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これまでの音楽活動⑦

【Roadroller Sound Studio】(@RBYYYYYYYYYYYYY)です。

前回のお話 → これまでの音楽活動⑥

T君とS君が在籍していたコピーバンドについて少し。

T君とS君は「GRAPEVINE」や「BUMP OF CHICKEN」等のJ-Rockが好きで、最初からオリジナル曲で勝負していきたいという少年でした。

その一方で他のメンバーは当時流行っていたバンドのコピーをやりながら、将来は「Janne Da Arc」のようなヴィジュアル系バンドを目指したいと。
お互いに方向性が違うから解散して、それぞれでやりたいバンドを組もうということになったのです。

そういえば、T君は高1で初めて出会った時は金髪だったし、ファッションもゴシック的な雰囲気だったので、解散ライブを観に行った日も周りのメンバーとそこまで違和感は感じなかったのですが、S君はただ一人、ジーンズに白の長袖シャツを腕まくりして、寡黙に爽やかにギターを弾いていて、めちゃくちゃステージで浮いてたな~なんて今思い出しました(笑)

ちなみに音楽性は違えど、僕らはそれからも一緒にライブをしたり、音楽大会に出たりと、お互いのバンドが解散するまで友好関係も続きます。

話は少しだけ逸れますが、バンドの打ち上げや飲み会って正直楽しくないものもあったり、チケットが売れない上に飲み代もかさんで、あまり良いイメージをお持ちでないバンドマンの方もいらっしゃいますよね?

でもバンドに限ったことではありませんが、良い打ち上げ、良い飲み会というのは必ずあります。

僕らは音楽ジャンルも目指す方向性も全然違ったし、定期的に出演するライブハウスも違ったりしたので、打ち上げの時に情報共有したりなど、僕ら2バンドに関しては毎回非常に有意義な飲み会となりました。

変な言い方にはなりますが、バンドマンの方は可能な限り、良い打ち上げ、良い飲み会になるよう自分達で努力することをオススメします。
今思えば、僕らは若さゆえに損していた部分もあったと思うので、現在進行形で頑張っている若いバンドマンの方にちょっとでもこの気持ちが伝われば良いなと思って書きました。

それでは話を戻します。

僕とT君とS君の3人で少しずつ活動していく中で、やはりドラムはなかなか見つかりませんでした。
仕方ないのでドラムが見つかるまでは3人でアコースティック編成にすることに決め、発電機等の機材がいくら位なのか調べ始めたその時、奇跡が起きました。

T君の高校でドラムが超絶上手いと評判だったひとつ学年下のG君のバンドが解散すると聞き、すぐさまT君が声をかけ、G君に加入してもらえるか4人でセッションをすることになったのです。

初めて4人で演奏した曲は【BUMP OF CHICKEN】の「アルエ」と「グロリアスレボリューション」。

※「グロリアスレボリューション」は動画の10:40~から


2曲の演奏が終わった後…

T君・S君・僕「どう?一緒にやらない??」
G君「僕でよければ、こちらこそよろしくお願いします」

それは、僕の人生で初めてちゃんとしたバンドが結成した瞬間でもありました。

中二の頃から憧れ続けた夢のバンド活動。
初めて音楽を聴いた時、アコギに挫折した時、エレキベースを買って毎日練習した日々のこと、色んな思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡り、これから僕はベーシストとしてバンド活動をするんだと、後から実感が湧いてきました。

あの日、初めて4人でセッションしたスタジオの風景も忘れることはないでしょうね。


次のお話 → これまでの音楽活動⑧

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