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2021年に読んだ本108冊のまとめ

あけましておめでとうございます。
2022年一個目の記事です。

2020年の年末ぐらいから読んだ本の感想をnoteの記事に書くようになりまして、2021年に入ってからも一年間続けてまいりました。
2022年もそれは続けていこうと思いますが、新年になったので去年一年間に読んだ本のことをまとめておきたいと思います。

まとめるって何をすればいいんでしょうね。
考え無しに書き始めてますが。



まず2021年の一年間で読んだ本の冊数は108冊でした。
100冊以上読めたんですね。
一応目標としていた数なので超えられてよかったなと思います。

僕としてはかなり凄い冊数です。
なにせ僕はそこまでの読書家ではなく、以前までは1年間に読む本は15冊ぐらいでした。
ななめ読みとかもしないので普通に読むスピードは遅いし、そもそも早く読もうとする意識がないし、よく音読したりするので余計に時間はかかっていると思います。

読書時間が増えたからというのも理由の一つですが、それ以上に大きいのは、読む本の種類を増やしたことです。
2019年あたりまでは、本は小説しか読んでいませんでした。
それもエンタメ系のものばかりです。
ビジネス書とか学術書とかエッセイとか、そういう知識や教養を得られることが主体となるような本をほとんど読みませんでした。
小説家さんが創作した物語を読むことの方が好きだったんですね。
というかほとんど食わず嫌いだったんですけど。

物語の中から学習することだってできるし、勉強というものも好きではないので、小説以外の本を楽しめるとは思っていなかったんですね。
でも30代になってようやく、知識や教養を得ることの楽しさがわかるようになってきて、そして自分が無知であることに焦りも感じてきて、小説以外の本にも広く手を伸ばし始めたのでした。

自己啓発本とか恋愛指南本とか心理学の本とか健康本とか資産運用の本とか色々読みました。
それぞれそれなりに面白いのですが、やはり自分の興味のあることに関する本の方が読んでいて楽しいので、色んな本を読むと自分が何に興味を持っているのかがわかる、という側面もある気がします。

図解が多くて1日で読めちゃうような本もあって、だから読む本の冊数なんてどうでもいいんだな、と思うようにもなりました。
年間何百冊読んでる、みたいな人って凄いと思ってましたけど、まあ早く読める本を選べばそれくらいはいけるんだなぁとわかりました。



108冊の本のジャンルを調べてみました。
小説が22冊でした。
そのうち近代文学が10冊でした。
ミステリーが8冊でした。
コミックエッセイが15冊でした。
新書は9冊でした。
中野信子さんの本9冊でした。
お金に関する本8冊でした。
美術に関する本4冊でした。
健康に関する本10冊でした。
被っていたりどれにも当てはまらないものもあるので合計で108になるやつじゃないです。
数え間違いもあると思うので大体の数です。

小説は22冊も読んでいたんですね。
以前まで小説しか読まなくて、年間15冊ぐらいしか読まなかったので、小説以外の本も読み始めたことによって読んだ小説の冊数も増えたことになります。
なんか勢い付いたんでしょうね。

あと太宰治や芥川龍之介や谷崎潤一郎などの近代文学を読み始めたこともあるかもしれません。
それも新しく読み始めた分野で、それまでは現代ミステリーなどのエンタメ系しか読んでいませんでした。
近代文学の中でも選んで読んでいるのは比較的短めの短編集などなので、それが読んだ小説の多さにつながっているのかも知れません。

お金の本、健康の本、美術の本、あと心理学や脳科学の本などは、自分の興味がある分野なので多く読みました。
読めば読むほどもっと知りたくなるし、持続して読んでいけばもっと知識が深まったり広まったりすると思うので、今後も読んでいこうと思います。
色んな本を数多く読む、という目標で取り組んだ読書生活の中で、やはり自然と選ぶ本のジャンルには偏りが生まれ、自分はこういうことに興味を持つのだな、ということが発見できる体験でもありました。

