系職」のイメージはほとんどないかと思います。

「理系職」分野での複業に関しては、今まで機密保持などが厳しく、なかなか踏み出せない分野となっていました。

そんな中、弊社RDサポートはこの研究開発分野で20年以上「派遣事業」「正社員紹介事業」を展開しており、そのノウハウを応用することによって、今春より研究開発を始めとする理系分野で初の理系専門職の複業支援サービス【RD LINK】のリリースに至ることができました。

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こんにちは。
RD LINKの須藤と申します。

今回はRD LINK立ち上げの背景にあった研究開発分野の課題や、採用の変化など、私たち理系専門職特化型の人材コンサルタントとして日々企業から聞いていること、感じていることをお伝えできればと思います。

企業側が理系職の人材面で抱える課題

①欲しい理系専門人材が採用できない
理系の専門職となると、もともととても母数が少なく本当に人材を見つけることにとても苦労します。
(最近ですと、糖衣の技術が欲しいという案件を頂きました。なかなかいない、、)

その上で欲しい技術を持った方が職場の雰囲気に合うか、金額面がフィットするか、、、
と、採用はとても難しくなっています。


②常勤ではなく、スポットで人材が不足している分野がある
例えば、機能性表示食品の申請業務が必要だが社内に対応できる人材がいない。
しかしこの部分だけだと毎日の出勤はいらない。このようなスポットとして人が足りないという相談を多く受けています。

③新規事業にチャレンジしたいが、正社員で雇うのはリスクが高い...
素材メーカーが、消費者向けの最終商品にチャレンジしたい。製薬メーカーだが、機能性表示食品にもチャレンジしたい。食品素材を扱っているが、
化粧品素材にもチャレンジしていきたい。などなど、他にも実に様々な新規事業立ち上げ案を伺ってきました。

しかし、やはり新規事業にはリスクは付きもの。正社員の採用だけではない選択肢を考えている企業がとても増えてきていると実感しております。

④若手の技術継承ができていない
この課題についての声も、とても多くいただいています。少子高齢化によって、若手社員が少なく退職者による知の喪失への懸念。若手への知見やノウハウの伝達・蓄積がとても大きな課題となっています。

また、②に書いたスポットで足りない分野を補うため、本業ではない業務も任せるので本業に集中できず、若手の育成ができない。という声も頂いています。

ここ最近の採用の変化


ここ数年求職者側も企業側にも少しずつ、でも着実に変化が出てきていましたが、コロナ禍によってさらに大きく変化を感じています。

個人側ですと、昨年から多くなっている早期退職ですが、研究者の方でも早期退職し起業や、個人事業主として自身の経験や知見をもっと様々な舞台で活かしていきたいと考える方が増えています。そしてこのコロナ禍の影響もあり、複業などキャリアについて考え始める方が多く、相談数も増加しております。

企業側でも最近「地方×副業」の求人がコロナ渦で約4倍になるなど、複業の受け入れ態勢は着々と整ってきていることを感じています。まだまだ理系専門職での複業の受け入れは多くはありませんが、この流れは企業側の話を聞いているとこれから加速度的に増えていくと感じております。


様々な「不」を聞き、様々な変化を感じて

「複業・副業」を選択する研究者の方々や、受け入れる企業はR&D分野ではまだ少ないですが、上記の状況や変化も踏まえ、確実に増えていることを日々実感しております。

企業は抱える課題を解決し、新たなイノベーションを起こすキッカケと出会うことができ、働き手である研究者としてはスキルアップに繋げたり、自分の経験や技術を更に社会へ活かしていく機会を得ることができる。

そんな機会を創り出すお手伝いができればと強く想い、日々仕事をしております。

一人でも多くの方に、
一つでも多くの企業に、
チャレンジをもっと気軽に、


その機会を提供できるよう精進してまいります!

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