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うつ病がなかなか治らない人の特徴

うつ病を患って
通院したり
入院したとして

数ヶ月の時間は要したとしても
回復して
症状が数年以上再燃することなく
経過する人もいれば

なかなか復職できなかったり
長い間抑うつ状態から
抜け出せない人もいる。


現場で何百人と患者さんを見てきて
その違いって
一体何なのか

という話をします。


◯メンタル疾患とその他の疾患との大きな違い


では結論です。

メンタル疾患は
受け身のままでは良くなりません。

怪我や癌、肺炎、盲腸などは
病院にさえ
行くことができれば

あとは病院側が
手術をしたり
薬を使うことによって

大幅に回復します。

もちろんそれでも
治らないことはありますが
それは患者さんの努力で
補えることでもありません。


中には慢性の糖尿病のように
食事や運動に患者さん自身が
気を遣わなきゃいけない
つまり
積極性が必要になってくる
身体疾患も一部ありますが

メンタル疾患に関しては
病院だけではなく
患者さん自身が
受け身ではなく

患者さん自身が
自分自身に向き合って
治すために
症状が改善するために
自立していくことが
求められます。


メンタル疾患と
その他の新体系の疾患との
大きな違いはここにあります。


◯メンタル疾患を治すためにやるべきこととは


かといって
患者さんに大きな責任を
任せるつもりはなくて

もちろん
難しいことを
求めるわけでもありません。

むしろ
その肩の力を抜くことが大事で

自分でどうにかしなきゃ!
とたくさんの本を読んだり
ネットで調べまくったり

頑張りすぎる方も多いんですよね。


そういう難しいことではなく
もっと簡単で
シンプルなことから
やって欲しいなと思っています。


・睡眠、休息を取る
・腸に負担のかからない食生活
・適度な運動
・忘れずに薬を飲む


もうこれだけできれば
多くのメンタル疾患は
良くなると思います。

もちろん加えて
定期的な通院も大事なのですが

生活リズムを整えて
しっかり休息を取ることが
患者さんに行って欲しいことで

そこに関しては
我々医療者も
限界があります。


特に再発を繰り返す
特徴のあるメンタル疾患は

乱れた生活を送っていると
再発しやすくもなり

今の時点で
患っているメンタル疾患も
当然良くなりにくい。


無理してたくさんメンタル疾患の
勉強をしたり
気合いで乗り切ろうとするより

まずは生活を安定させることが
大事です


◯他力本願では思った通りにいかないのが人生


メンタル疾患との
付き合い方だけじゃなく
何でもそうだと思いますが

受け身のままだと
思った通りにいかないんだと思います。


人生はドライブみたいなもので
目的地を設定せず
何となく右に行ったり
左に行ったりしているドライブでは
最終的に行きたい目的地に
辿り着くことは難しい。


人任せ
世間任せ

それだと自分の思った通りの結果
すなわち
病気が快方に向かう
ということには
なかなかならないんだと思います。

病気が良くならないのは
医者が悪い
看護師が悪い
親の育て方が悪い

など
外側に理由をつけたままで
自分でどうにかしようとしないと
どうにもならないんですね。


だから自立をすることが大事で
自分でどうにかしようとする気持ちや
取り組みが必要。

もちろん
自分の努力だけでは
どうにもならないこともありますが

自分の努力と
周りの助けと
運などが相まって

良い結果は
もたらされるんだと思います。


うつ病などの病気を患ったことは
不運としか言いようがありませんが
置かれた状況で
自分は何をすべきか?

を考えられる人が
症状が改善しやすい

というお話でした😌

サポートしていただけると相当喜びます😭