自分を責める傾向にある人の対処法

病院内で患者さんのお話を聞いたり
お話し聴きサービスで
皆さんの同じを伺っていると

結構自分に対して
厳しすぎる人が
多いんですよね。

・新しい仕事を教わったのに
　また同じ事を聞いてしまう自分が情けない。
・気が利く声かけができなくて
　落ち込んだ。
・家事を今日もサボってしまって
　主婦失格だ。

そうやって
自分を責める方が大勢いる。

そこで今日は
そういう自分に厳しいタイプの方々に対する
対処法というか
関わり方について
書いていこうと思います。

◯往々にして他人には優しい人が悩む

不思議なもので
自分だけでなく
他人にも厳しい人って
相談に来たことがない。

本音と建前が違うという場合もありますが
悩んで相談される方って

他人には優しい人が多いんですよね。

上記のような
自分に厳しい方に私は

「もしあなたの周りにいる人が
　遅刻をしたらなんと声をかけますか？」

と聞くと

「何かあったの？」
「昨日は寝れなかったの？」
「まぁそういうこともあるよ」

と
相手を否定しない声かけをする

という返事が多数です。

次に

「あなたは自分が遅刻した時　
　どう思いますか？」

と聴きます。

すると

「やってしまった」
「アラームをし忘れた自分を責める」
「気が緩んでいるかもしれない」
「またやってしまった」

などと思うだろうと返事されます。

次に

「周りの人が、教えた仕事内容を忘れたり
　気が利く声かけがなかったり
　家事を2日続けてサボってしまったとして
　何て声をかけますか？」

と聞くと

「全然教えてあげますね」
「気の利く声かけを他人がしなくても
　気にしないかもですね」
「多少家事しなくても誰も死なないですし…
　まぁそういうこともありますよね」

と優しい声かけを
してあげられる方ばかりです。

そうなんです。
他人にかけられる優しい声かけを
なぜこの世で1番大切な自分に
かけてあげないのでしょうか？

そして
自分が悩んでいたり
自分を責めていることを
他人が犯した時に
どう感じるか
どう声かけしてあげるか？

という視点を持つことで
客観的になれますし

自分の中から出てきた言葉だから
他人の慰め以上に
自分の心にスッと入ってくるんですよね。

◯競争社会が自分に厳しくさせているという背景

時々

「他人は成長させようとか思わなくても
　自分は自分自身を成長させなきゃいけないから
　厳しくなるのかもしれません」

という方がおられます。

確かに厳しい環境で
育ってきたり
成果を求められる環境にいた場合
自然と自分に厳しくしてしまうのも
わかります。

ですが
その場合は
自分を責めるのではなく
自分のやり方だけを改善すれば良い。

そこに感情は要りません。

淡々と

「教えてもらったことはメモしたり
　2週に3回以上はアウトプットして定着させよう」
「気の利く人となるべく一緒の時間を過ごして
　どんな声かけをしているのか真似してみるか」
「家事はパートナーや子供にも
　協力を頼んでみるか」

など
自分の存在を責める必要はなくて
ただやり方の改善を繰り返す。

もちろん失敗した瞬間は
自分で自分を嫌になることもあるでしょうし
多少引きずることもあるでしょう。

しかし知るべきなのは
自分はそんな完璧な人間でもなければ
完璧を求められている人間でもない
ということです。

完璧など自分に求めたらいけません。

自分で自分が嫌になること以上の
不幸はないと思います。

寝ても覚めても
ご飯を食べても歯を磨いても
自分が嫌だということですからね。

それだけは避けないといけない。

まず自分を責めたり
落ち込んでいる時

そんな他人がいた時に
なんと声かけするか？

と考えてみる。

そしてそれを
自分に対して声かけしてみる。

自分を大切に。

それだけは忘れない方が
楽に生きられるかもしれません😌

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