まだまだ知らずに手を出していないジャンルもあるし、知ってはいるけど多分ハマらないな、と思い込んじゃってる分野の本もあるかもしれません。
今年の読書ではそういうものを開拓していく楽しさも感じられたらと思います。

僕は2022年1月に、FP検定3級の試験を受けてきました。
ついこの間です。
正式な合否の結果は3月に届くのですが、自己採点では概ね合格だねという感じでした。
やったー。

FPは主にお金に関する知識を問う検定です。
3級は一般常識レベルで、合格率は70〜80%ぐらいみたいですので、案外気軽に受けられる検定でした。
これを受けようと思ったのも、お金に関する本を読んで興味を持ったからです。
一年前は、まさか自分が一年後にFP検定を受けるなんて全く思っていませんでした。
ファイナンシャルプランナーという職業がなんなのかさえ知りませんでした。
それは今でもよくわからないけど。

読書は自分が何に興味を持っているかを知れるし、それによって得た知識を生活に活かして変われるんだなぁいうことを実感しました。
来年の今頃はまた全然違うものに興味を持って、その分野の資格とかを持っているのかも知れません。



では最後に、108冊読んだ本の中から特にオススメなものを紹介したいと思います。
思いつく限り並べていきます。

ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ
去年読んだ1冊目の本。
この小説が1冊目だったことで2021年の読書生活が豊かなものになった気がする。
今まで読んだ海外ミステリーでトップクラス。

脳科学から見た「祈り」』中野信子
初めて読んだ脳科学者・中野信子さんの本。
この本からハマって中野さんの著作を9冊読んだ。
利他行動がもたらす自分自身への良い効果について書かれた本。

あしたの星占い』石井ゆかり
占星術師の石井ゆかりさんの本。
優しい語り口で、星占いの基本を教授してくれる。
占いは基本は信じないけど、これ読んで興味はかなり湧いた。

誰も教えてくれないお金の話』うだひろえ
コミカルで親しみやすい漫画で、大事なことを学べる一冊。
お金についての知識を得るにはこれ一冊読んでおけば充分なんじゃないかと思う。
漫画だけど解説が細かく丁寧だし、面白く読めるのでとてもオススメ。

小説家になって億を稼ごう』松岡圭祐
新しいタイプの小説家指南書。
小説の書き方や出版業界の話をとても具体的に知れる。
本好きの人はとても面白く読めると思う。

痴人の愛』谷崎潤一郎
読みやすくてとても面白い。
天真爛漫で魅惑的な美少女に振り回される男の話。
この時代の恋愛文学作品でこんなに楽しめるとは思わなかった。

コンビニ人間』村田沙耶香
とても面白かった。
笑えるし考えさせられる。
普通って一体なんなのか。

地獄変・偸盗』芥川龍之介
芥川がこんなに面白いとは思わなかった。
描写がとにかくかっこいい。
文章のイケメンってあるんだなぁと知った。

夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル
ユダヤ人強制収容施設から生還した著者による手記。
被収容者や監視員の心理を学問的に説く。
物語としても学術書としても非常に優れた奇跡的な一冊。

孤独の価値』森博嗣
ミステリィ作家の森博嗣さんの新書。
孤独は決して悪いことではないとする主張。
これだけ説得力のある方に言われると素直に励まされる。

さて、これくらいにしておきましょうかね。
狙ったわけじゃないけどちょうど10冊でキリが良いですね。
面白かった本は他にもたくさんあります。
詳しい感想はそれぞれ読んだ時に書いた感想の記事を読んでいただければ。



去年は100冊以上読めましたが今年はそんなにいかないと思います。
今年に入ってもう1ヶ月経ちそうですが、まだ一冊も読んでないですし。
たくさん本を読みたいとは思っていますが、別に数字にこだわりはないので去年より多く読むとか、何冊以上読む、とかは考えてないです。

自分で読める範囲で、色々興味を持って、色々な本を読んでいければいいなと思います。
そして感想をnoteに書いて、良い本を紹介していければいいなと思います。
今年もよろしくお願いします。

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