小麦粉(グルテン)の良いとこ悪いとこ(2022.8.29)
今回は小麦のメリットとデメリットをまとめたいと思います。
基本情報
小麦粉(薄力粉)100gあたり
(日本食品標準成分表2020年版(八訂)参照)
カロリー 349kcal
糖質 74.1g
タンパク質 8.3g
脂質 1.5g
食物繊維 2.5g
GI値 59
小麦粉はさまざまな食べ物に加工され、主に主食として日常的に食べられている食材です。
主な食べ物としては、
・パン
・パスタ
・うどん
・ラーメン
・蕎麦
・ナン
・ピザ
などがあります。
薄力粉、中力粉、強力粉、全粒粉などさまざまな形で加工されますが、今回は薄力粉として成分表示をさせていただきました。
メリット
・美味しい
色々調べてみましたが、あえて小麦粉を摂取する健康的なメリットは見当たりませんでした。
ですが、小麦粉を使用した食べ物はとても美味しいので、十分メリットと言えるのではないでしょうか。
健康とは関係ありませんが。
デメリット
・腸内環境が悪化する人がいる
グルテンアレルギー(セリアック病含む)やグルテン不耐症、腸壁のバリア機能が弱い人(リーキーガット)がグルテンを摂ると、リーキーガットが悪化したり、悪い腸内細菌が増えたりします。
・グルテンに弱い人の症状
グルテンに弱い人がグルテンを摂るとどうい
った症状が出るかまとめました。
・アレルギーの悪化(アトピー性皮膚炎、花粉症等)
・喘息
・肌荒れ
・糖尿病
・うつ病
・慢性炎症
その他
・グルテンアレルギーや腸壁のバリア機能が弱い人(リーキーガット)でなければ、グルテンを摂ったとしても特に悪影響はない。
・グルテンで悪影響があるかどうかを調べるには、
3〜6週間ほど完全にグルテンフリーの生活をして、上記のデメリットが改善されるかを確認する。
その後、1日だけ食べてみてその2日後までに症状が再発しなければ食べても問題ない人だと判定できます。
・グルテンフリーと表記されている市販の食べ物は、加工の段階に工場などでグルテンが混入している可能性もあるので、しっかり確かめたい時には自炊をして間違いなく混入しないように気をつけた方が良いと思います。(日本にはグルテンに関する基準がないので)
まとめ
小麦粉(グルテン)についてまとめてみました。結論としては、あえて小麦粉を食べる健康的なメリットはないというところですね。
ただ、デメリットのほとんどがリーキーガットや悪い腸内細菌の増加などの、腸内環境の悪化によるものてあり、それも元々グルテンに弱い人でなければ特に影響はないので、グルテンに弱くないとハッキリさせられれば何も問題ないと思います。
要するに、健康的な人がグルテンフリーを意識する必要はないが、積極的に摂取する意味もないということかと思います。
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