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気を遣わなくていいから!と言うほど気を遣われる

皆さんの周りにもいないでしょうか。

後輩や若い人に対して

「気を遣わなくていいから!」
「遠慮せんでいいから!」
「なんでも言ってくれていいから!」

と言う人。


冒頭から一つ
結論を言いますと

そういう人ほど
遠慮されるような
面倒臭い先輩に思われたくない
という思いから
上記のような発現をするんですけど

そういう人ほど
気を遣われる人だよね

という話をします。



◯気を遣わせない先輩ほど「遠慮するな!」とか言わない


「遠慮せんでいいよ!」
「気を遣わんでいいから!」

と言う人ほど
周りから遠慮されちゃう
傾向にある。


逆に
本当に気を遣わせない人ほど
「気を遣うなよ!」

とか言わないんです。


なぜなら
なんぼ言葉で伝えようとしても
無意味だと感覚的に
わかっているから
です。


さらに
後輩が遠慮してしまった時に
前者の先輩だと

「だから気を遣うなって言ってるじゃん!」
「何でも話せ!って言ってるだろ!」

と叱ったりする。

いやいや
だから気を遣うんですよ!

ってことなんですよね。

「気を遣うな!」

という命令をしている以上
上下関係や
力関係が強く出ちゃうし

周りが遠慮している状況でも

「俺は〝気を遣うな〟って言った!」

と言ってしまう。

気を遣うかどうかは
最終的には
相手が決めることで

気を遣いたい後輩もいるわけです。


私も親戚には
敬語なんですけど

「もう敬語やめていいぞ!」

と言われても
敬語を使いたくて使っているわけで

タメ口で話したいわけではないんです。

少し距離がある関係の方が
楽な人もいるわけなので。


話が逸れましたが
本当に優しい先輩ほど

「気を遣うな!」

とか言わずに
日頃の態度で
言いやすい空気を作ってあげられる

という話なんです。

もっと言えば
後輩が遠慮して
言いたいことを言えてない状況だった場合に

自分の行動や態度に
問題がなかったか?

と考えることができる。

「いやいや、俺だって
 後輩の相談に乗ってあげてるぞ!」
「後輩が頑張った時は
 ちゃんと褒めてるぞ!」

と思った方がいらっしゃるかもしれませんが

そういうナチュラルな
上から目線が
周りから距離を取られている原因だと
気づかないといけません。


役職など
社会的な立場上の
上下関係はあれど
人と人との付き合いにおいて

後輩だろうが
新人だろうが
ちゃんと1人の人として

尊重しなきゃいけません。


自分の方が先輩だから
優れている!
という思い上がりがあると
絶対に信頼されません。


◯懐の広い人に思われたいだけの先輩はバレる


気を遣わなくていいって!

という先輩って
そういう懐の広い先輩でいる自分を
見て!!

という思いが
透けて見えちゃうんですね。


本当に周りが
遠慮しなかったり
気を遣わなかったりすると

ちょっと嫌な顔をしたり
不貞腐れる雰囲気が
出ているんだと思います。


◯多少気を遣い合う関係の方が良好な関係


そして
そもそも大前提として
気を遣い合わない関係って
成り立たないと思うんですね。

職場の人と
完全に遠慮しない関係になると

お互いに甘えが生じて
だらけてしまう。

私は5年くらいお世話になってる先輩と
毎月のようにのみに行くのですが

先輩後輩の少しの緊張感は
絶対に消さないようにしています。

後輩らしさ
先輩らしさって
悪いことじゃないんですよね。

気を遣えるから
相手に優しさをギブすることができるし

先輩として
後輩に気を配っている感じも
凄くありがたい。

むしろ
遠慮ない先輩の方が居心地悪いですし

出会ったことないですが
遠慮しない後輩がいたら
それはそれでイライラしちゃうと思います。


緊張感が
お互いに甘えを生まず

でも
言わなきゃいけないことや
言いたいことは
言い方やタイミングに気をつけてれば
伝えることができますからね。

そして
そういう態度や普段の振る舞いが
相手にとって
居心地の良さを
生むことができます。

結果として良好な関係を
築くことができます。


何でも言っていいからな!
無礼講でいいから!

という言葉ではなく
普段の自分の振る舞いを振り返ってみて
良好な関係を築く為に
自分がどうすべきか?

と考えられる人であれば
きっと人が離れていかない
人生を送れると思います😌

サポートしていただけると相当喜びます😭