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引きこもることは正常なことである

ストレス社会と言われて
久しい現代ですが

仕事にせよ
家庭にせよ


朝らから晩まで
大なり小なりストレスにさらされ


本来であれば
交感神経を優位にして
一時的なストレスに
立ち向かって
戦ってきたわけですが


現代は戦う相手や
意識する人の目などが
長時間続いている事で


常に身体が交感神経優位
つまり
緊張状態になってしまって

不眠、腰痛、倦怠感、食指不良
あるいは
顔面神経麻痺
過眠のように

メンタルの不調からきていると
一般的には思われていないような
身体の不調を
訴えるようになる。



休んでいるつもりでも
その間もスマホで情報を処理したり
ゲームをしたり
脳が休まる隙を
与えられていなかったりして

本当の意味で
休めてないと思うのです。



そして気がついたら
何にもやる気が起きなくなり
家から出られず
引きこもってしまう
ということになる。



ただし
私が今日言いたいのは
そういう時は
身体が機能して
動きを止めているのだから
無理して動こうとしないでいいんじゃない?

という話をします。


◯引きこもりは強制的にストップかけている


ねずみの強制水泳試験
という実験がありまして

水の中にネズミを浮かばせて
ネズミは犬掻きを最初はするのですが
陸に上がれないので
ほどなくして泳ぐのをやめてしまう。

そしてねずみを引き上げて
また時間をおいて
水の中にそのネズミを入れると

今度はさらに早く
泳ぐのをやめてしまう
というもの。



しかし抗うつ薬の投薬や
電気けいれん療法のような
抗うつ薬療法を施したマウスは
諦めることなく泳ぎ続けようとする

というものなのですが


その結果として
無理に頑張り続けた
ネズミの方が
溺れてしまうらしいんですね。



つまり
身体が動かなくなる
というのは
身体がストップをかけている

ということなので

そこで無理して動こうと
してしまうと
死ぬとまでは言いませんが

余計にメンタルを
崩壊させることに
なるかもしれません。


◯休むことが苦手な人ほどメンタル崩す


精神科病院で勤務して
今年8年目を迎えているのですが

何度もメンタルを崩して
入退院を繰り返す人の特徴って

自分の限界を知らず
自分ならできると
思っているラインが
高過ぎるんですよね。

見方を変えると
休むのが下手。

世の中にはショートスリーパーがいたり
休まずに活動しているように
見える人もいますが

ああいう人は
休んでいたり
サボっている姿を
見せないだけだったり

オンとオフの切り替えが上手で
人にわからないところで
休めているだけ。



そして
休み下手な人って
自分の力量を高く見積もっているので
自己評価が高かったり
プライドも高かったりする
から

それも無理をさせる原因であり
メンタルを崩す要因に
なっていることがある。



休もうと思った時に
休むのではない。

自分を他人のようにみて


「最近プライベートでも
 やることがたくさんあったから
 そろそろ休憩を入れてあげないとな」

「最近精神的に負担がかかっていることが
 続いたから
 そろそろメンタル的に
 しんどくなるかもしれないな」


精神的な不調をきたす前に
早めに休息を入れていく。

休みたくなった時は
既に疲れてしまっている状態なので

その前に自分なりの
休息を挟んでいきましょう。


ちなみに私の場合は
睡眠不足になると
ほぼ確実に精神的な不調に至るので

夜勤明けは無茶せず
必ず寝ますし

娘の夜泣きがひどかった次の日は
必ず昼寝をするようにしています。


自分の体感的には
まだまだイケる!
と思っていても、です。

精神的には楽しめて
身体的な疲れだけであれば
ヘトヘトになるまで
やり続けて
倒れるように寝る

というやり方もありますが
精神的なストレスに関しては
限界を超えても気が付きにくいと
私は感じるので

なんとなく
身体がだるい
とか
今日は何もやる気が起きないな

という時は
身体がストップをかけているのだと思って
臆することなく休みましょう😌

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