人生に悩んでます

今日は日曜日なので
私が最近考えていることについて
つらつらと書いていきたいと思います。

刺さる人にはとても刺さるでしょうが

ん？
という感じる人と半々くらいに
分かれる話かもしれません。

◯未だに幸せについてよくわからない

noteで文章を書き始めて約2年
その前から精神科ナースとして
人の幸せについて

これが正解じゃないか？
不正解はこれじゃないか？

と日々感じたり
学んだりしながら
患者さんを看護して
情報をアウトプットしてきました。

それでも未だに
私自身が精神的に不安定になることもあるし
自己肯定感が低くなったり
人生を満喫出来ていないなー
と感じることも多々あるんですよね。

その過程で
発信している内容も
変化してきている。

たとえば以前は

「悪口は言わない方が良い」
「ネガティブな発言はしない方が
　周りの人にも悪い影響を及ぼさない」

という発信をしてきましたが
最近は少し考え方も変わってきて

ネガティブに感じた
自分自身の心を
抑圧し過ぎる癖がついても

自分自身の欲望や感情の揺れ動きを
抑え込もうとし過ぎて
やりたいことがわからなくなったり

時には自分の感情に
素直になる瞬間も
必要なのかもなー

とか
あーでもない
こーでもない
と考えたりしています。

◯で、どうなりゃ幸せになれるの？

自己肯定感
不安
自信
プライド
孤独
悩み
人間関係

こういう内容について
考えていると
幸せに生きられる
生きづらさを軽減できるかな？

と思いながら
日々発信しているわけですが

冒頭に書いたように
私自身まだまだ悩むことばかりなんです。

でもたぶん
皆さんも同じじゃないか？
と思うんですよね。

人生や幸せについて考えたり
自分自身がより良い人生を歩もうと
一生懸命生きている人ほど
次々と色んな悩みや不安が
現れるのではないかと思うんです。

どれだけ考えても
どれだけ追い求めても
正解がわからない。

揺るぎない自信なども
身につく気配すらない。

これでいいのかな？
この考え方や行動であってるのかな？

と
真面目に生きている人ほど
自問自答しているような
気がしています。

◯青春の光と影

そんなことを考えていた先日
映画「コーダ　あいのうた」
という映画に出会いまして

頭痛くなるほどに
泣いちゃったんですね。

予告編を載せますが
この映画は
歌を歌いたいという夢を持っている
主人公のルビーという女の子が
耳が聞こえない父、母、弟から
夢を追わずに地元に残って
一緒に事業を協力してほしい
耳の聞こえない自分達の
通訳として残ってほしい

と言われ
葛藤しながら
ルビーが成長していく映画で
実はアカデミー賞を取った
2021年の映画なんですね。

家族と平穏な生活を送るのか
それとも夢を追うのか

という
よくありそうなテーマではあるんですが
最終的には
ハッピーエンドのストーリーなんです。

幸せってこういうことだよなー

と映画を見ている人が
みな納得しそうになるんですが

映画の主題歌
「Both Sides Now」
邦題が
「青春の光と影」

という歌が流れてくるんです。

歌詞で私は号泣させられることになるんですが

この歌の歌詞の冒頭

空に浮かぶ雲を
のどかに眺めていたり
時には雨や雪を降らせて
邪魔をするようなものにも見える。
雲を上や下から
眺めてみたけど
思い出せるのは
雲の幻影だわ

というような内容の
フワッとした歌詞から
始まるんですよね。

この曲の歌詞は構文というか
〝雲〟の部分が
〝愛〟に変わって展開されるんです。

どんなデートや会話も
おとぎ話のように
めまぐるしく踊っているようなもの
そんな風に思っていた。
だけど今は
ありきたりなもので
相手が去っていったとしても
笑わせておけばいい。


愛を両側から見てきました
与える側ともらう側から
でもどういうわけか
思い起こすのは愛の幻影
私は愛のことなんか全然わからないのです。

そして最後は
〝愛〟が
〝人生〟に置き換わる。

人生を両側から見てきました
勝者の側と敗者の側から
でもどういうわけか
思い起こすのは人生の幻想
私は人生のことなんか全然わからないのです

人生を思い返すと

友人と遊んだり何かを成し遂げたり
妻と子供を育てたり家族と
食事したり花火をしながら温かさを感じたり

自分のミスや失敗で患者さんに
危険な目に合せそうになった恐怖や
自分がやりたいことを押し殺して
自分の夢を諦めて
自分で自分を嫌いになった時期もあったり

頑張って日々努力すればするほど
友達からは
「変わったねー」
と言われることもあり

人から信頼されることもあれば
人が離れていくこともある。

穏やかに過ごすこともあれば
常に空虚感や疎外感を感じて
刺々しくなることもある。

昔感じていた悩みがなくなったら
また新たな悩みが生まれ

その悩みを乗り越えた先にあるのは
ちょっとした喜びと
より大きな壁だったりする。

どんな角度から人生や愛を見ても
希望や絶望が必ずあり
見えるのはその一面でしかなくて

どんなストレスに感じることも
裏から見たら
自分を成長させてくれる
エネルギーになるかもしれないし

逆にどれだけ成功しても
自分の中に傲慢さを生むタネになり
未来の自分を苦しめることになるかもしれない。

だから
正解を追い求めたり
全体像を理解したと思っても

どこまでも
〝よくわからないもの〟なんだよ

と教わったような気がしたんですよね。

自分が何をしたいのか
今の自分はこれでいいのか
幸せな人生を歩んでいるのか

と今、悩んでいる人は
腑に落ちるんじゃないでしょうか。

そうなんですよ。

この世はよくわからないんですよ。

だからもがくんですよ。

正解がないから。

あーでもない
こーでもない

と悩み続けるのが人生。

そう教わりました。

素敵な曲です。
是非聴いてみてください。

今日はいつもとテイストが違う
文章でしたが
読んでいただきありがとうございました。