職場でメンタルを病む人が考えていること

久々にどストレートなタイトルだと思うんですが
改めて、メンタルを病む人って
物事をどのように捉えているか？

ということを共有したいと思います。

同じ出来事が起きたり
同じ環境にいたとしても
平気な人もいれば
ストレスフルになる人もいる。

その違いってたぶん
その考え方が原因じゃない？
というお話です。

数回ミスが続くと今後もずっとミスが続くと考える

医療の世界でよくあるのが
自分が勤務している時に
急変が続くと

そういうことを引きつける人
取り憑かれている人

そういうレッテルを貼りがちです。

もちろんシャレとして話す分には
全然いいと思うのですが

本当にお祓いに行ったり
一緒に夜勤する人から嫌がられてるんじゃないか？

と考えている人もいます。

でも医療の世界で働いているんですから
急変することなんて日常だし
急変する可能性が高いから
入院しているわけですよね。

何事もないことが保証されているなら
そもそも入院してないって話です。

そういう考え方をしている人は
世の中の全ての出来事は
運とシステムで起きていることを
知っておくといいでしょう。

人間は主観的な生き物なので
自分が働いている時に急変すると
「なんで自分が働いている時に急変が起きるんだ」
と考えがちですが
世の中の病院ではどこでも急変なんて起きているし
たまたまその急変が
自分が勤務中に起きただけという運だったこと。

そしてそういう急変する仕事を選んでいるという
構造を俯瞰して考える。

急変対応が苦手なら
急変がないような仕事を選べば良いだけ。

物事が起きた時に
原因を探りたがるのが人間だし

仕事のミスにしても
必ず原因を探そうとする。

確かに原因を探して
対策を打つことも大事なんですが

世の中には運が悪くて起きたミスなんて
ざらにあるわけです。

原因が必ず存在する
とか考えるから
自分を責める原因になってしまう。

起きた事故や失敗については
運やシステムによって
引き起こされたことを考え

システムに問題があれば
システムを修正していく。

急変した時に
常に冷静に対応できるスキルや
マインドを持っていれば
急変したってそんなにストレスじゃないと
考えられるかもしれませんしね。

人に頼ることはダメなことだと考える

医療という専門職の世界では
一回で全てを覚えろ！というよりも
ちょっとでも自信がなければ上司、先輩に確認すること！
という考え方があります。

一度習ったことをもう一度聞くなんて

「自分が物覚えの悪いダメな人間なんだ」

という先入観や潜在意識がある人がいるので

一度教わったことでも
「初めて教わりました」
と誤魔化してしまうことがある。

確かに何度も同じことを聞くな！
という先輩もいますし
10回も20回も同じ質問をすれば
怒られるでしょうけど
一度聞いたことを全て覚えて理解するなんて
曲芸です。

普通は無理です。
8割は覚えていたとしても
2割自信がなければ
自己判断で行動せず
残りの2割を確認する勇気も必要です。

また質問する以外にも
自分の意見や考え、判断を
しっかり上司に確認することも必須。

メンタルを病む人もそうですが
仕事ができない人ほど
自己判断で進めてしまう。

進捗状況を途中で上司に報告せず
完成させてから報告するので
結果大量にやり直しをする羽目になる。

結果として時間も作業工数も増える。

そしてそういう状況を引き起こした自分を責めたり
投げやりになってモチベーションも下がる。

だからちょこちょこ人を頼って確認してもらったり
助けてもらうことに慣れる必要があります。

他人の感情を判断しない

・私は仕事が遅いから
　周りに使えないやつだと思われてるに違いない。
・私は出世が遅れているから
　同期にバカにされているに違いない。
・簡単な仕事もろくにできない自分は
　転職しても通用しないと思われてるはずだ。

はっきり言っておきます。

人間は自分のことにしか興味はありません！

確かに他人に対して
レッテルを貼ることはあるのですが
他人も自分自身のことに
最も興味や意識を向けているので
そもそもそんなに他人の行動に
関心はないって話です。

だから上記の例のように
他人の考えを勝手に判断して
落ち込んでしまってることを
自覚した方が良いです。

加えて
実際に相手がどう思ってるかは
聞くまでわかりません。

それにきっかけ一つで
良い印象にも
悪い印象にもなる。

それぐらいうつろいやすく
いい加減なものだと知ることです。

たとえば
もしあなたの職場に苦手な人がいて
全力であなたを頼ってきたとします。
その後もしっかりあなたに対して
感謝をしてくれたとしたら
たったそれだけでも
印象はだいぶ変わるのではないですか？

それぐらい他人を見る目というのは
コロコロ変わりやすいのに
そんな大したことないことを
気にしてもしょうがないって話なんです。

もう不要な判断をすることを
減らしていきましょう。

私も仕事関係で悩み
落ち込んだ経験があるからこそ
今となっては
不毛な悩みだったなーと
思うことができます。

仕事なんて所詮仕事でしかなくって
いつ辞めたっていいんです。

仕事は目的ではなく手段です。
じゃあ目的は何か？

幸せに生きることじゃないですか？
そのための手段である仕事のせいで
不幸になるなんて矛盾してますよね。

そういう心構えで
これからも肩の力を抜いて
楽に生きていきましょう☺️