減塩の必要性と弊害についての再考
賛否あると思いますが、私は天然塩をよく採ります。最近は減塩を意識されている方も多いですが。
天然塩は、塩化ナトリウムだけでなくカリウムやマグネシウムといったミネラルを含んでおり、これらは体の健康を維持する上で重要な役割を担います。このため、天然塩の適切な使用は、体内のミネラルバランスを保ちながら塩分摂取の質を高めることができます。
対照的に、精製塩は主に塩化ナトリウムのみを含んでおり、体内のミネラルバランスを崩す可能性があります。
健康な食生活を送るためには、天然塩のような質の高い塩を適量使用することが推奨されます。栄養指導においても、個々の健康状態に合わせた指導が重要であり、全員に一律の減塩を推奨するのではなく、個人のニーズに応じて塩分摂取量を適切に調整することが効果的であると思われます。
これにより、過度な減塩によるミネラル不足や健康リスクを避けつつ、生活の質を向上させることが可能です。天然塩の利用は、健康維持と生活の質の向上のための合理的な選択の1つと言えると思います。
以下、参照
近年、高血圧などの生活習慣病の予防として「減塩」が推奨されていますが、塩分摂取を極端に制限することの健康への影響は一概に良いとは言えないかもしれません。1日の推奨塩分摂取量が10g未満とされていますが、この数字が科学的な裏付けに基づいているわけではないという指摘があります。
減塩の疑問点
1988年、アメリカの研究では、食塩摂取量と高血圧の発症率には直接的な関係が見られない、もしくは非常に弱いとの結果が出ています。さらに、塩分を過度に制限することで、血圧を上げるホルモンが分泌されるといった逆効果が生じる可能性があります。
ミネラル不足のリスク
塩分はナトリウムだけでなく、カルシウム、マグネシウム、亜鉛など、体内で重要な役割を果たす多くのミネラルを含んでいます。これらミネラルは新陳代謝や基礎代謝など、体の多くの化学反応に必要不可欠です。過度の減塩はこれらのミネラルが不足し、体の機能が低下する可能性があるとされています。
天然塩の推奨
精製塩と比較して、天然塩はカリウムなど他のミネラルもバランスよく含まれています。これにより、体内のミネラルバランスが保たれやすく、精製塩の使用によって引き起こされる可能性のあるミネラル不均衡を避けることができます。また、医療現場で使われる点滴などでも、塩化ナトリウムが使用されている事実からも、その重要性がうかがえます。
日常生活での塩分摂取に関しては、無闇に減塩を推進するのではなく、天然塩を適量使うことで、味の向上と健康の維持が可能です。食塩の質にこだわり、体内のミネラルバランスを考慮した食生活を心掛けることが望ましいでしょう。全体的に、減塩の推奨は個人の健康状態に応じて柔軟に調整されるべきです。
EM生活
塩を控えすぎていませんか? ~予防医学から見る、減塩の弊害~
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