年間5万人以上の命を奪う大腸がん、そのリスクと予防策
日本国内でのがん患者やがん死亡者は年々増加していますが、特に深刻化しているのが大腸がんです。厚生労働省のデータによれば、2020年にがんで亡くなった37万人以上のうち、男性の大腸がんによる死亡順位は3位、女性では1位となっており、年間5万人以上が大腸がんで命を落としています。この傾向は高齢化や食生活の欧米化が進んだことが一因と考えられますが、特に日本の大腸がん検診制度が不十分であることも関与しているかもしれません。さらに、世界的にも大腸がんの発症年齢が若年化しているという点も