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これまでの音楽活動⑨

【Roadroller Sound Studio】(@RBYYYYYYYYYYYYY)です。

前回のお話 → これまでの音楽活動⑧


無事予選ライブを通過した僕らは、そのライブハウスのブッキングマネージャーから通常のブッキングライブの提案を受けました。
ぜひ一緒にライブして欲しいバンドがいるというお話でしたが、結果としてその先輩バンドさんは僕らの音楽活動に多大な影響を与えることになります。

照明の使い方、楽曲に関するアレンジはもちろんのこと、特に一番影響を受けたのが「MTR(マルチトラックレコーダー)」関係です。
ライブ中もMTRと同期して演奏したり、自主制作音源(シングル、アルバム、ミニアルバム)は基本的に自分達でMTRを使ってレコーディングしたものでした。

また、せっかくこうして音楽のことを話せる機会なので、今回はある音楽ジャンルについて触れさせて頂きます。

先輩バンドさんの音楽ジャンルは「シューゲイザー」と呼ばれるものでした。

シューゲイザー (Shoegazer)は、ロックミュージックのスタイルの1つ。
フィードバック・ノイズやエフェクターなどを複雑に用いた深いディストーションをかけたギターサウンド、ミニマルなリフの繰り返し、ポップで甘いメロディーを際立たせた浮遊感のあるサウンド、囁くように歌い上げるボーカルなどがシューゲイザーの一般的特徴として挙げられる。
「シューゲイザー」という言葉がメディアで初めて使われたのは、1990年初頭にイギリスの音楽誌『サウンズ』に掲載されたムースのライブについての批評記事上である。
このライブでムースのボーカル、ラッセル・イェーツは、曲の歌詞を憶えられずステージの床に貼り付けた歌詞カードを見ながら歌唱・演奏していた。
その光景はまるで靴を見つめているかのようであり、それを見た同紙の記者が前述の記事内で「シューゲイザー(靴を見つめる人)」と表現した。
そこから一部のメディアが揶揄を込めてシューゲイザー(シューゲイジング)と呼ぶようになったのが始まりである。
アメリカの新聞社ニューヨークタイムズはペダルボードエフェクトの多用のために常に足元に目を落としている演奏者の姿を表現したものと紹介した。

(Wikipediaより引用)

僕らは【GRAPEVINE】と【BUMP OF CHICKEN】を足して、2で割ったようなJ-ROCKをやっていたので、「シューゲイザー」とは程遠いモノでしたが、僕個人の音楽嗜好としては今でもトップクラスで「シューゲイザー」を愛しております。
ある意味、先輩バンドさんは僕の人生にも多大な影響を与えていますね(笑)

だいぶ前置きは長くなってしまいましたが、本日お伝えしたいことはバンドマンは【ミュージシャンズ・ミュージシャン】を目指すとちょっと良いことがあるかもしれないというお話です。

【ミュージシャンズ・ミュージシャン】とは
同業者であるミュージシャンから支持されているミュージシャンを指す語。
必ずしも一般消費者の受けがよいとは限らないが、専門家から高く評価されているミュージシャン。

(weblio辞書より引用)

手前味噌ではありますが、僕らはライブハウスの方々や、大人の方々からは評判でした。
全てオリジナル曲でライブをするまでに何度もライブをしましたが、当時やっぱり【GRAPEVINE】をコピーする高校生ってホント居なくて、バインの曲を演奏するだけで知らないお客さんも喜んだし、オリジナル曲も確実に影響を受けていたわけなので、ライブハウスの方々や先輩バンドマンさんのウケも良かったんですよ。

簡単に言えば、そのおかげで音楽会社の方と出会うことができて、メジャーデビューまではいかなかったものの、僕の人生においてそれはもう貴重な経験をたくさんさせて頂いたというわけです。

以前、”芸術音楽家になりたいか、商業音楽家になりたいか ”という記事を書いたのですが、芸術音楽家を目指す若いバンドマンさんはミュージシャンが好む音楽をたくさん聴くことをオススメします。

ミュージシャンが好む音楽って一概には説明できないのですが、もうすでにそのセンスが育っている、備わっている方であれば、この時点で僕が何を言いたいのかきっと伝わっていると思います(笑)

もし何言ってるか全然分からないという方は、ご自身が好きなバンドやアーティストさんのインタビュー記事を読んで、どんな音楽を聴いていたか、どんな音楽から影響を受けたか、そこに載っているアルバムを聴くようにして下さい。

その良さが理解できた時には、同じ音楽ジャンルの他のアーティストを探し出すようになるので、連鎖的にどんどん音楽の知識、引き出しが増えていくはずです。

今回は僕の音楽活動を振り返るというよりは、ちょっとした音楽講座だったり、若いバンドマンさんへのアドバイスだったりしましたけど、当の本人は楽しく書いておりますので、次回もお付き合い頂ければ嬉しいです(笑)

それでは本日は僕が愛してやまないこの曲でお別れしましょう。

■My Bloody Valentine/Only Shallow


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