小説『道』 ５：光

　うたうのがすき。
　おうちのからおけでうたうよ。
　このまえひゃくてんとったんだ。
　
　でかけるときにくるまできくうたもすき。
　しらないうたもあるけど、たのしいよ。
　でも、おにいちゃんがこわいてーぷもながすんだ。
　こわいからみみをぎゅってしてがまんする。
　
　といれもおふろもこわい。
　だれもいないよね？。
　
　えをかくのもすき。
　このまえもほめられたよ。
　
　しをかくのもすき。
　いろんなことばがでてくるよ。

　てをつなぐのもすき。
　ぎゅってするとうれしいしたのしいよ。

　ごはんもすき、おかしもすき。
　めんもすきだし、ちょこれーともけーきもすき。

　げーむもすき。
　うまくできないからおにいちゃんがやっているのをみてるんだ。
　
　おそとであそぶのもすき。
　おにいちゃんについていくけど、おそいからいつもおいてかれちゃう。

　はしるのもすき。
　うんどうかいはまんとをつけてあんぱんまんになったよ。

　わんちゃんもねこちゃんもすき。
　おめめがくりくりしててかわいいね。

　りょこうもすき。
　このあいだはうみにもやまにもいったよ。

　おじいちゃんにかってもらったじゅずもすき。
　おれんじとみどりですごくかわいいの。

　みんなだいすき。
　たのしくてぽかぽかする。

　ぎゅっと本を抱き締めた。
　この世界を大切にしたい。
　ずっとずっと大切にしていきたい。

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