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「死にたい」と言われた時の対処法

今朝、また信じられないニュースが
報じられました。

女優の神田沙也加さんが
昨日、亡くなられたそうです。
警察は自殺の可能性もあるとみて
調べているようですが

もし自殺だったとして
防げる方法はなかったものかな〜と
思ったりします。

死にたくないと思いながら
亡くなる人も辛いですが
死にたいと思いながら
亡くなられる方の辛さも
知ってた方が良いと思うんですよね。


そしてそういう人がもし周りにいたとして

どうやって助けて助けたら良いのか
どうやって支えたら良いのか

よくわからないという人が
たくさんいると思います。

そこで今日は
過去の記事
死にたいと言われた時の対処法
をリメイクして
今日の記事にしようと思います。

この記事は
私の過去600作近い中でも
1.2位を争うぐらい
みなさんに見て頂いている記事なので

多少は有益なことを
書けているということかもしれません。


他人を救うことと同時に
自分自身のメンタルにも
注意をしてほしいなと
思いながら書いてますので
是非読んでいって頂けると
嬉しい限りです。


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死にたいと言われた時の対処法って言うと
あしらってるような感じがして
若干違和感があるんですが
実際目の前にいる人が
「死にたい」とか「消えてしまいたい」
と言われた時ってちょっと焦りますよね。

私も精神科看護師の仕事を始めたとき
患者さんから「死にたい」想いを
打ち明けられたときに
何を言えば良いのか迷った記憶があります。


◯「死にたい」は「生きたい」ということ


当たり前ですが
本当に死にたくて
死ねることに喜びを
心から感じているのであれば
相談などせずにどんな方法でも
その瞬間に死ねるわけです。

しかし

その前に「死にたい」と
あなたに打ち明けているということは
SOSを出しているということなので
生きたいけれど死んだ方がマシだ
という裏腹な想いがあるわけです。

つまり、「死にたい」という人は
「生きたい」
んですよね。

だけどこれ以上生きていても
辛いことしかない。
周りに迷惑をかけてしまうから
生きていたくない。
と考えてしまうんです。


◯生きるか死ぬかに焦点を当てない


目の前の相手が
死にたい気持ちを打ち明けたり
もしくは
「なぜ自殺してはいけないのか?」
と聞いてくると


「せっかく親が苦労して産んでくれたのに」
「辛くても死なずに頑張ってる人もいる」
「死んだら周りの人が悲しむよ」


など

死んではいけない!
生きるべきだ!

という正論で説き伏せようとしがちなんですが
そんな言葉は小さい時から学校などで習うし
あちこちで耳にしているので
死にたい人がその正論を
知らないわけではない
んですよ。

それを分かった上で話しているのです。

大事なのは
「なぜ死にたくなったのか」
という原因が必ずあるわけですから

そこに対する受容共感が必要です。

たとえそれが

「そんなことで死にたくなるの?」

と思うような内容でも
その人にとっては
一大事だったりします。

相手が抱える悩みが
死ぬに値するほどのことかどうかを考える事に
全く意味はないので
まずはしっかり相手の発言を聞く。

その場において
あなたの意見は
相手が求めてこない以上
必要ありません


相手の感情に寄り添う。

そして自分のことを受け止めてもらえているという
感覚を相手に与えることができれば
一瞬でもその辛い気持ちは和らげることができると
私は思います。



耳だけでなく
相手の様子をしっかり見て
感情の変化など相手の機微に注目して
聞くことができればなお良いですね。


◯未来に楽しいことや喜びがあるかどうか


問題はここからです。
死にたい気持ちを
受容、共感しても
常にあなたがその人と一緒に
行動しているわけではないでしょう。

その人が1人になったり
ネガティブな状況になると
また死にたくなってくると思います。

死にたい気持ちというのは根深いので
いきなり無くなるということはありません。

死にたいと思っている人の共通点として
日々の生活の中で
喜びや楽しいこと、期待するような出来事が
ない
んですね。

苦しいことに目を向けるのを
一度立ち止まって
楽しいことや興味が向くものはないのかを
考え直すことが大事。

人間誰しもネガティブになると
視野が狭くなるので
相手の話を傾聴した上で
見えにくくなっている
楽しかったことや、楽しみにしていることなど
ささやかなことでもいいので
そういうポジティブな出来事や時間に
目を向けるような提案が大事だと私は思います。


◯それでもまた死にたくなる人への提案


精神科の看護師の仕事は
患者さんに魚を与えるのではなく
魚の釣り方を教える仕事だと思っているので
その人自身がどうやって
死にたい気持ちを乗り越えられるかを
考えなければいけません。

私のお勧めは
日記です。
その日あった嬉しかったことを3つ書く日記です。
ポジティブ3行日記とも言いますが


・朝早く起きれた。
・ご飯が美味しかった。
・天気が良かった。
・店員さんが笑顔で接客してくれた。
・応援している野球チームが勝った。


などの
良かったと感じられた出来事を
3つ書くだけの日記です。

私も日記を書くようにしていますが
これを寝る1時間ほど前に
スマホの日記アプリに書いています。
(寝る前はスマホを見ないようにしているので)

こうすると日常に溢れている
何気ないことが幸せなことなんだなって
気づけるようになるし
ネガティブなことよりも
ポジティブなことに
関心が向くようになってくる
んですよね。

継続していくことで
効果を期待できると思います。

まず相手の話を否定したりすることなく
いったん聞きましょう。

そして感情に寄り添い
相手の話を耳で聞き、相手を目で見て
相手の存在を受け入れる。

そしてポジティブな出来事がなかったか
日記に残してみる提案を
最後にちょっとだけしてみましょう。

相手の話を聞くというのは
死にたい気持ちに限らず
経験が大いに役立ちますが
ある程度論理を知っていると
より相手のためになる
聞き役になれると思います😉

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