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人間関係は深めなくて良い

・人と深い関係が築けない
・他人と深い関係になることが面倒くさい
・浅い会話しかできない


などの悩みを
SNSや
その他の発信などで見かけることが
よくあります。

精神科病院でも
他人とのコミュニケーションに悩んでいて
深い関係になれないという
悩みを持っている人がいます。



しかし

なぜ深い関係になることが
大事だと思っているのでしょうか?




人間関係は
他人と関係を深めようとすればするほど
関係はこじれる
と言われています。



なぜなら
相手を支配しようとしたり
執着が生まれるから
です。


◯人と完全にわかりあうことは出来ない


話せば分かり合える。
心は通い合わせることが出来る。

そう誤解されていますが

基本的に人と人が
完全にわかり合うということ自体が
かなり非現実的。

それが親子であれ
夫婦や友達であれ

人というのは複雑なもので
いろんな面があって
それでいて変化し続けるものなので

心の奥底まで理解できると
思わない方がいい。

その人の傾向や側面を
捉えることは出来ても
相手を全て理解してしまうことは
相手を支配しようとする行動なので
もはやテイカーです。


◯目指すべき人間関係とは


なぜこういう話をしているかというと
相手を深く知りたいという心理は

自分が騙されたくない
とか
この人は信頼していいんだろうか?
という
自分のための心理なんですよね。

相手のためではなく
自分のため。



だから
関係を深めようとすると
無意識に相手を
コントロールしようとしてしまうから
関係がこじれる

というわけです。


◯適度な距離感と礼節が必要


言いたいことを言うとか
我慢せずやりたいことを貫こうとすると

相手を傷つけることが多々あります。

自分の夫婦関係では
自分は思ったことを言えている関係だぞ?

と思っている場合
少なくとも
相手は我慢している

思っていた方が良いと思います。

もしくは
自分も無意識に
言っちゃいけないライン
やっちゃいけないライン
それを超えないようにしているということで

どんな関係であれ

お互いがあるがままの関係というのは
相当に稀なのだと思います。


◯必要なのは相手を信頼すること


深めようとするということは
テイカーと言いましたが

じゃあ人間関係における
ギバーの役割とは
どんな役割でしょうか?

それは
無条件に相手を信頼することです。

この辺の話は
アドラー心理学でも
交友のタスクとして
詳しく述べられていますが

出会う人全て
でなくても良いですが


相手を無条件に信じることです。



相手を疑っているうちは
信頼関係は築けません。

そして信頼関係も
あなたから始めるのです。

それが幸福になる道だと言われています。




人間関係においてできることは
むしろそれだけなのかもしれません。

お互いが深い関係であろうとして
相手を縛りつけようとすることではなく

自分のことをどう思われようが
裏切られようが
期待外れであろうが

自分ができることは
相手を信じ切ること。

そう言われています。

深い関係になれないと悩んでいる人は
深い関係になれないというよりは

相手を信じられないだけなんです。

そしてなぜ相手を信じられないか。

それは
自分を信じられないからです。

つまり
人と深い関係になれないと
悩んでいると思っている人の
本当の悩みは

自分を信じられていない

ということなんです。

今一度
自分の人間関係を
見直してみるのも
いいかもしれませんね😌

サポートしていただけると相当喜びます😭